カーライフ
更新日:2020.05.18 / 掲載日:2020.05.18
赤ちゃんの車移動には熱中症対策が必須!正しい対策で安心・快適なカーライフを

グーネット編集チーム
赤ちゃんは大人に比べて熱中症になりやすいため、車移動の際はしっかりと熱中症対策をおこなう必要があります。
また、万が一熱中症になってしまった場合も慌てず、正しく対処することが大切です。
今回は、車内における赤ちゃんの熱中症リスクや、仮に熱中症になってしまったときの対処法、効果的な熱中症対策について解説します。
車内における赤ちゃんの熱中症リスク
車の中は温度が上がりやすく、真夏の車内は50℃以上になることも少なくありません。
そのため暑さ対策を怠れば、特に体温調節機能の未熟な赤ちゃんは熱中症のリスクが高まります。
赤ちゃんが熱中症になりやすい理由
赤ちゃんは大人よりも暑さを感じやすく、大人がちょうどよいと感じる温度でも熱中症になってしまう場合があります。
また、赤ちゃんが座るチャイルドシートも熱がこもりやすいので、車内の赤ちゃんはいつ熱中症になってもおかしくない状態なのです。
赤ちゃんが熱中症になったときのサイン
赤ちゃんに以下のサインが出たら、熱中症になっている可能性が高いので要注意です。
早急に対処できるよう、赤ちゃんの様子をこまめにチェックするようにしましょう。
<熱中症になりそうなサイン>
・顔が赤くなり熱を持つ
・おしっこの量が減る
・飲み物を飲む量が多い
<熱中症になったときのサイン>
・汗が出ない
・手足が冷たい
・6時間以上おしっこが出ない
・発熱している
・呼び掛けても反応がない
車内で「熱中症かな」と思ったときの対処方法
赤ちゃんに熱中症の症状が見られた場合はすぐに涼しい場所へ移動させ、水分補給をおこないましょう。その際は、吸収が早い10℃くらいのベビー用イオン飲料を飲ませるのがおすすめです。
このイオン飲料は以下の材料で手作りすることもできます。また、服を脱がせ、首筋や脇を冷やすのも効果的です。
<ベビー用イオン飲料の材料>
●水・・・1リットル
●砂糖・・・大さじ4
●塩・・・小さじ1/2
しかし、赤ちゃんが水分を取ってくれない、もしくは反応がない場合は危険ですので、すぐに病院へ連れて行ってください。
赤ちゃんを車に乗せる際の熱中症対策

グーネット編集チーム
赤ちゃんを車に乗せるときの基本的な熱中症対策としては、車内の温度を下げることが大切です。
窓やドアを開ける
車に乗る前に窓やドアを開け、車内の温度が下がるまで待つようにしましょう。
特に夏場は、車内が高温になっているため温度が下がるまでに時間がかかりますが、急いでいるからといってそのまま赤ちゃんを乗せてしまうのは大変危険です。
エアコンを使用する
チャイルドシートは熱がこもりやすいため、窓を開けて外気を取り込むだけでなく、エアコンを使って車内を冷やすようにしましょう。
車用カーテンを取り付ける
車用の遮光カーテンを取り付け、赤ちゃんに直射日光が当たらないようにするのもおすすめです。
また、車に乗らないときにもカーテンを閉めておけば、車内の温度が上がりにくいというメリットもあります。
チャイルドシートへの熱中症対策
チャイルドシートにこもった熱を冷ます効果的なグッズを3つご紹介します。
保冷シート
冷凍庫で冷やしたジェルを入れて使用するシートで、熱くなったチャイルドシートをすぐに冷やすことが可能です。
また、車中のチャイルドシートに限らず、ベビーカーに乗せて外を歩くときなど幅広いシーンで使えるのも魅力でしょう。
チャイルドシートカバー
チャイルドシートカバーは一見、余計に熱がこもってしまいそうですが、放熱性・吸湿性のある素材であれば、赤ちゃんが汗をかいてもカバー内を快適に保つことができます。
そのため、「保冷剤などの冷却グッズでは冷え過ぎてしまうのでは」と心配な人にもおすすめです。
サンシェード
サンシェードは体を冷やすアイテムではありませんが、赤ちゃんの紫外線対策に有効です。
窓に貼るタイプや、チャイルドシートに標準搭載されているものもあるので、他の対策を併せて取り入れるとよいでしょう。
まとめ
車の中は温度が上がりやすく、車移動は暑さの影響を受けやすい赤ちゃんにとって熱中症の危険が伴います。
赤ちゃんの健康を守るためにも、しっかりと熱中症対策をおこない、安心・安全に車移動をおこないましょう。