カーライフ
更新日:2020.09.16 / 掲載日:2020.09.16
車のエアコンから水漏れ?焦る前に原因を確かめて適切に対処しよう!

グーネット編集チーム
駐車場に車を停めたとき、地面に液体が水たまりのようになっていることがあります。「エアコンから水が漏れている?」と不安になるかもしれませんが、液体の種類によっては問題ない場合もあり、一概にトラブルとは言い切れません。
ここでは、エアコンからの水漏れの原因をはじめ、水漏れを起こしている液体の見極め方やトラブル時の適切な対処方法について解説します。
車のエアコンの水漏れにもいろいろな原因がある(外回り編)

グーネット編集チーム
車の下に漏れた液体は、エアコンから出たものとは限りません。液体の種類によって原因が異なりますので、それぞれについて解説します。
車のエアコンから水が出ている場合
エアコンをかけながら車を走行したあと、エンジンを止めてしばらくすると、車の下に水たまりのようなものができることがあります。
この液体は、一般的にはエアコンのドレーンからの排水なので故障ではありません。
それでも気になる場合は、漏れている液体の色や場所などを確認するといいでしょう。エアコンの水の場合は、無色透明の液体です。
車のエアコンから緑や赤の液体が出ている場合
車から排出された液体がドレーンからの水であれば問題ありませんが、液体の色が緑や赤(場合によってはブルーやピンク)などの場合は、ラジエーターからクーラントが漏れている可能性があります。
この場合、エアコンが故障しているわけではありません。
クーラントは基本的に密閉されています。液漏れを起こしている場合はパーツが破損している可能性が高いので、早めにディーラーや整備工場で点検してもらいましょう。
車のエアコンから粘り気のある液体が出ている場合
車の下から比較的粘り気のある茶色や黒色の液体が漏れている場合は、エンジンやミッションなどからのオイル漏れである可能性が高いです。
この場合もエアコンの故障ではなく、原因は別にあります。
オイル漏れは、エンジンブローなどの致命的なトラブルにつながるリスクがありますので、早急にディーラーなどで点検してもらいましょう。
車内で水漏れが起こる原因(内装編)

グーネット編集チーム
車外ではなく、車内で水漏れが発生することもあります。ここからは、車内で発生した水漏れの原因を解説します。
助手席の足元が濡れている場合
車内の水漏れは、助手席側で発生することが多いです。これは、液体関係の配管が助手席側に集められている車が多いためです。
液体が無色で無味無臭に近い場合は、エアコンのドレーンホースが外れてしまっている、または亀裂が入ってしまっている可能性が考えられます。
すぐに重大なトラブルにつながる可能性は低いですが、車内の湿度が上がってカビが発生することがあるので、できるだけ早く修理しましょう。
カーエアコンの結露で水浸しの場合
カーエアコンの吹き出し口などが、水滴で濡れてしまうことがあります。これは結露なので故障ではありませんが、気になる方は多いでしょう。
結露は、エアコンからの冷気と車内の温度に大きな差が生じることで起きる現象です。
例えば、冷たい水が入ったコップを部屋に置いておくと、コップの外側に水滴がつきます。車内でも、これと同じような現象が起きるのです。
結露を放置してしまうと、カビの温床になってしまいます。カビが発生した状態でエアコンをかけると、カビを車内にまき散らしてしまいます。
結露を防ぐためには、エアコンをかけているときでも窓を少し開けたり、エアコンフィルターをこまめに取り換えたりすることをおすすめします。
まとめ
「車から液体が漏れて、水たまりのようになっている」のを発見したら、焦ってしまうでしょう。それが水の場合は、エアコンのドレーンの排水なので問題ありません。
もし水以外の液体が漏れていたり、車内で水が漏れていたりする場合は何らかのトラブルが起きている証拠なので、ディーラーなどで点検してもらいましょう。
焦らず、きちんと確認して対処することが大切です。