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更新日:2020.01.30 / 掲載日:2020.01.30
トラックの運転手にはどんな種類がある?それぞれの仕事内容と必要な免許を解説!

グーネット編集チーム
トラックの運転手といっても仕事の内容からさまざまな種類に分かれ、運転するトラックの大きさや走行距離などによって異なります。
また、それらの仕事の内容に対して必要な免許も違ってくるので、トラック運転手として仕事をする場合は自分の持っている免許の種類などに合った仕事を探すことが大切です。
そこで今回は、トラックの運転手の種類や仕事内容、必要な免許についてご紹介していきます。
トラックの運転手の種類
トラックの運転手は、主にトラックのサイズによって大まかに、小型(2トン)・中型(4トン)・大型(10トン)の3種類に分けられます。未経験でトラック運転手になる場合は小型トラックの運転から慣れていき、その後中型トラック、大型トラックの運転と徐々にサイズの大きなトラックの運転へと段階を踏むのが一般的です。
小型トラック(2トン)
小型トラック(2トン)は、コンビニや宅配便といった近距離向けのトラックで、細い道などでも活動できるサイズとなっています。
中型トラック(4トン)
中型トラック(4トン)は、安定した走りをできてある程度の積載量が持てるので、近距離・中距離で利用されることの多いトラックです。
大型トラック(10トン)
大型トラック(10トン)は、長距離および大量の荷物を輸送する際に利用されているトラックです。小型・中型に比べて仕事の負担が大きいため、その分給料が高めになります。
トラックの運転手の仕事内容
トラック運転手の仕事内容は、積み込みや輸送、荷下ろし、配達などになりますが、荷物の運搬のために走る距離が近距離と長距離で比べると大きく異なり、働き方にも違いが出てきます。一般的には走行距離が長くなるほど仕事として大変なイメージもありますが、時間や体力、配送件数など、「何を大変と思うか」によっても違ってくるでしょう。
近距離
近距離の仕事は片道200~300km程度の距離で、一度に複数の届け先に配送するのが一般的です。そのため積み下ろし作業は多くなりますが、基本的には毎日帰宅することができるような仕事になります。
中距離
片道500kmくらいまでの範囲が中距離と呼ばれており、積み込みや納品先によっては泊まりになることもあります。また、中距離のドライバーとして働いていると、時には長距離の配送を任されることもあるようです。
長距離
両距離の仕事となると、片道500km以上を走る仕事を指します。そのため、他の距離の仕事と比べて運転時間および拘束時間が長くなります。場合によってはパーキングエリアなどで車中泊することもありますが、納品先が複数になることは少なく、積み下ろしの回数も少ないのが特徴です。
トラックの運転手に必要な免許

グーネット編集チーム
トラックの運転手として働くためには、運転するトラックの大きさに合わせて普通自動車運転免許・中型自動車運転免許・大型自動車運転免許のいずれかが必要です。
そのほかに「牽引免許」や「フォークリフト運転技能者」などを取得していると、携われる仕事の幅が広がったり、収入アップにつながったりする可能性もあります。
また、近年では資格取得者に別途手当を支給している会社も多いため、資格取得によってさまざまなメリットが得られるでしょう。
牽引免許
ボートなどの大型荷物が牽引できるようになるため、より多くの種類の荷物を輸送することが可能です。特に大型トラックの運転手は、牽引免許があることでさまざまな仕事に携われるので、その分収入アップが期待できます。
フォークリフト運転技能者
積み込みや荷下ろしの手間が省けるのはもちろん、大型荷物の積み込み・荷下ろしも自分でできるようになります。そのため、倉庫や工場などから荷物を輸送している場合は取得しておくと良いでしょう。
まとめ
トラックの運転手には、運転するトラックのサイズによって大まかに小型(2トン)・中型(4トン)・大型(10トン)の3種類に分類され、また、輸送する荷物や走行距離によって主な仕事内容が異なります。一般的には、車両が大きく長距離であるほど大変なイメージがありますが、何を大変と思うかは人それぞれです。そのため、自分に合った種類を選んで就職もしくは転職するようにしましょう。
また、トラックの大きさに合わせた運転免許証以外に、「牽引免許」や「フォークリフト運転技能者」などの資格を取得しておくことで仕事の幅を広げることが可能です。これにより収入アップも期待できますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。