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更新日:2020.06.09 / 掲載日:2020.06.09
車中泊でお湯は確保できる?車内でお湯を沸かす方法と注意点を解説!

グーネット編集チーム
車中泊をする際、「朝起きたときにコーヒーが飲みたい」「カップ麺が食べたい」など、お湯が必要になった経験はないでしょうか。また、レストランやコンビニで食事を済ませる場合でも、車内でお湯を沸かすことができれば何かと便利です。
最近では、車内で簡単にお湯を沸かすことができるアイテムもたくさんあるので、誰でも手軽にお湯を確保できます。
ただし、方法によっては引火の危険性もあるため、正しく安全に使用することが大切です。今回は、車中泊でお湯を沸かす方法と、お湯を沸かす際の注意点について解説します。
車中泊でお湯を沸かす方法
車内でお湯を沸かす方法には、主に以下の3つがあります。
ガスでお湯を沸かす
車中泊でお湯を沸かす場合、カセットコンロを使う方法があります。カセットコンロはもともと室内で使用するものなので、専用のカセットボンベをセットするだけで車内でも簡単に火をつけることが可能です。
ただし、「火」でお湯を沸かすことになるため、カセットコンロの上部や周りには十分なスペースを確保する必要があります。また、窓を締め切った状態で使用すると一酸化炭素中毒になる危険性もあるため、使用する際はしっかりと換気をおこないましょう。
電気でお湯を沸かす
シガーソケットを電源にすれば、電気ケトルでお湯を沸かすことも可能です。この方法は火を使わないため安全性は高いですが、使いづらい点もいくつかあります。
例えば、自宅の電源と違いシガーソケットは電圧が低いため、1リットルのお湯を沸かすのに1時間以上かかることも少なくありません。しかも、その間はエンジンをかけっぱなしにする必要があるので、時間帯や場所によっては難しいでしょう。
また、お湯を沸かすといっても、90度程度までしか温度が上がらず沸騰はしません。そのため、用途によっては適さない場合もあります。
アルコールでお湯を沸かす
燃料用のアルコールを使ってお湯を沸かす方法もあります。大木製作所が販売している「アルポット」では、800ミリリットルのお湯を15分程度で沸かすことが可能です。また、本体から火が出ない、本体が熱くならないといった特徴があるので、車中泊には最適なアイテムだといえるでしょう。
ただし、アルコールはカセットボンベのようにどこでも購入できるものではないため、燃料の補充に手間がかかるといったデメリットもあります。
車中泊でお湯を沸かす際の注意点

グーネット編集チーム
車内でお湯を沸かす際に気をつけるべきポイントは以下の3点です。
換気を十分におこなう
カセットコンロでお湯を沸かす際は、車内の換気を十分におこないましょう。車内に可燃性ガスが残っていると、爆発する可能性が高くなりとても危険です。
ライターや電気系統から出るちょっとした火花も着火原因となるため、窓はもちろん、バックドアも開けてしっかりと換気をおこなってください。
カセットボンベ脱着時のガス漏れに注意
カセットボンベは、うまくセットできないとガスが漏れてしまうことがあります。少量であっても、そのまま換気をせずに着火してしまうと、ガスに引火して爆発する危険性があるので注意が必要です。
もしカセットボンベの装着に失敗した場合は、ガスの臭いがなくなるまで換気をしてから火をつけるようにしましょう。
周りに引火しやすいものを置かない
車内でお湯を沸かす際は、周りに引火しやすいものがないことを確認してから沸かすようにしましょう。また、カセットコンロやケトルの下面が熱くなる可能性もあるため、ステンレスやアルミ素材のトレーを敷いて使用するのがおすすめです。
まとめ
車中泊でお湯を沸かす方法は、主に「ガス」「電気」「アルコール」の3種類です。それぞれメリットもあればデメリットもありますが、安全面と使いやすさを考えると、車中泊にはアルコールを使った方法が最も適しているといえるでしょう。
使い勝手としてはカセットコンロが便利ですが、一酸化炭素中毒や爆発といった危険性があるため、十分に注意しながら使用することが大切です。正しく安全な方法でお湯を沸かし、快適な車中泊を楽しみましょう。