災害対策・防災グッズ
更新日:2016.11.01 / 掲載日:2016.10.27
エアバッグの役割と必要性について
goo-net編集チーム
今やどんな自動車にも搭載されているエアバッグですが、
その役割や必要性について正しく理解しているドライバーはあまり多くいません。
いざという時の身の安全のためにも、今一度、エアバッグの重要性を再認識しておきましょう。
エアバッグとは?
エアバッグは、端的に言えば衝撃緩和装置の1つです。
自動車の車体に強い衝撃が加わった際に瞬時に作動し、
乗員が受けるであろう身体への衝撃を和らげる効果を持ちます。
形状としては袋体となっており、衝撃から膨らみきるまでの時間はおよそ0.03秒です。
この速度は人のまばたきよりも早く、乗員が衝撃を感じる前に作動していることになります。
普段は目に見えない部分に隠されており、
大体はハンドルやダッシュボード内に設置されていることが多いです。
最近では運転席、助手席以外にも、後部座席、側面からの衝撃に対する、
サイドエアバッグなども徐々に搭載されつつあります。
またシートベルトの着用を前提とした設計がされており、
両方を併用することで初めて最大限の効果を発揮します。
エアバッグの必要性・重要性とは?
エアバッグの必要性は、シートベルトだけでは防ぎきれない頭部を始め、
身体へのダメージを大幅に軽減することにあります。
ただしエアバッグは、どんな状況でも必ずしも万全ではありません。
走行速度やぶつかった角度などの条件的なものや、
小さな子どもがエアバッグの衝撃で二次的な怪我を負うなど、
まだまだ解決すべき課題はあるようです。
とはいえ本当に重大な事故が起きた際に、エアバッグが乗員の命を守ってきた実績もあります。
現状ほぼ全ての自動車にエアバッグが標準装備となっている事実を見ると、
機能性への信頼と共に重要性の高さもうかがえるでしょう。
エアバッグには、身体が車外へ放り出されそうになったときにも、
それをブロックする働きがあります。
交通量の多い国道や高速道路での二次被害を防ぐ役割もありますので、
ますますその重要性が増していると言えるでしょう。
エアバッグがない場合、どんな危険が高まるのか?
もしもエアバッグが開くような事故が起きると、乗員はその衝撃で、
ハンドルやフロントガラスなどに、胸や頭部を強く叩きつける危険性があります。
このような場合、エアバッグがないことで衝撃をそのまま受けることになってしまい、
当たりどころや衝撃の強さによっては生死にも関わるでしょう。
事故などにより、車が強い衝撃を受けた場合において、
怪我を未然に防いでくれたり、命を守ってくれるのが、エアバッグと言えるでしょう。
前述のようにシートベルトの着用を着用することで最大限の効果が得られるため、
身体の安全を守る上でも改めてシートベルトの確認は念入りに行うようにしましょう。