カーライフ
更新日:2019.12.23 / 掲載日:2019.12.23
車庫証明を紛失や期限切れにしてしまった場合の再発行手続きを解説!

グーネット編集チーム
警察署で車庫証明の発行を完了したあとは、通常、陸運支局で車検証の手続きをします。この際、車庫証明の発行から車検証の手続きを受けるまでの有効期限は基本的に1ヶ月以内となっています。
その点をおさえてスケジュールを考えるなどしておかないと、気づいたときには車庫証明の期限が切れていたというケースは珍しくないようです。
今回は、車庫証明の期限切れ・紛失といった状況に陥った場合における対策を解説します。いざというときはこの記事を参考にしてください。
車庫証明が期限切れしてもまだ望みはある!
車庫証明の有効期限である1ヶ月が過ぎてしまったら、再度、車庫証明の申請手続きからやり直すのが原則になりますが、有効期限を過ぎた場合の対処法を紹介します。
陸運支局に掛け合ってみる
1ヶ月を経過していても、陸運支局で受理してくれる例はあるようです。諦めてしまう前に、念のため掛け合ってみましょう。しかし、原則1ヶ月が期限になり、期限切れをしてしまったという認識は持っておきましょう。
警察署でお願いしてみる
期限切れになった場合、日付を訂正して有効期限を延長したり、再発行になるにしても手続きを簡略化してくれるなどの対応をする警察署もあるようです。
以上の方法はあくまでも「お願いしてみたらこういうケースもあった」という例ですので、必ずしもそうしてもらえるわけではありません。過去に実例としてあるので、頼んでみる価値はある程度に考えてください。
車庫証明が期限切れした場合の再発行方法

グーネット編集チーム
車庫証明を再発行するためには、以下の書類を再度そろえ、もう一度警察署で手続きします。その際に必要になる書類は下記の通りになります。
・自動車保管場所証明申請書(2通)
・保管場所標章交付申請書(2通)
・保管場所の所在図・配置図
・保管場所使用権原疎明書面(自認書)あるいは、保管場所使用承諾証明書のいずれか
この手続き内容は、警察署によって多少融通をきかせてくれることもあるようで、すべての書類を再作成しなくていい場合もあります。
再発行方法は警察署によって対応が違う
警察署では、書類をそろえ直して再申請する以外にも、以下のような対応も実際にあったようです。
・申請用紙に押印し直し、期限を1ヶ月延長
・申請書を新しく作成し、前回の申請書と提出すれば即日車庫証明を発行
・上記のパターンで数日後に再発行
対応は一律ではなく、警察署によって、また担当者によっても異なりますので、注意してください。
最近の傾向としては、車庫証明の受け渡しの際に、1ヶ月の期限を念押しする警察署も増えているようで、期限切れに関しては厳しくなっている傾向と考えた方が良いでしょう。
軽自動車は期限切れの心配なし
軽自動車には車庫証明が必要なく、以下の条件の地域に居住している場合のみ、管轄の警察署に保管場所を届け出る必要があります。
・県庁所在地の市
・人口10万人以上の市
・東京や大阪の中心から30km圏内
保管場所の届け出義務のある自治体名は、全国軽自動車協会連合会のサイトで確認できます。
車庫証明を紛失した場合の再発行方法
有効期限切れ以外に、「1ヶ月」という有効期限内に、紛失などにより、車庫証明を再度入手しなければならないケースも考えられます。
たとえば、陸運支局に手続きに行く前に豪雨災害に見舞われ、車の中にあった車庫証明が判読不能の状態になってしまったといったケースです。
この場合は、最初の申請で提出したのと同じ「自動車保管場所証明申請書(2通)」を提出して再申請するようにしましょう。手数料は数百円程度で、中には無料で申請ができるところもあります。
まとめ
警察署で発行してもらった車庫証明は、基本的には有効期限内である1ヶ月以内に陸運支局で手続きをするようにしましょう。
ただし、期限記載は一律ではなく、期限切れでも受理してもらえるケースもあります。
そのため、期限が切れている可能性がある場合でも、まず陸運支局に確認してみましょう。
また、有効期限内での車庫証明の紛失に関しては、警察署でも再発行に便宜を図ってもらえる場合があります。
なお、災害などが原因での車庫証明の紛失に関しては、申請書を再提出すれば再発行してもらえます。