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更新日:2019.10.21 / 掲載日:2019.10.21
引っ越し時の運転免許証の変更方法

グーネット編集チーム
引っ越しや結婚の際に見落としがちなのが、運転免許証の住所変更です。
住所変更手続きを行わなくても、運転免許自体は有効ですが、変更しないと罰金やさまざまな問題が生じることもあります。運転免許証を身分証明書として使う方も多いため、記載されている情報は常に正確なものにしておく必要があります。
今回は、引っ越しの際に運転免許証を変更する方法についてご紹介します。
運転免許証の住所変更手続きを行う場所は?
運転免許所の更新は、引っ越し先の地域を管轄する警察署または免許センターで手続きができます。
警察署・免許センターともに、受付曜日・時間は地域によってそれぞれ異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。
運転免許証の住所変更はどれくらい時間がかかる?
運転免許証の住所変更にかかる時間は、警察署で行うか免許センターで行うかということや混雑状況にもよっても変わります。
たとえば警察署の場合、早ければ10分程度、長くても1時間程度を見込むと良いでしょう。一方、免許センターの場合は警察署よりも混雑している場合が多く、早ければ30分程度、長いと2時間はかかる可能性があります。
このように所要時間は混雑状況によるので、引っ越しシーズンなどでは時間に余裕を持って手続きに出かけるようにしましょう。
住所更新の窓口が混雑しているタイミング
場所によって異なりますが、免許センターでは月曜日?金曜日と日曜日(祝日を除く)に免許更新業務を行っているところもあります。その中でも日曜の午前中は混雑が予想されます。
警察署の場合は、平日にのみ免許更新業務を行っているところがほとんどで、職場の休憩時間に手続きをしようと考える人が多いため、昼頃が混雑しやすいようです。
また、警察署・免許センターともに、年末年始や夏季休暇などの長期休暇のときも混雑が予想されます。
住所更新の窓口が空いているタイミング
上記で説明した通り、免許センターでは日曜日の午前中は混雑が予想されるため、日曜日の午後、または平日に更新を行ったほうが比較的空いているところが多いでしょう。
また、警察署・免許センターともに、休暇シーズンが終わったあとなども狙い目です。
時間帯は、どちらも営業開始直後の時間や夕方あたりが比較的空いています。
運転免許証の住所変更に必要な書類は?
運転免許証の住所変更をする際には、必要な書類があります。必要な書類は本人が手続きを行う場合と、代理人が手続きを行う場合で異なります。手続きに行く前に必要な書類を確認しましょう。
本人が運転免許証の住所変更手続きを行う場合
住所変更に必要なものは基本的にこの3点です。
・運転免許記載事項変更届(各窓口にあり)
・運転免許証
・新しい住所を証明するもの
新しい住所を証明するものとして、住民票の原本・新住所が記載されている健康保険証・社員証・学生証など公に認められているものを原本で持って行ってください。(コピー不可)
<同じ都道府県での住所変更を行う場合>
上記で説明した基本となる準備物3点に加え、印鑑(認印でも可)が必要となる場合がほとんどです。
この場合、変更手続きに時間がかかりすぎることはなく、比較的スムーズに行えます。
<違う都道府県から転入による住所変更を行う場合>
他都道府県からの転入による住所変更の場合は、県によって異なります。
ほとんどの県では上記で説明した4点の準備物で良いのですが、都道府県によっては追加で、6ヶ月以内に撮影した申請用写真1枚(カラーまたは白黒、縦3cm×横2.4cm)が必要となる場合があります。
他県からの移動による手続きを行う都道府県の警察署または免許センターで確認してください。
運転免許証の住所変更と合わせて、本籍や名前の変更がある場合
本籍・名前に変更がある場合は、運転免許証に加え、本籍地記載の住民票1通、外国人の方は外国人登録証明書、登録原票記載事項証明書などが必要となることが多いでしょう。
代理人が運転免許証の住所変更手続きを行う場合
原則としては本人が変更手続きを行うことが前提です。
代理人が申請する場合は親族のみが対象となるケースが多いようです。
都道府県によって必要書類が異なりますが、運転免許証や新しい住所の確認書類などに加え、代理人の身分証明証が必要となる場合がほとんどです。
詳しくは各県の警察署のホームページ等でご確認ください。
運転免許証の住所変更をしないとどうなる?

グーネット編集チーム
住所変更は現地に行って手続きを行う必要があるため、面倒に思う人もいるかもしれません。
しかし、住所変更を行わなければ、さまざまな問題が生じる可能性があります。
罰金などを受ける可能性はあるのか?
住所変更があったにも関わらず届け出がなかった場合には、道路交通法第94条第一項違反により2万円以下の罰金または科料に処すると定められています。
届け出を行わないことは反則行為となり、罰金が発生するので注意しましょう。
免許更新の通知がこない
運転免許の更新通知は、更新が必要となる時期に免許証に登録されている住所へ郵送されます。
ただし、引っ越し後住所の変更手続きを行っていない場合は、引っ越し前の住所に送付されてしまうため、免許更新の通知を受け取ることができません。
それにより、運転免許の更新タイミングに気づく機会が減り、運転免許の更新を逃すことで失効につながることも考えられます。
運転免許証で現住所の証明ができなくなる
運転免許証は、顔写真付きの本人確認書類として多く利用されています。
利用先によっては、住所変更されていなくても本人確認書類として利用できますが、現住所の証明書類としては利用できない場合があります。
その場合、別途現住所を確認できる書類が必要になったり、運転免許証の住所変更後でないと手続きができなかったりと、各種申請にも影響を及ぼしてしまうことを覚えておきましょう。
まとめ
住所変更を行わないまま放置していると、罰金を科せられるケースや現住所の証明として提示できないなど、不便を感じることがあります。また、更新自体の通知が来なくなるなど、運転免許証そのものに影響が出て、後々面倒なことになってしまう可能性もあります。
住所に変更がありましたら、なるべく早めに手続きを行うようにしましょう。