カーライフ
更新日:2020.01.30 / 掲載日:2020.01.30
4WDとは?メリット・デメリットや2WDとの違いを徹底解説!
グーネット編集チーム
車を購入しようと考えた際に「4WDと2WDのどちらが良いのだろうか?」と悩んだことがある方は多いのではないでしょうか?また、「4WDという言葉は聞いたことがあっても詳しい仕組みなどは知らない」という方も多いでしょう。
そこで本記事では、4WDについて詳しく解説します。
4WDの特徴や仕組み、2WDとの違いやメリットなどをご説明しまので、これから車を購入する予定のある方や、4WDについて詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
4WDとは?
4WDとは4 Wheel Driveの頭文字をとった言葉で、四輪駆動車のことを指します。エンジンの力が車体中央にあるセンターデフという装置によって、「4輪全てに伝わる仕組み」になっています。つまり、4輪全てをエンジンで動かしているということになります。
4WDには主に5つの種類があり、それぞれ特徴が異なるので以下で確認してみましょう。
センターデフ式フルタイム4WD
常に4輪駆動で走行している4WD。車両価格が高額になる傾向がある。
パートタイム4WD
走行する状況によって4WDと2WDを使い分けられる4WD。燃費向上が望める。
アクティブオンデマンド4WD
走行する路面状況などを車が判断し、4WDと2WDが自動で切り替わる4WD。
パッシブオンデマンド4WD
基本的な走行は2WDで行い、タイヤの空転など突発的な事象時に4WDに切り替わる4WD。
電動独立式(電気式)4WD
ハイブリッドカーに搭載されている4WD。
4WDと2WDの違いとは
それでは、4WDと2WDでは何が違うのでしょうか?主に異なるのは、以下の3つです。4WDと2WDのどちらの車を購入するか決める際の参考にしてみてください。
仕組み
上述したように4WDは、エンジンの力を4輪全てに伝えて4輪とも動かしているのに対し、2WDはエンジンで動かしているのが前輪か後輪かの2輪のみです。一般的には前輪の2輪を動かしていることが多いです。
乗り心地・走行性能
走行安定性に優れて加速力のある4WDに対して、2WDは車体バランスが悪くなってしまい、走行性能が落ちてしまいます。特に滑りやすい道やオフロードでは、その差が顕著に表れるでしょう。
燃費
一般的に4WDは2WDよりも車体が重いため、2WDよりも燃費は悪いことが多いです。技術革新によって年々燃費が向上しているとはいえ、多少差があることには違いありません。
4WDのメリット
グーネット編集チーム
ここまで4WDについて色々とご説明してきましたが、結局4WDと2WDのどちらの車が良いのか分からない…と悩んでしまう方も多いでしょう。そこで、ここでは4WDのメリットをご紹介します。
自分が車に望むことに当てはまっているか、以下の3つを確認してみましょう。
悪路走行に強い
4WD最大の特徴であり、メリットでもあるのが走破性。もともとジープや軍用車に使われていたこともあり、雪が降って凍結した地面や舗装されていない山道などのオフロードでも、比較的安全に走ることができます。積雪が多い地域や、アウトドアが趣味の方にはぴったりでしょう。
走行安定性が高い
4輪全てにエンジンの力が伝わることで、前後左右対称にバランス良く力がかかり、走行安定性が高くなるのもメリットの1つです。強風で煽られてもハンドルがとられにくく、安心して走行することができます。
加速力がある
全ての車輪にエンジンの力が伝わることで、加速力があるのも特徴です。特に発進時にその性能の高さは発揮され、スムーズに発進・加速することができます。そのため、力強い走りを体感したい方におすすめです。
まとめ
4WDは発進力に優れており、悪路でも安定した走行ができるのが最大の特徴であり、メリットになります。走破性が高いので、天候に左右されずに安心して運転ができるのは嬉しいポイントです。
しかし、燃費の悪さから街中を運転する際には2WDの方が良いと言われているなど、デメリットもあります。
4WDのなかにもさまざまな種類があるので、今回ご紹介した内容を参考に、どんな状況で車を使用することが多いか、どんな走りを楽しみたいかを考えて購入してみてください。