カーライフ
更新日:2020.05.25 / 掲載日:2020.05.25
いつでもスマホを充電!車で使える充電器の選び方と注意点

グーネット編集チーム
スマートフォンは旅行先の調べものやナビ代わりに役立つ一方、いつ充電が切れるのかハラハラした経験はないでしょうか。車で長距離移動する場合や、通勤などで毎日車に乗る方こそ、車内で使えるスマートフォンの充電器の導入をおすすめします。
しかし、車内では電源をどこからとればいいのか、自分の車では充電器は何を選べばいいのかなど、悩む方も多いのではないでしょうか。
今回この記事では、車内でスマートフォン用の充電器のための電源をとる方法を踏まえ、車に合った充電器の選び方と使うときの注意点について解説します。
車内の電源はシガーソケットからとるのが基本
車内で使える充電器は、基本的にタバコの火をつけるシガーソケットから電源をとることが可能です。接続方法はシガーソケットに充電器のプラグをつなぐだけという簡単な方法なので、配線工事が不要というメリットがあります。
しかし、近年の車はシガーソケットがオプション扱いのことが多く、充電器を使いたくてもシガーソケットがない場合も少なくありません。
しかし、最近では純正USBポートや車載コンセントがある車も増えています。その設備さえあればそこから充電が可能なので、シガーソケットがなくても問題ないケースが増えてきています。
車に合った充電器を選ぶ際のポイント

グーネット編集チーム
充電器は電気を扱うため、車に合った規格のものでないと使えない場合があります。そこで、車に合う充電器を選ぶ際は、以下のポイントを踏まえましょう。
アンペア・充電規格をチェックする
充電器のアンペアは、最低でも1A、できれば2Aの機種を選びましょう。アンペア数が多いほど充電の時間が短くなり、純正の充電器のような急速充電ができるためです。
また、QC規格(クイックチャージ)という充電規格があり、「QC3.0」では一般的なUSBポートよりも4倍ほど早く充電できます。タブレットの充電にも適しているので、アンペア数に加えて充電規格もチェックしましょう。
必要に応じたポート数を選ぶ
車で使う充電器には、複数のスマートフォンや電子機器を一度に充電できる、ポート数が多いタイプがあります。スマートフォン以外にガジェットを多く使う方や、大人数で車に乗ることが多い方は、必要に応じてポート数で充電器を選びましょう。
ただし、ポート数が多いと電流が分散され、充電完了までに時間がかかることがあります。最大出力数が大きいものか、または急速充電に対応しているか確認しましょう。
バッテリーの電圧をチェックする
車でスマートフォンを充電するには、車のバッテリーの電圧に対応した機種を使うことが基本です。車載バッテリーの電圧は普通車で12V、トラックなどの大型車は24Vで、現在流通している充電器の多くは両方の電圧に対応しています。しかし、海外からの輸入品では、24Vに非対応の機種があるので注意しましょう。
車で充電器を使うときの注意点
車でスマートフォンを充電する場合、以下の点に注意が必要です。車のバッテリー上りや充電器の性能を発揮できない原因になるので、これから充電器を使う方こそ注意点を把握しておきましょう。
自動車用インバーターはバッテリーに負荷がかかる
自動車用インバーターとは、シガーソケットからとった電源を家庭用の100Vコンセントに変換できる機械です。USBでは充電できないパソコンやゲーム機、家電などを充電できるので車中泊をするときに活躍します。
ただし、バッテリー容量が少ない軽自動車や年式の古い車で使うと、車のバッテリーに負荷がかかってバッテリー上がりの原因になります。たこ足配線もバッテリー上りやインバーターの故障につながるので注意しましょう。
充電器だけでなくケーブル選びも重要
「充電器のアンペアや充電規格をチェックしたのに充電が遅い……」、こんな状況になる方も少なくありません。その原因は、充電器の規格にUSBケーブルが対応していないからです。2A以上のタイプやQC規格の充電器は、急速充電規格である「Power Delivery(PD)対応」か確認しましょう。また、USBケーブルが太くて丈夫なタイプは、壊れにくく長く使えるのでおすすめです。
まとめ
車でスマートフォンを充電できる充電器は、シガーソケットから電源をとるタイプが手軽に使えて便利です。シガーソケット以外に、新しい車に搭載しているUSBポートや車載コンセントを利用する方法もあります。充電器はアンペア数と充電規格で充電時間が変わるため、急速充電が可能な2A以上、またはQC規格のタイプを選ぶのがおすすめです。
また、バッテリーの電圧に対応していること、必要に応じたポート数を考慮するのも充電器選びのポイントになります。ただし、充電器に対応したケーブルを選ばないと、本来の性能を発揮できないので、充電器と同様にケーブルの規格もチェックしましょう。