カーライフ
更新日:2023.01.18 / 掲載日:2019.11.28

免許更新の講習時間は?免許書き換えにかかる時間も併せて紹介

免許更新の講習時間はどのくらい?優良・一般・違反・初回別に解説

 運転免許を取得した場合、定期的に書き換え手続きを行わなければなりません。免許証ごとに3年間有効、5年間有効など、次回書き換えまでの時間は異なることが特徴です。

 そこで今回は、運転免許の更新にかかる時間や講習について紹介します。

所要時間は免許更新時に受ける講習区分によって異なる

 運転免許の書き換えにかかる講習時間は、以下のように4種類の区分によって異なります。

1.優良運転者講習:講習時間 30分(手数料500円)
 優良運転講習は免許を取得してから5年以上が経過しており、5年間違反や事故を起こしていない場合に受講でき、ゴールド免許証を受け取ることが可能です。

2.一般運転者講習:講習時間 1時間(手数料800円)
 一般運転者講習は、免許を取得してから5年以上が経過し、過去5年間で3点以下の違反が1回のみである場合に5年間有効な免許証を受け取ることが可能です。

3.違反運転者講習:講習時間 2時間(手数料1,350円)
 違反運転者講習は優良・一般・初回更新者講習以外の人が該当します。

4.初回更新者講習:講習時間 2時間(手数料1,350円)
 初回更新者講習は、新しく免許を取得してから5年未満、3点以下の違反が1回以下の人が該当します。

 自分がどの区分に該当するのかは、運転免許書き換えのハガキで確認しましょう。

免許更新時は検査や事務手続きも

 免許の更新時には講習を受けるだけでなく、書類の記入や適性検査、写真撮影などの手続きも必要になります。当日の混み具合によってかかる時間も異なってきますが、目安としては40分~1時間ほどとなります。講習と合わせると免許証の交付までどれだけ短くても1時間以上はかかると考えられるので、時間に余裕を持って更新に臨むことをおすすめします。

【免許更新手続きの流れ】

  1. 申請書の記入
  2. 適性検査
  3. 更新審査
  4. 写真撮影
  5. 講習(上述の4種類)
  6. 運転免許証交付

忘れ物ゼロでスムーズな免許更新を!

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 講習前に行う書類の記入・作成にはいくつか必要なものがあるので、持ち物についても確認しましょう。忘れ物をすると免許更新にかかる時間が伸びてしまったり最悪の場合、更新できない可能性もあるので要注意です。

【免許の更新に必要なもの】

・運転免許証
 免許更新には、現在交付されている運転免許証が必要。もしも運転免許証を紛失したり汚損してしまった場合は、運転免許センターなどで免許証の再交付手続きが必要となります。

・運転免許証更新連絡書(はがき)
 はがきが無くても更新手続きは可能ですが、時間を要する場合があるのでできるだけ忘れないように気を付けましょう。

・手数料
 上記の講習区分でも記載したように、免許更新には手数料が掛かります。講習区分ごとに手数料が異なるので必要に応じて用意しましょう。

 1.優良運転者講習 500円
 2.一般運転者講習 800円
 3.違反運転者講習 1,350円
 4.初回更新者講習 1,350円

【場合によって必要なもの】

・メガネやコンタクトレンズ、補聴器
 免許更新の際には視力検査や聴力検査で不合格になると更新ができません。メガネやコンタクトレンズ、補聴器などの使用が条件付けられている場合や、視力・聴力の低下、または不安がある場合は必ず持参しましょう。

・70歳以上の場合は高齢者講習修了証明書
 満70歳以上の方が免許更新をする場合は、事前に高齢者講習を受けなくてはなりません。免許更新の際は「高齢者講習終了証明書」「特定任意高齢者講習終了証明書」または「運転免許取得者教育(高齢者講習同等)終了証明書」を提出する必要があります。

・外国籍の場合 中長期在留者は在留カード/特別永住の場合は特別永住者証明書
 外国籍の方は、在留資格の確認できる書類の提出が必要。滞在期間延長手続きなどを行っており、証明書や在留カードをもっていない場合は、パスポートを提示します。

・証明写真

 運転免許の写真を持ち込みたい場合には平日のみ対応しており、6ヶ月以内に撮影したもので、縦3.0cm×横2.4cmの写真1枚、背景は無地、帽子はかぶらず、上三分身であることが条件です。写真の条件を満たしていない場合には、受け付けてもらえないので注意しましょう。

免許更新は何年ごと?ゴールド免許の場合は?

免許 イメージ

 国内の運転免許証は、取得からの期間や交通事故・違反の経歴によって交付される種類が異なります。それはグリーン、ブルー、ゴールドといった3種類のカラーによって区別されており、そのうちのいずれかが交付されます。

グリーンの場合

 グリーンの免許証は運転免許証を取得したばかりの新規運転者に交付されるもので、有効期限は3年間。最初の書き換えは免許を取得した後3回目の誕生日から前後1ヶ月間です。

 例えば、平成5年5月1日生まれの人が平成28年5月5日に免許証を取得したとすると、書き換え期間は平成31年4月1日から平成31年6月1日と計算します。

 また、グリーンの免許証であっても、書き換え期日までに上位免許証(中型など)を取得した場合には、初回の書き換え前にブルーになるケースもあります。

ブルーの場合

 ブルーの免許証は最初の書き換えで交付されるカラーで、初回運転者と一般運転者、違反運転者が対象。グリーンと同様に有効期間は3年間。次の書き換えについては違反や事故の経歴によってタイミングが異なります。

ゴールドの場合

 ゴールドの免許証は、5年間無事故・無違反の優良運転者が対象。有効期限には年齢による違いがあり、70歳未満であれば5年、70歳は4年、70歳以上は3年になります。

 定期的に行わなければならない運転免許の書き換え手続きですが、ゴールド免許所有者や一般運転者になれば書き換え期間が5年と長くなるほか、講習時間が短縮され、書き換え手数料も抑えられるといったメリットがあります。安全運転を心掛け、ゴールド免許を維持しましょう。

免許更新時は時間に余裕をもって!

 ご覧いただいた通り、免許の種類によって講習時間に差があり、手数料も異なります。優良運転者は、講習時間も手数料も優遇されますが、優良運転者以外に該当する場合は、1時間以上講習を受けなければなりません。また、免許を初めて書き換える場合には戸惑う可能性もあり、日にちや時間によっては混み合っている場合もありますので、時間に余裕をもったスケジュールで免許の書き換えを行うようにしましょう。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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