カーライフ
更新日:2020.05.25 / 掲載日:2020.05.25
お盆法要のお車代の正しい書き方とは?渡し方やマナーについても解説

グーネット編集チーム
お盆の時期に法要を営む際、僧侶にはお布施、またはお車代を用意する必要があります。
しかし、「お盆での僧侶へのお車代の相場は?」「お布施とお車代を渡す際の表書きの書き方は違うの?」など、わからないことも多いですよね。
そこで今回は、お車代の準備の仕方や相場を説明していきます。お盆前に慌てずにすむよう、ぜひ参考にしてください。
お盆法要のお車代とは?金額の相場は?
葬式や法事の際、僧侶が会場まで移動する交通費を「お車代」と言います。
もともとは僧侶をお寺まで迎えに行くのが一般的でしたが、葬儀の形式の変化など時代の流れもあり、葬儀会場まで来てもらうケースが多くなりました。迎えに行かない代わりに「お車代」を用意するようになったのです。
お盆法要のお車代の相場はいくら?
お盆法要で僧侶に渡すお車代は、「5,000円~10,000円+キリのいい実費」が相場とされています。
お車代は交通費なので、お寺から葬儀会場までの距離を目安に考えるといいでしょう。
例えば、お寺と葬儀会場までがそれほど遠くなければ「5,000円+キリのいい実費」。お寺と葬儀会場が離れていれば「10,000円+キリのいい実費」が相場です。
お布施とお車代は一緒に包んでも問題ない?
お車代を渡す際に、お布施と一緒に包んでもいいのでしょうか?また、お車代はお布施と同じような包み方でいいのでしょうか?
ここからは、お車代の包み方を説明していきます。
お盆法要のお布施とお車代は別々の袋に包むようにする
お布施は先祖や故人の供養に対しての「感謝の気持ち」で、お車代は僧侶の「交通費」なので、意味はまったく違います。お布施とお車代を混同しないように気をつけましょう。
そのため、お布施とお車代は別々の袋に包まなければなりません。
また、お布施とお車代はそれぞれ書き方が違い、用意する金額も変わってきます。
僧侶にお車代を渡すときのタイミングは、お布施と一緒で構いません。
渡すときはお車代をお布施の下に重ね、お布施は切手盆もしくは袱紗(ふくさ)に乗せるのがマナーです。読経の後に渡すのが一般的とされています。
お盆法要のお車代が必要ない場合
施主が送迎の車を手配して支払いまですませる場合や、遺族が車を用意する場合には、お車代を渡す必要はありません。お寺で法事をおこなう場合も、お車代は不要となります。
【お盆法要のお布施】お車代の表書きの正しい書き方

グーネット編集チーム
お車代にはどんな封筒を用意すればいいのか、また、表書きはどのように書けばいいのかで悩みますよね。お車代を用意するにあたり、気をつけたいルールを以下で確認していきましょう。
墨の濃さは薄墨?濃墨?
香典などは遺族や故人へのお悔やみを表すので薄墨で書きますが、僧侶に不幸があったわけではないので、お車代は濃墨(通常の濃さ)で記入しても問題ありません。お布施と同じく普通の墨で大丈夫です。
しかし、最近は墨をする機会も減っているので、香典にも濃墨が使われることがあるようです。
表書きの書き方
表書きの書き方は2パターンあります。1つは「お車代」もしくは「御車代」とだけ記入するパターンです。
もう1つは、「お車代」の下に喪主(もしくは施主の名前)、住所、金額などを細かく記入するパターンです。どちらで記入しても問題はありません。
裏書の書き方
裏書はしなくても問題ありません。細かい決まりごとはなく、封筒がお車代とわかれば大丈夫です。
まとめ
今回は、お盆でお車代はどのように渡すべきかを解説してきました。
大切なポイントをまとめると以下のようになります。
・お車代の相場は5,000円~10,000円+キリのいい実費程度
・お布施とお車代は別々の袋を用意する
・お車代は濃墨(通常の濃さ)で記入する
僧侶を自宅や葬儀会場に招く際は、お車代だけでなくお布施も必要になるので、忘れないように気をつけましょう。葬儀や法要のマナーを守り、僧侶に失礼のないようにお盆を迎えてください。