カーライフ
更新日:2019.12.20 / 掲載日:2019.12.20
車の上座って何処?知らないと恥ずかしい社会人のビジネスマナー

グーネット編集チーム
ビジネスシーンで重要な上座、下座。会議室やお店の座席などで、日ごろから気を遣っている方も多いでしょう。しかし、実は車の座席においても上座が存在することをご存知の方は少ないのではないでしょうか?
本記事では、知らないと恥ずかしい車における社会人のビジネスマナーを解説します。さまざまなケースにおける上座と、上司や取引先と同じ車に乗るときのマナーをご紹介致します。
新社会人の方や、これまで上座を気にしたことがなかった方は、是非チェックしてみてください。
車の座席にも上座はあるのか?

グーネット編集チーム
会議室などにおいて、上座があることや上座が何処なのかは、社会人として知っていて当然の知識になります。しかし、車の座席で上座は何処かと問われると上手く答えられない方が多いでしょう。
一般的に車の座席における上座は前列の座席ですが、ケースによって上座が異なるので、明確に答えられないのは致し方ありません。次項から車の上座が何処なのかをケースごとにご説明するので、見ていきましょう。
タクシーに乗車した際の上座は何処になる?
飲み会の帰り道、タクシーで相乗りをする。なんて状況に陥ったことがある方は多いでしょう。そんなときの上座は、運転手の後ろの席。以下の順番で座るようにすると良いでしょう。
<上座→下座>
1.運転手の後ろの席
2.助手席の後ろの席
3.後部座席の中央
4.助手席
これはタクシーに限った話しではなく、運転手がタクシーなどの部外者の場合に適用される上座になります。タクシーなどを利用する場合、助手席に乗っている人が道案内をしたり料金を支払ったりするので、必然的に下座になるのです。
ただし、後部座席の中央はとても窮屈な席になってしまうことがほとんどです。事前にタクシーを利用する人数などが分かっている場合は、1台に無理矢理乗るのではなく、2台に分かれて乗るか大人数でも乗れる車種のタクシーを手配しておきましょう。
運転手が会社の人間の場合は車の上座は何処になる?
それでは、運転手が会社の人間である場合は何処が上座になるのでしょうか?答えは、助手席。席順は以下の通りになります。
<上座→下座>
1.助手席
2.運転手の後ろの席
3.助手席の後ろの席
4.後部座席の中央
この理由は、助手席は後部座席に比べてゆったりと使用できるため。スペース的に余裕があることはもちろんですが、座り心地も車のメーカーによって助手席の方がしっかり作られていることがほとんどなので、助手席を上座とした方が良いでしょう。
ただし、取引先の人から「後部座席に座りたい」などの希望が出た場合は、相手の意向に沿うことが重要です。乗車する人数によっては後部座席の方がゆったり座れることもあるので、状況を見ながら決めると良いでしょう。
上司と車に乗るときのマナーとは
上司や取引先の人と車に乗る際は、以下のマナーが必要です。どれも当たり前のような気遣いですが、相手に失礼にあたらないためにも実践してみてください。
車内の温度が適切かどうか
また、暑い日や寒い日は車に乗ってしばらく不快感を覚えるので、出発約5分前にエンジンをかけて車内温度を適正温度にしておくのがおすすめです。
会話はできる限り上司に合わせる
上司が口下手だったとしても、上司が話す話題を掘り下げる形で会話を合わせましょう。
人は自分に興味を持ってくれる人間に好印象を抱きやすい傾向があります。上司からの評価を上げるためにも、会話は上司中心になるように合わせるのがおすすめです。
たばこの確認
上司が喫煙者か否か、社内で自分が喫煙しても良いかも事前に確認しておくと良いでしょう。
確認しておけば灰皿の用意などもできますし、自分が禁煙者であっても定期的にたばこの確認をおこなうことで「気配りのできる人」という評価を得ることができるでしょう。
まとめ
車の上座は運転者が誰なのか、乗っているメンバーは誰なのかなど、ケースによって異なるので、把握するのが難しいと感じる方もいるでしょう。また「これまで気にしなくてもやっていけていたから、これからも気にしなくていいや」と思っている方もいるかもしれません。
確かに少し複雑ですが、上座を意識しているか否かで上司から信頼が得やすくなったり、取引先との信頼関係の構築に役立ったりする可能性があります。
より良い職場環境で働くためにも、ちょっとした努力で意識してみてはいかがでしょうか?