カーライフ
更新日:2020.05.25 / 掲載日:2020.05.25
妊娠初期に車で旅行して大丈夫?気をつけるべき注意点を解説

グーネット編集チーム
車で旅行する計画があった状態で、自身やもしくはパートナーが妊娠していることがわかったらどうしますか?
せっかくの旅行だから「行く」という人もいるでしょうし、赤ちゃんのことを考えて「残念だけど中止にしよう」と考える人もいるかと思いますが、できれば安全に楽しみたいものです。
そこで今回は、妊娠初期から後期にかけてそれぞれの状況にして車で旅行する場合の注意点などについて解説します。取り返しのつかない問題になってしまわないよう、妊娠中の旅行を検討している方は参考にしてみてください。
妊娠初期に車で旅行して大丈夫?

グーネット編集チーム
妊娠初期に旅行で車に長時間乗る場合、以下の点に注意が必要です。
つわりの症状が出やすい妊娠初期は避けるべき
つわりが落ち着くのは、一般的に妊娠4ヶ月目以降と言われています。それまでは車での旅行は避けたほうがいいでしょう。車の揺れで気分が悪くなったり、つわりのたびに吐いたりすると、せっかくの旅行を楽しめません。
ただしつわりには個人差があり、出産までつわりが続く人もいるので、車での旅行は自分の体調と相談しましょう。
お腹が大きくなって身体を動かせなくなる妊娠後期も注意!
基本的には妊娠後期も車での旅行は避けたほうが賢明です。特に自身が運転をする場合は、お腹が大きくなり足元が見えづらくなったり、ハンドル操作がしづらくなったりして、運転に支障が出ます。
また、臨月にはいつ破水や陣痛が起きるかわからないので、1人での運転はしないようにしてください。必ず誰かに運転してもらうようにしましょう。同じ理由から、高速道路にも乗らないようにしてください。
妊娠初期に車で旅行する際に避けるべきこと
妊娠初期は安静にしているのが理想的ですが、特に避けるべき点を確認していきましょう。
長時間のドライブは避けるようにする
体調の変化が起こりやすい時期なので、運転中、急に気分が悪くなることもあります。運転するときは無理をせず、30分~1時間に1度くらいの間隔で休憩を入れるようにしてください。
シートベルトは極力着用するようにする
「妊娠中はシートベルトを着用しなくてもいい」と聞くこともありますが、これは間違いです。そのような条文は道路交通法に記載されておらず、妊婦でもシートベルトをしていなければ違反になります。
ただし、破水や出血、陣痛などが起こった場合は緊急時として認められ、シートベルトの着用義務が一時的に免除されます。
この例外措置が拡大解釈され、「妊婦はシートベルトをしなくても良い」と誤って広がったようですが、緊急時以外はシートベルトの着用が義務付けられているので注意しましょう。
妊娠中の方向けの正しいシートベルト着用法を実践する
以下のようなやり方でシートベルトを着用すると、腹部への圧迫を避け、お腹の赤ちゃんを守ります。
1.腰ベルト、肩ベルトを両方とも着用する
2.腰ベルトはお腹を避け、腰骨あたりの低い位置に通す(腹部の圧迫防止)
3.肩ベルトは胸の間を通り、腹部のふくらみを避けて側面に通す
4.首に負担がかかると危険なので、肩ベルトは首にかからないようにする
まとめ
妊娠中に車で旅行に出かける際に、気をつけたいポイントは4つに分かれます。
・つわりが多い妊娠初期は運転をひかえる
・妊娠後期の運転は避ける(特に臨月にはハンドルを握らない)
・妊娠中でもシートベルト着用は義務(例外あり)
・妊婦に適したシートベルトの正しい着用法がある
妊娠中は体調の変化が起こりやすく、運転中の判断力も低下するので、車で旅行に行く際はさまざまなことに気をつけなければなりません。やむを得ない場合でも、無理をせずに安全運転を心がけましょう。
急な破水や陣痛など、緊急時以外は妊婦にもシートベルトの着用が義務付けられています。お腹の赤ちゃんを守るためにも、ルールを守りましょう。