カーライフ
更新日:2020.06.09 / 掲載日:2020.06.09
車中泊での快適な寝方とは?ポイントを押さえて車中泊を安心・安全に楽しもう!

グーネット編集チーム
車中泊での寝方は車内の広さや人数、体の大きさなどによって異なりますが、車中泊をより快適にするためには、できるだけ体への負担が少ない寝方を選ぶことが大切です。
また、寝方が選べない場合でも、車内の状態や駐車する場所に気を付けるだけで快適性を大幅にアップさせることができます。
そこで今回は、車中泊での寝方やそれぞれのメリット・デメリット、車中泊を快適にするポイント、注意点について紹介します。
車中泊にはどんな寝方がある?
車中泊をする際の寝方は、大きく分けて以下の3パターンが挙げられます。
背もたれを倒して寝る
車のシートに座ったまま、背もたれを倒して寝るという寝方です。
この寝方であれば車内が狭くても寝られるほか、寝床を作る手間もないため、手軽に車中泊を楽しむことができるでしょう。しかし、長時間同じ姿勢で過ごすことになるため、血流が悪くなって血栓ができる「エコノミークラス症候群」のリスクが高まります。
後部座席で横になって寝る
横になれば体にかかる重力も均等になるため、少ない負担で寝ることができるでしょう。
ただ、大人の場合は膝を曲げる必要があるので、朝まで熟睡するのは難しいかもしれません。また、横向きの状態は仰向けのときよりも体を支える面積が小さく、肩や腰に負担がかかりやすくなります。
フルフラットで脚を伸ばして寝る
座席の背もたれを倒し、シートをフラットな状態にできる車であれば、脚を伸ばして寝ることも可能です。脚を完全に伸ばした状態の寝方は、体への負担が最も少ない寝方だといえるでしょう。ベルトを緩めたり、ゆったりとした服装に着替えたりすることができれば、より快適に眠ることができます。
車中泊を快適にするポイント
車中泊を快適にするためには寝方だけでなく、空間づくりや場所選びも重要になります。
ここでは、車中泊を快適にする3つのポイントを紹介します。
車内の凹凸をなくす
1つ目のポイントは、車内をできるだけフラットな状態にすることです。
いくらシートがフルフラットになったとしても、凹凸があれば背中や腰に負担がかかり、とても快適には過ごせません。そのため、マットレスや敷布団などを敷いて、凹凸をなくす工夫をしましょう。
適切な空調や光対策がされた空間づくり
2つ目のポイントは、車内の空間づくりです。
脚を伸ばした状態で寝られたとしても、目隠しや光対策をしなければ安心して眠ることができません。また、温度調整ができていない場合は、暑さや寒さで起きてしまうこともあるため、朝まで快適に過ごせる空間を作りましょう。
適切な駐車場所選び
3つ目のポイントは、寝る際の場所選びです。
高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、道の駅の駐車場などで車中泊をする人もいますが、これらの施設は休息や仮眠で利用する場所です。つまり、車中泊をすることはできません。安心して眠るためにも、長時間の駐車が認められている場所を選ぶようにしましょう。
車中泊の寝方にも注意が必要!

グーネット編集チーム
工夫次第で快適に過ごすことができる車中泊ですが、寝方によってはリスクをともなう場合もあります。そのため、以下の注意点についてしっかりと対策するようにしましょう。
エンジンをかけっぱなしにしない
エンジンをかけっぱなしにして寝てしまうと、寝ている間に車内へ排気ガスが入り込み、一酸化炭素中毒になる危険性があります。特に冬場は外気温が低く、触媒の浄化作用も低下するため、エンジンを切った状態で寝るようにしましょう。
車上荒らし対策は必須
車中泊では必ずすべてのドアをロックし、車上荒らし対策をおこないましょう。目隠しを使い、外から車内の様子が見えないようにすることも大切です。また、場所選びの際は、あまり人気のない場所や真っ暗なところ、治安が悪そうなところも避けるようにしましょう。
まとめ
車中泊での寝方のうち、フルフラットで脚を伸ばして寝る方法が体への負担も少なく理想的といえます。睡眠の質をさらに上げるためにも、敷布団やマットレスを用いて工夫してみましょう。
また、車中泊を安心・安全に楽しむためには、空間づくりや場所選びも重要なポイントになります。
車中泊をより快適なものにしたい人は、ぜひ参考にして試してみてください。