災害対策・防災グッズ
更新日:2017.04.14 / 掲載日:2017.04.13
中古車の事故車の定義と見分け方について
goo-net編集チーム
中古車を選ぶ際に、好みの車種や値段はもちろんですが、
「事故車でないかどうか」も慎重に見極める必要があります。
また、事故車は車体価格が安いというメリットがあるので、
事故車を購入の際は、出来るだけ状態の良い車を購入したいという方もいらっしゃると思います。
今回は、中古車における事故車の定義と、事故車の見分け方について見ていきましょう。
中古車販売に「事故車」の定義はあるのか
中古車販売の「事故車」とはどのようなものを指すのでしょうか。
中古車販売業界では「車の骨格等(フレーム)に欠陥を生じたもの、
またはその修復歴のあるもの」と事故車の定義を設けています。
例えば、ドアが凹んだので修理した、ライトが破損したので交換した、
という修理では「事故車」とは認められず、
フレームなどが歪んで車の運動性能に支障が出たり、剛性が失われるなど、
安全性が失われる可能性のある車両を「事故車」と定義しています。
このような事故車には修理した際に「修復歴あり」と記されますが、
車の安全性に影響がない骨格等の修復のない車両は「事故車」とは扱われず、
一般の車と同じ扱いで販売が可能となります。
事故車の正しい見分け方とは
事故車であるかどうかを見分けるために、
または、事故車であっても大きな不具合が起こる可能性が少ないかどうかを見極めるためにも、
購入前に自分の目でチェックする必要があります。
そのためのポイントをご紹介します。
ボディやフレームの左右を比べる
事故の衝撃で歪んだフレームは修理だけでは完璧に元には戻りません。
よく見ると左右のフレームに違いがあったり、歪んでいたり、隙間がなかったりすると、
何かの衝撃を受けて修理した可能性もあるかもしれません。
歪みを見つけたら販売店に確認をとるようにしましょう。
ボルトの塗装をチェック
車の各種ボルトは新車出荷時にしっかり塗装がされています。
ボンネットやトランク内のボルトが剥げていたり、
色違いのボルトがついている場合は、修理した可能性もあります。
気になった場合はどんな修理をした車なのかを確認しましょう。
ドアのシーラーの確認
ドアの縁にあるシーラーはドアを交換すると形状が変わります。
シーラーが曲がっていたり、歪んでいたり、左右のドアで形が違っていたら、
ドアの補修や交換を行った可能性が高いので注意してください。
これらの違いを見極めるには自分の目を鍛える必要もあります。
車をチェックする際、疑問点などがあれば、販売店に相談をするようにしましょう。
ダメージの大きい事故を起こした車は販売されるのか
事故と言っても、修復可能なものから修復不可能なレベルのものまでさまざまです。
例えば、燃えてしまったり大破してしまったりなど即廃車になるレベルから、
人や自転車、バイクとぶつかってボンネットが歪んだ、
フロントガラスが割れた、ドアが凹んだ状態などがあります。
廃車は論外ですが、前述した事故車の定義に当てはまらず修理された車は、
普通に流通しているのが現状ですし、しっかりと修理をされているのであれば、
安全な走行ができる車として認識しても問題ないと言うことができるでしょう。
ダメージの大きい事故を起こした車は、車の運動性能や剛性に支障が出ることが予想されますので、
事故車(修復歴車)として販売されていることが多いと言えます。
修復歴車を購入する際は、修復の内容などについてきちんと確認をすることが大切です。