車中泊での雨対策を徹底解説！換気・雨音・雨の日の過ごし方

雨が降ったときに役立つ、車内の換気をする方法を紹介します。

車での換気は思いの外大変です。「換気をするなら窓を開ければいいのでは？」と思うかもしれませんが、換気は風の循環が必要で、窓を開けるだけでは十分な換気ができません。
また、雨のときに窓を開けると雨が入ってしまったり、車内の湿度が高くなってしまう場合があります。より効果的な換気をするためには、扇風機や換気扇を使うことが重要なポイントです。

窓を開けるだけでは換気できない問題は、簡単なDIYで解決できます。そこで、今すぐに取り入れられる、おすすめの換気DIYを紹介します。

・虫よけネットを窓につける
車の窓ガラスを全体に覆うように虫よけネットを貼り付け、窓を少し開けるだけで空気の循環がアップします。車専用のウィンドーネットという商品もありますが、網戸に使う網でも代用可能です。また、本来の目的である虫よけ効果もあるので、夏場の車中泊でも活躍するでしょう。

・扇風機を併用
扇風機は車内の空気をすぐに循環できる優れものです。虫よけネットと併用することで、雨の日はもちろん、蒸し暑い夏も快適に過ごせます。USBをモバイルバッテリーに接続するだけで簡単に使える、小型のUSBファンは車内でも場所をとらないのでおすすめです。

・USBファンを窓に設置する方法
窓枠の大きさにカットしたプラスチック製の段ボールにUSBファンをはめ込み、再び窓枠にセットすることで換気扇と同様の効果が得られます。壊れるのが心配な方は、ベニヤ板を使うのもおすすめです。

起きているときは気にならなくても、車内が静かになる就寝時は天井の雨音がうるさいと感じるものです。寝てる間に雨が降り出すと、音で起きるケースも少なくありません。

雨音がどうしても気になる方は、雨よけになる高架下のパーキングに駐車するか、雨が降ってもいいように耳栓を持参するといいでしょう。大きな木の下に駐車すると、雨粒が集まって大きくなり、雨音がさらに大きくなるのでやめておきましょう。

外で過ごせない雨の日は、スーパーでの買い出し、スーパー銭湯などの入浴施設、図書館や博物館などの公共施設といった、建物内で過ごす日と決めておくといいでしょう。

買い物に行く際は、地下駐車場がある商業施設を選ぶのがコツです。車中泊は寝床を準備するたびに荷物をまとめる必要があり、雨が降っていると外に出て作業ができないからです。雨を気にすることなく荷物をまとめられ、買い物もついでにできて一石二鳥です。

また、大雨や台風が近づいている場合、車中泊をする場所選びに注意が必要です。海や山に近い場所に停めた場合、高波や土砂崩れなどの災害に遭う可能性があります。もしも天気が急変した場合、できるだけ安全な場所に移動することが大切です。また、身の危険を感じたらいつでも移動できるように、運転手がお酒を飲むことは控えましょう。

車中泊で雨が降った場合、車内の換気が快適に過ごすポイントです。窓を開けるだけでは換気が不十分なので、虫よけネットやUSBファンを使ったDIYで対策をしましょう。
また、天井の雨音が気になる方は、高架下に駐車するか、耳栓を使うとよく眠れます。

雨の日は車内の湿度が高くなりやすいため、できるだけ建物内で過ごすのがおすすめです。買い物や入浴といった、用事を雨の日に済ませるといいでしょう。また、警報レベルの大雨や台風がきた場合は、海や山の近くに停めず、できるだけ安全な場所を選ぶことも重要です。