カーライフ
更新日:2019.11.28 / 掲載日:2019.11.28
納車後にお祓いを受ける理由とは?お祓いの流れや持参物を紹介!
グーネット編集チーム
「車祓い(くるまばらい)」という言葉を聞いたことはありますか?
言葉としては聞き覚えがあっても、どのような内容なのか、そしてなぜ車祓いがおこなわれるのかまではご存じない方も多いようです。車祓いは、主に神社で神様に交通安全を祈願することです。
今回は、車祓いについて理解していただき、実際に車祓いをする際の注意点や持参するものに関してお伝えします。
車祓い(くるまばらい)とは
車祓いとは、主に神社で行われる、交通安全を祈願し、車とドライバーが受けるお祓いのことを指します。
一般的なお祓い内容の流れは、神社まで車で向かい、係の方の誘導で、神社にある専用駐車場に駐車します。祈祷の受け付けをして控殿で待機し、巫女の方の案内で本殿内に入り、祈祷を受ける方が大麻(おおぬさ)でお祓いを受けます。
神主の方が本殿上の方に進み、参拝者の名前、住所を記入した祝詞を奏上し交通安全を祈願します。その際、巫女の方が神楽を奏上することがあります。
その後、各参拝者に玉串が渡され祈ります。続いて授与品であるお守りが渡され、車のある場所まで移動して車のお祓いをするというのが一般的な車祓いの流れとなっています。
なぜ車のお祓いを受けるの?
車祓いは、車を購入したタイミングや、事故を起こしてしまった場合に必ずやらなければならないということではありません。そのため、何十年も車を運転しながら、一度もお祓いをしたことがない方もたくさんいます。
では、なぜお祓いを受けるのでしょうか?
いくら気を付けていても、いつ交通事故に巻き込まれるかは誰にもわかりません。お祓いをして神頼みで事故を防ぎたいという心理は自然なことです。
「お祓いをしたから大丈夫のはず」という安心感が、車祓い最大の魅力だと考えられます。
安心感が生まれることにより、ゆとりを持って運転することができ、安全への意識が高まって無事故につながる可能性も期待できます。まだお祓いをしていないのであれば、一度は車祓いをしておくのもいいでしょう。
車のお祓いに行くタイミングは?持参物は?
グーネット編集チーム
車祓いをおこなうタイミングに決まりはありません。早めに不安を取り除きたいということなら、納車してからあまり時間をおかずにお祓いをしてもらうのがおすすめです。
車祓いを行うタイミングは?
一般的には、納車から2週間以内におこなう方が多いようです。ただし、年末年始や七五三など、神社が混雑するシーズンは避けるか、事前に神社に確認してから訪問した方がいいでしょう。
予約不要で随時受け付けをしている神社もありますが、神社によっては、祈祷の時間が決められている場合もあります。下調べせずに行ってお祓いできないケースも考えられますので、前もって調べてから行った方が良いでしょう。
車祓いの際に持参するものは?
持参するものは、初穂料(祈祷料)と車検証、お祓いの対象となる車です。
祈祷料は、のし袋か封筒に入れて支払います。紅白の蝶結びの水引が付いているのし袋でもいいですし、水引が印刷されているのし袋でもかまいません。どうしても準備できない場合、白封筒でも問題ないです。
祈祷料を入れる封筒の表書きは、上部分に「御初穂料」と書き、その下に氏名を記入します。お札は、人物が描かれている面を封筒の表にくるように入れるのが正しい入れ方です。縁起を担ぐお祓いなので、可能であれば新札を入れると良いです。内袋がある場合、内袋に金額を記入、ない場合はのし袋の裏に金額を記入します。
まとめ
残念ながら、車祓いを受けたからといって、事故が起きないわけではありません。しかし、お祓いで気持ちが引き締まり、安全への意識がさらに高まることは期待できます。
大切なのは、車祓いをきっかけに新たな気持ちで安全運転に努めることです。
車祓いをしたことがない方は、当日でも受け付けをしている神社もありますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょう。