カーライフ
更新日:2020.02.28 / 掲載日:2020.02.28
軽自動車の7ナンバーとは?5ナンバーとの違いをわかりやすく解説!

グーネット編集チーム
高速道路などを走行していると、かつては5ナンバーばかりだったはずの軽自動車に、7ナンバーのプレートが付いた車両を目にします。この光景は、多くの乗用車が走る首都圏などの大都市に多いようです。
では、軽自動車のナンバープレートには、どのようなルールやシステムで5ナンバーや7ナンバーが付けられるのでしょうか?また、5ナンバーと7ナンバーの軽自動車には、一体どんな違いがあるのでしょうか?
今回は、この疑問の答えを詳しく解説していきます。
軽自動車のナンバー
まず、これから解説する軽自動車のナンバーとは、プレートの右上に表示された2~3桁の分類番号のことを指します。
ここに並ぶ数字には、用途の区分となる貨物自動車・乗用自動車・特種用途自動車のいずれかをあらわす意味があります。
ですから、軽自動車とは大きさや排気量の異なる普通自動車でも、その用途が乗用自動車であれば、以下の番号が使われる仕組みです。
・50から59まで
・500から599まで
・700から799まで
・50Aから59Zまで
・70Aから79Zまで
・5A0から5Z9まで
・7A0から7Z9まで
・5AAから5ZZまで及び7AAから7ZZまで
そもそも、軽自動車の規格や基準はどうなっているの?
三輪車と四輪車においては、以下の条件に該当するものが軽自動車となります。
・長さ:3.4m以下
・高さ:1.48m以下
・幅:2.0m以下
・排気量:660cc以下
ちなみに軽自動車の規格は、今までに何度も改正されています。ですから、将来的に自動車のニーズやトレンドが変わった場合、再び改正される可能性があります。
軽自動車の5ナンバーと7ナンバーの違い
最近、軽自動車でも見かけるようになった7ナンバーは、かつて三輪小型乗用車向けの番号でした。そのため、昔の軽自動車に付いていた番号は5ナンバーだけでした。
しかし、軽自動車と普通乗用車でも使われる5ナンバーは、近年その数が著しく不足しています。
そのため、三輪小型乗用車の生産終了によって新規発行されなくなった7ナンバーが、軽自動車にも割り当てられるようになったのです。
ちなみにこの動きは、ナンバー不足の著しい大きな都市を中心に始まっていると言われています。また、人気の高い希望ナンバーに応じる目的で、7ナンバーを割り当てる地域もあるようです。
分類番号の3桁化にともなう7ナンバーの増加

グーネット編集チーム
軽自動車のナンバープレートにおける分類番号は、当初はわかりやすい1桁でした。しかし、台数登録の増加や希望ナンバー制度が導入された近年では、5ナンバーに限らず3ナンバーなどでも3桁が標準になっています。
そして3桁でも5ナンバーが不足し始めたことによって、先述のとおり軽自動車の7ナンバーが登場しています。今後も乗用車の登録台数が増えることを考えると、7ナンバーの付いた軽自動車を見る機会も増加するでしょう。
まとめ
軽自動車における7ナンバーの意味や5ナンバーとの違いについて調べたところ、分類番号としての意味は同じであることがわかりました。
ですが、かつては5ナンバーの1桁だった分類番号が、今では3桁化を経て7ナンバーを使う状況になっていることを考えると、今後も使用数字などの仕組みが変わることがあるかもしれません。
また、番号の不足によって割り当ての始まった7ナンバーの軽自動車は、今のところ登録されたばかりの車両であると捉えられます。
5ナンバーや7ナンバーは普通乗用車でも使われていますので、その内容から車の判別をするときは注意してください。