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更新日:2021.11.10 / 掲載日:2019.12.23
クリーンディーゼルの寿命はどれくらい?メリットやデメリットを解説!

グーネット編集チーム
「クリーンディーゼル」という言葉を聞いたことがあっても、具体的にどのような車なのか知らない方も多いのではないでしょうか。
クリーンディーゼル車はディーゼル車の中でも、特に環境性能が優れた「地球に優しい」車を指します。この記事では、クリーンディーゼル車を含めたディーゼル車に関して解説しますので、メリット・デメリットを理解し、クリーンディーゼル車の購入を検討している方は参考にしてみてください。
クリーンディーゼルとは?
ディーゼル車は軽油が燃料の車で、その中で特に二酸化炭素の排出量が低く、環境に優しいのがクリーンディーゼル車です。ガソリン車とはエンジンに着火する方法も異なります。ガソリンエンジンは点火プラグによって着火しますが、ディーゼルエンジンは、圧縮空気を加熱して軽油噴射で自然着火させる仕組みになります。
ディーゼル車は、燃費が良いのが大きな魅力です。また、エンジンが力強くトルク(タイヤを回す力)が大きいので、重いものを動かすパワーはエンジン車以上になります。バス・トラックなどの大型商用車がディーゼルエンジンを採用している理由はトルクにあるのです。
クリーンディーゼル車のメリット・デメリットは?

グーネット編集チーム
クリーンディーゼル車を含むディーゼル車のメリットはもちろん、デメリットも解説します。ディーゼル車のメリットは、走行距離など乗り方にかなり左右されることを理解してください。
クリーンディーゼル車のメリットは燃費とパワー
・燃料費がガソリンより安い
燃料の軽油はガソリンより税金が安いため、給油価格もガソリンより安くなっています。
・燃費がいい
同じ車種で比較すると、ガソリン車より燃費が優れています。短い距離や渋滞以外では基本ディーゼル車が優位で、長距離移動が多い人には大きな魅力です。
・パワフル
車体が大きく長距離走行中心の大型のバス・トラックにディーゼル車が多いのは、ガソリン車に比べてパワーがあるからです。
加速がいいので高速道路の合流は快適で、長距離走行の安定感も抜群です。坂道だらけの山道などを運転する場合も安心です。
クリーンディーゼル車のデメリットは車体価格とメンテナンス費用
・高めの新車価格
クリーンディーゼル車は同じ車種・グレードのガソリン車に比較すると、車両本体の価格が高めです。購入を検討される場合、本体価格だけではなく燃料費・税金など維持費も考慮して、トータルコストで判断するのが良いでしょう。
・メンテナンス費用がかかる
ディーゼルエンジンの構造上、燃焼時に発生する「スス」の除去など、ガソリン車にはないメンテナンスが必要になります。特に短い距離の走行が多いとススがたまりやすい傾向になるようです。
ただし、燃料費と合わせて考えれば、トータルの維持費はガソリン車より抑えられるケースもあります。トータルコストは車の使用状況に左右されるので、使用状況に応じた判断が必要です。
クリーンディーゼルのエンジン寿命は?
ディーゼル車のエンジンは、燃焼方式の特性からもともと非常に頑丈な作りで、ガソリン車以上の耐久性があり寿命が長いといわれています。
ただし、元来エンジンへの負荷が大きい仕組みのため、エンジンに負荷がかかる停車・発進が多い環境で走るほど劣化は早まります。
また、エンジンオイルの交換タイミングはガソリン車より早めで、エンジンオイルの価格自体も高めになります。エンジンに関するランニングコストは、ガソリン車に軍配が上がるといえるでしょう。
まとめ
ディーゼル車は、燃料費が安く燃費もガソリン車より優秀です。パワーがあり、高速や長距離、坂道走行が多い方には魅力的な車です。
車自体の価格は高めですが、クリーンディーゼル車の場合はエコカー減税もあり、維持費も含めてトータルで比較検討するのが良いでしょう。
ドライブを含めて長距離走行が多い方やパワフルな車がお好みの方は、クリーンディーゼルを購入候補に入れてみるのも良いでしょう。