カーライフ
更新日:2019.09.06 / 掲載日:2019.09.06
運転免許の取り方の種類とおすすめの取得方法とは?

グーネット編集チーム
クルマを運転できれば、ドライブや旅行を楽しんだり、通勤や買い物への移動に活用できるなど、日常生活で大いに役立ちます。そのため、運転免許を取得したいと考える方も多いでしょう。一般的に運転免許を取得する際には、教習所に通って運転免許を取得するというイメージがありますが、教習所に通う以外にもいくつかの方法が存在します。
今回は、運転免許を取得する際に、具体的にどのような取り方があり、どのような流れで行動していけば良いのかのほか、おすすめの取得方法などについて解説します。
運転免許を取得するにはどんな取り方・方法があるのか
運転免許を取得するための方法には、以下のようなものがあります。
・教習所に通って運転免許を取得する
・合宿免許で運転免許を取得する
・一発試験で運転免許を取得する
それぞれの概要や費用の目安、気になるメリット・デメリットを解説します。
教習所に通って運転免許を取得する
運転免許を取得するための方法として、もっとも一般的なのが「教習所に通って運転免許を取得する」方法です。数ある教習所の中から自分に合った教習所を選び、運転免許を取得するために必要な知識・技術を学ぶ方法となります。
教習所に通って運転免許を取得するのに必要な期間は平均2~3ヶ月ほどとなっています。1ヶ月程度の短期間で運転免許を取得する方もいますが、この場合、スケジュール調整が鍵となります。
また、費用の相場は24万円~30万円ほどとなりますが、同じく教習所に通って運転免許を取得するにしても、選ぶ教習所によって費用の差が大きいので、事前にしっかりとリサーチしておきましょう。
メリットとしては、他の取得方法と比べて比較的長い時間をかけてしっかりと学べるという点が挙げられます。学科の知識や運転技術など、不安なことがあれば、講習期間内にしっかりと復習をした上で、自信を積み重ねていけるでしょう。また、合宿免許と比べて1日当たりの拘束時間が短いことから「学校に通いながら」「仕事をしながら」でも、教習所に通うことができます。
一方デメリットは、他の取得方法に比べて運転免許の取得に時間がかかるということです。「できるだけ早く運転免許が欲しい!」という方は、教習所に通って運転免許を取得するのはあまり向いていないと言わざるを得ないでしょう。
合宿免許で運転免許を取得する
合宿免許は、教習所に泊りがけで出向き、運転免許を取得する方法です。
合宿免許で運転免許の取得のために必要な期間は、教習所に通って運転免許を取得する場合と比べて短く、2・3週間程度となっています。教習所を卒業後、運転免許センター(運転免許試験場)の試験に合格することで、運転免許を取得することができます。
費用についても、教習所に通って運転免許を取得する場合に比べ、比較的に安価に設定されている場合が多いです。ただし、教習所のある地域や宿泊する施設、食事などその他サービスの内容によって、20万円~30万円と大きく費用が異なります。例えば、教習所によっては、安い土地を選んで教習所を作ったり、合宿免許プラン中心で回転率を高めたりすることにより、低価格の合宿免許の取得プランを実現する教習所もあるので、合宿免許で運転免許を取得する場合も、事前にしっかりとリサーチしておくことが大切です。
合宿免許で運転免許を取得するメリットとしては、教習所に通う場合と比較して、短期間で免許取得を目指せることや取得までの費用が安いことが挙げられます。「○○の時期までに運転免許を取得したい」という明確な目標が決まっている場合や、「通学よりも安く運転免許を取得したい」という場合におすすめの方法となっています。
一方でデメリットは、泊まり込みでの運転免許の取得になるのでその期間は拘束されるということです。
また卒業までの期間がシビアに定められること、合宿地まで移動する手間が発生することなどが挙げられます。特に一定期間拘束されるという点については、社会人など、立場によっては対応が難しいケースも多いことでしょう。
一発試験で運転免許を取得する
運転免許を取得するためには、「絶対に教習所に通わなければならない」ということではありません。教習所に通わずに運転免許取得を目指す方法の一つが、一発試験となります。
教習所であれば、講義を受けることで勉強をすることができますが、一発試験の場合、独学となります。また、教習所に通って運転免許を取得する場合一部の試験が免除されますが、一発試験の場合は試験が免除されないのですべて実力で突破することが求められます。
一発試験で運転免許を取得するメリットは、教習所に支払う費用をそのまま節約できるという点です。費用をおさえた運転免許の取得を考えた場合、一発試験で免許を取得するのが、もっとも費用をおさえられる方法となります。
デメリットはやはり、「独学ですべて学ぶ必要がある」ということです。学科についても運転技術についても、自分の力でしっかりと身につけなければいけません。通学などは分からない点があれば講師陣に聞くこともできますが、独学ではそうもいきません。そのため、ほかの方法と比較すると合格率は低いです。
教習所・合宿免許を利用した場合の、運転免許の取得方法・流れ
教習所に通う方法・合宿免許を利用する方法においては、試験に挑戦する前に、以下のステップをクリアすることになります。
運転免許を取得するまでの具体的な流れは、以下の通りです。
1.教習所のリサーチ
2.入校手続き
3.オリエンテーション・適性検査
4.第一段階学科教習・技能教習
5.終了検定・仮免学科試験
6.仮免許交付
7.第二段階学科教習・技能教習
8.卒業技能検定
9.免許センターにて学科試験・適性試験
10.運転免許証の交付
教習所に通う形と合宿免許で、この流れに大きな違いは存在しません。
合宿免許の場合は、教習を短期間に詰め込むことで、2週間程度の間に2~8までのステップをクリアすることになります。
一発試験を利用した場合の、運転免許の取り方・流れ
次は、一発試験を利用した場合の流れについて解説します。
1.免許センターにて適正試験
2.仮免学科試験
3.仮免技能試験
4.仮免許交付
5.特定講習の受講
6.路上練習
7.適性試験
8.本免学科試験
9.本免技能試験
10.取得時講習(ただし特定講習を受けた人は不要)
11.運転免許交付
一発試験における流れは、いたってシンプルなものです。仮免許から本免許へと、一つずつ試験を突破していくイメージとなります。講習や練習など、法律で定められているポイントを、確実にクリアすることが大切です。
高校生や大学生におすすめの運転免許の取り方
学生のうちに運転免許の取得を目指すなら、合宿免許を選択するのがおすすめです。夏休みや春休みなど、長期休暇を利用すれば、集中的に参加することができます。普通に教習所に通う場合と比較して、10万円程度費用を安くできる可能性がありますし、また短期間で運転免許を取得することができます。
ただし、学生が合宿免許に参加できる時期はある程度限られており、参加者が集中しやすいという特徴があります。「安い」「便利」「施設が新しい」「サービスが充実している」など、人気のプランを提供しているところから埋まってしまうので、早めの行動を起こすことが大切です。費用や場所、提供サービスなど、あらゆる面から満足できる合宿免許プランを探してみてください。
社会人におすすめの運転免許の取り方

グーネット編集チーム
社会人の場合は、学生と違い長期の休みを取ることが難しくなるため、合宿免許で運転免許を取得するのは難しいと考えられます。また、合格率から鑑みると一発試験での運転免許の取得が難しいと言わざるを得ないことから、社会人の場合は通常の通学プランを選択するのがおすすめです。
通学プランであれば、仕事が終わった後や仕事が休みの日を中心に学習を進めていくことができるので、仕事と通学を両立することが可能です。また、教習所によっては、通常の取得コースに加えて、短期取得コースを設けている教習所もあります。合宿免許と比べると、取得までの日数はかかりますが、限られたスケジュールの中で急いで運転免許を取得したい方は、こうしたプランを活用してみる、また「平日は教習所に通うのが難しい」という場合には、土日コースを開講している教習所を選んでみてください。無理なく免許取得を目指せます。
まとめ
運転免許を取得するための方法は、一つだけではありません。だからこそ、自分の希望や条件に合う方法を選択するのが一番です。
「費用の安さ」や「運転免許取得までの期間の短さ」に注目すると、一発試験の魅力が高まるかもしれませんが、現実には、一発試験で合格することはかなり難易度が高くなってしまいます。合宿免許や普通の教習所通学であれば、ある程度費用や時間がかかるものの、プロの指導員の元で指導を受けることで、しっかりと運転免許の取得を目指していけることでしょう。