カーライフ
更新日:2019.12.23 / 掲載日:2019.12.23
大切なスーツが台無し…シートベルトの擦れ防止法ってあるの?

グーネット編集チーム
会社員の方などほぼ毎日のように着用することもあるスーツは、会社へ車で通勤をしている場合や業務で車に乗る機会が多い場合などに、シートベルトを着用した部分が擦れてしまい不自然なテカリが生じるケースは少なくありません。
また、スーツをはじめとした衣服が、シートベルトと擦れて素材が変質してしまうと、買い換えるしかないと考える人も多いでしょう。
しかし、衣類が擦れてしまっても、対策を講じることで擦れた部分を目立たなくすることが可能です。
シートベルトでお気に入りの洋服やスーツが擦れてしまった場合の対処法や、擦れの防止方法について紹介します。
シートベルトでとっておきの洋服が台無しに
洋服の繊維が擦れることで、不自然にテカリが生じたり白く変色したり毛羽立ったりするほか、放置すると繊維が切れてしまう場合もあります。
特に、カシミヤやウール、絹、スウェードなどはシートベルトで擦れることで損傷しやすい点に注意が必要です。
車に乗る際にシートベルトを締めることや、リュックやバッグを肩からかけた際にも摩擦が起こり、繊維が擦れてしまいます。
しかし、脇から肩の部分の繊維が変質している、変色やテカリが生じている場合、車のシートベルトが原因で繊維が傷んでいるといえるでしょう。
車のシートベルトについてはリュックやバッグとは異なり、素材が非常に硬いので、繊維が擦れやすい点に注意が必要です。
シートベルトの擦れ防止方法

グーネット編集チーム
シートベルトによる擦れを防止する根本的な対策としては、乗車の際にあらかじめ上着を脱いでおくと、シートベルトによる摩耗からスーツを守ることができます。
しかし、仕事中に車に乗ったり顧客を乗せなければならなかったりといった場面でスーツの上着を脱げないこともあるかと思います。
そんなケースではシートベルトの摩擦を軽減するベルトカバーを装着しましょう。シートベルトの素材であるナイロンが摩耗の原因ですので、スーツに接触するナイロン部分にカバーをつけることでシートベルトの擦れを防止します。
シートベルトの色に合わせて取り外しが可能なベルトカバーを準備しておけば、ビジネスシーンにおいても目立つことなく着用できます。
シートベルトで擦れてしまった服はどうしたらいいの?
シートベルトで擦れてしまった服は、繊維の傷みを目立たなくするための3つの方法を試してみましょう。
1つ目は、ブラッシングをする方法です。特に、ウールを使った生地で、若干のスレであれば、洋服の着用後にブラッシングをするだけで表面の繊維が立つため擦れている部分が目立たない状態に改善できます。
表面についたホコリも落とすようにしながら、ブラシを回転させるようにして使用しましょう。傷んで擦れてしまった繊維の対策のほか、汚れを落とせるので一石二鳥の方法です。
使用するブラシは豚や馬の毛を使ったものがおすすめであり、化学繊維が使われているものは服の生地にダメージを与える場合があるので使用しない方が良いでしょう。ブラシに付着したホコリや汚れは、他のクシで取り除くか洗剤で洗い流します。
ハンガーにかけてある程度乾燥させてからブラッシングをすることと、車に乗った後は毎回専用ブラシで繊維を立たせることがポイントです。衣服の擦れを目立たなくする効果だけではなく、擦れることを予防する効果も期待できます。
2つ目は、アイロンのスチームを使った方法です。擦れて傷んでいる洋服の表面から数cm離した状態で、アイロンの蒸気を当てます。服に直接アイロンをつけると、スチームと熱で繊維が潰れるため、数cm離すことがポイントです。
アイロンのスチームを使った後はブラッシングをすることで擦れた繊維が元に戻る、もしくは目立たなくなるでしょう。
3つ目は、アンモニア水を使用する方法です。スプレーボトルに水100mlとアンモニア水8mlを入れて、擦れている洋服に吹きかけます。当て布をしたうえで、アンモニアの臭いがなくなるまでアイロンをかけましょう。
最後にブラッシングをしたうえで、陰干しをしてしっかり乾燥させます。天然繊維の場合は、ブラッシングをするだけではなく、毎日着用せず繊維を休ませることもポイントです。
まとめ
シートベルトで洋服の繊維が擦れてしまうことは避けられません。紹介した3つの方法でケアをするか、上着を脱ぐもしくはシートベルトのカバーといったアイテムを使用するなど工夫をして、大切な洋服を守りましょう。
また、シートベルトで擦れてしまったスーツに関しては、ブラッシングやスチームを使用した方法や、アンモニア水を使うことによって目立たなくさせる方法もあるので、もしスーツが擦れてしまった場合は、本記事を参考にして大事なスーツのケアをおこないましょう。