カーライフ
更新日:2022.06.30 / 掲載日:2021.11.26
【大人の自動車遊び】クルマ・バイク好きのためのファッションアイテム【九島辰也】
文●九島辰也 写真●ユニット・コンパス
“6輪生活”と言う言葉があります。読んで字の如し、4輪と2輪を持つライフスタイルのことです。乗り物好きの夢でもありますよね、ガレージにクルマとバイクを並べると言うのは。考えただけでもワクワクします。
それじゃどんなモデルを並べたらいいのか。ここがかなりの悩みどころです。クルマから決めるのかバイクから決めるのかでも違いますし、スポーツ系でいくのかオフロード系にするのかでも雰囲気が変わります。イマドキならSUVとアドベンチャー系大型バイクですかね。どちらも人気です。
ブランドの組み合わせも悩めるポイントです。BMWやホンダだとブランドで統一できますが、それ以外は難しいでしょう。クラシックカーならトライアンフなんてのもありますが、クルマの実用性がなくなります。KTMもそうかな。かつて雑誌の企画で、ポルシェ911とハーレーのV-RODの組み合わせをページで展開したことがありますが、けっこう反響ありました。まさに「男の夢」ですね。もちろん実用性は犠牲にしなくてはなりませんが。
前置きが長くなりましたが、そんなクルマとバイクのどちらも愛する方にとって夢のようなショップがあるので、ご紹介したいと思います。モトーリモーダです。
モトーリモーダとはモーター(motor)とモード(mode)を融合させた言葉だそうです。クルマとバイクをエレガントに楽しむ“大人のためのモータースタイル”だとか。まさに6輪生活にぴったりです。
クルマ用にはアバルトやアルファロメオ、ランボルギーニなどイタリアンブランドのロゴの入ったウェアや輸入モノのドライビングシューズなどがあります。レーシーなところではアイルトン・セナのシリーズなんかも。でもってその横にはベルスタッフのレザーのブルゾンやライダースジャケット、ヘルメットやゴーグル、ブーツなどが並びます。ヘルストンなんかもいい感じ。この時期、新作が続々と入荷されているようで、顔を出すたびニューカマーに目が奪われます。
個人的にここにある商品が気に入っている理由は、普段から街中でも着られるようなデザインがたくさんあるからです。クルマに乗っている時とかバイクにまたがっている時しかマッチしないのではなく、タウンユースできます。なので、少々値段が張っても一冬使えるとなればリーズナブルとも考えられます。先日もバイク用のパンツを購入しましたが、膝と腰のパットを外せば普段使いも大丈夫でした。デニム代わりにサラッと履けちゃいます。
ショップは全国で展開されているので、足を運ぶこともできますしオンラインでも購入できます。でも自粛明けで動けるようになったので、実物を手に取ることをお勧めしたいですね。ついでにキーケースやお財布、それからステッカーなんかも見られますから。楽しみが尽きません。
個人的に立ち寄るのは、銀座店とA PITオートバックス東雲店。後者はオートバックス内にあるので、カー用品を探しに行ったついでに立ち寄れるので便利。要するに駐車場完備ってわけです。クルマを駐めるところを探さなくていいから気が楽でしょ。
なんて感じでクルマやバイク好き目線でファッションを楽しむのはアリだと思います。最近は冬になると流行りのブランドのダウンジャケットばかり目につきますが、それとは一線を画すことができます。流行り物を知ることは必要ですが、みんなと同じにすることはありませんから。唯我独尊のごとく行きましょう!
と言うことで、今回は6輪生活について考えてみました。でも色々考えていると6輪じゃ足りないですよね。クルマはスポーツカーとSUVが必要ですし、バイクも大型の他にクロスカブのような機動力のあるものが欲しくなります。となると、4+4+2+2になるので、“12輪生活”ですかね。ガレージにそれなりのスペースが要求される。ヤバイ、郊外に引っ越さないと……。それはともかく、現実は置いておいて、妄想から始めますかね。寒い冬の夜は熱燗片手に妄想にふけることにします。