カーライフ
更新日:2023.05.16 / 掲載日:2019.12.23
ディーラーとは?自動車ディーラーの種類や仕事内容について解説

車の購入時や車検の際にお世話になる方の多いディーラーですが、ディーラーにも複数の種類が存在しており、新車を扱うディーラーや中古車を取り扱うディーラーもいます。
とはいえ、各自動車メーカーに近い存在となるため、他の自動車販売店などと比べてもその品質と信頼性は抜群だといえるでしょう。 今回は、そんなディーラーの種類や仕事内容についてご紹介します。
車のディーラーとは?
車のディーラーとは、自動車メーカーや販売子会社と特約契約を結んだ販売業者のことをいいます。「自動車メーカーが運営している」と思っている方も多いですが、なかには販売業者が運営をおこなっているディーラーも少なくありません。 とはいえ、ディーラーは自動車メーカーと密接な関係にあるので、一般的にディーラーで車を購入すると自動車メーカーに発注が行きます。
これに対し、街の車販売店で車を購入した場合は一度ディーラーに注文し、ディーラーから自動車メーカーへ発注が行くような流れになっています。つまり、どこで購入しようと必ずディーラーを経由することになるのです。 また、ディーラーは車を販売するだけでなく、車検や修理などのアフターサービスにも対応しているため、質の高いサービスを長く受け続けることができます。
車のディーラーにも種類がある

ディーラーには大きく「メーカー系ディーラー」と「地域系ディーラー」の2種類があります。下記にそれぞれの内容を紹介しますので、違いを確認してみましょう。
<メーカー系ディーラー>
メーカー系ディーラーとは、その名の通り自動車メーカーが直接運営しているディーラーのことです。直営ということもありサービス水準は極めて高く、海外自動車メーカーに至っては、ほとんどはこのメーカー系ディーラーといえます。
<地域系ディーラー>
地域系ディーラーは、顧客に対しメーカーの車を正式に販売しているディーラーのことを指します。同じディーラーにはなりますが、整備・車検といったサービス内容や営業方針において、それぞれの個性が出るというのが特徴です。
しかし1990年代以降、これらの販売チャネルは統合されつつあります。たとえば、トヨタのディーラーといえば「ネッツトヨタ」「トヨタカローラ」「トヨペット」がありますが、こういった各ディーラーの違いをなくしていく動きが強まっているのです。そのため「○○の販売店なのに目当ての車がない」となるケースも少なくありません。 そうならないためにも、欲しい車種を取り扱っているディーラーなのかは事前に確認しておくようにしましょう。
車のディーラーの仕事は主に3つ
ディーラーの仕事は主に「営業職」「メカニック職」「事務職」の3つに分けられます。 各職種での詳しい仕事内容を紹介しますので、チェックしてみましょう。
<営業職>
ディーラーと聞いて真っ先に思い浮かぶのが「店舗にスーツ姿で立っている接客の人」ではないでしょうか。ディーラーは営業職であり、顧客への販売活動やアドバイスをしたり、契約を結んだりするのが主な仕事内容です。とはいえ、総合コンシェルジュ的なサービスを提供するため、車に関する幅広い知識が求められます。
<メカニック職>
車を購入してからのアフターサービスで活躍するのがメカニック職です。点検や修理はもちろん、車検などのあらゆる整備を担当します。
<事務職>
さまざまな総務経理をするのが事務職の仕事です。店に入った際、笑顔で出迎えてくれるフロントの人も事務職になります。
まとめ
新車のイメージが強いディーラーですが、近年ではそれぞれの販売チャネルが統合されてきているため、さまざまな車種や中古車を扱っているディーラーも増えてきています。
また、ディーラーは自動車メーカーに最も近い存在となるため、ディーラーで車を購入すれば質の高いサービスはもちろん、手厚いアフターサービスも受けることが可能になるでしょう。
自動車ディーラーとはどういう意味ですか?
自動車ディーラーとは、メーカーや販売子会社と特約契約を結んだ販売業者のことです。ディーラーで車を購入するとメーカーに発注され、その車がユーザーの手に渡ることになります。
ディーラーと販売店の違いは何ですか?
ディーラーはメーカーと特約契約を結んで車を販売しますが、販売店はメーカーと直接は関係しません。販売店が車を販売する時はディーラーに車を注文し、ディーラーからメーカーに発注するという流れになります。
自動車ディーラーを利用するメリット・デメリットは何ですか?
ディーラーは技術やサービスの質が高く均一なことがメリットですが、車両価格やメンテナンス費用が高い傾向にあるのがデメリットといえます。