災害対策・防災グッズ
更新日:2018.11.18 / 掲載日:2018.10.01

車の運転中に地震が起きたら?シーン別対処方法と便利なサイトを紹介

トンネル内の様子

自然災害はいつ起こるか分からないもの。特に、地震は予期せぬ時に起こるものであり、運転中に地震が起きたらどう対処するべきなのか、知っている人は少ないのではないでしょうか。
車内で揺れを感じた時に対処方法を知らないままでは、パニック状態になってしまうこともあります。そこで今回は、運転中に地震が起きた時の基本的な対処方法やシーン別の対応方法をまとめてご紹介します。地震が起きた時に正確な情報を収集できるサイトもまとめてみました。5分おきに最新情報が得られるサイトもあるので、避難の時に役に立ちます。いざという時に焦らなくても済むように、地震が起きた時の対応を基礎知識として知っておくと安心です。

車の運転中に地震が起きたらどうする?

運転中に地震が起きた場合には、どのような対応をしたらいいでしょうか?まずは、基本的な対処方法をご紹介します。

車を左側に寄せて停車する

運転中に揺れを感じたら、まずは速度を落としてハザードランプを点滅させながら車を左側に寄せて停車させます。急ブレーキをかけたり道の真ん中で停車したりするととても危険です。
大地震の場合には揺れがおさまった後に緊急車両が通ることが予想されます。本車線に停車すると緊急車両の妨げとなるため、できるだけ左側に寄せるようにしましょう。エンジンを止めたら追突事故が起きないよう、ハザードランプを点滅させておくようにします。また、できるだけ前後の車との車間距離を確保して、余震や避難に備えます。

揺れが収まるまで車の中で待機

揺れを感じている最中に、慌てて車の外に飛び出すのはとても危険です。自分と同じように他の車の運転手もパニック状態になっている可能性があり、思わぬ事故に繋がるかもしれません。
揺れが収まるまでは車内で待機をしてラジオなどの緊急地震速報から、正しい情報を得るようにしましょう。

危険な場合は車を置いて避難を

地震の揺れがおさまった後、状況によっては車をその場に置いて避難することも考えられます。そのような場合は窓ガラスを閉めて、キーを付けたまま身の安全を確保しながら避難します。キーを付けたままにするのは、緊急車両の通行を優先する時に、車を移動させることがあるからです。
また、一度車を離れるといつ戻ってこれるか分からないため、車内に貴重品など重要なものを放置せず、必ず持って避難するようにしましょう。

高速道路やトンネル走行中に地震が起きたら?

地震はいつ起こるか分かりません。もし、高速道路やトンネルなどを走行している時に地震が起きたら、どのように対応したらいいのでしょうか?状況別の主な対処方法をご紹介します。

高速道路走行中は急に止まらない

高速道路の運転中に揺れを感じたら一般道路と同様、急停止をしないようにしましょう。ハザードランプを点滅させながら少しずつスピードを落としていき、左側に寄せて停車させます。
なお、高速道路は計測震度4.5以上で通行止めとなるため、揺れがおさまったら係員の避難誘導に従います。

トンネル走行中は左側によって待機

トンネル走行中に揺れを感じたら、慌てないでゆっくりと速度を落とします。トンネルの場合天井や壁面が崩落する可能性があるため、出口が近い場合にはトンネルから出ることを最優先して走行を続けます。
万が一、出口までまだまだ遠い場合には、非常口が見える場所まで走行して左側に寄せて停車させます。その後、非常口から脱出します。地震が発生した時のトンネル内は倒壊や事故、火災などが起こる可能性があるため、自己判断で行動しないようにしましょう。

夜間に走行中の場合の注意点

夜に車を運転しているときに地震が起きたら、焦らずにスピードを落としたまま走行を続けます。急に減速をすると衝突される危険性があるため、ハザードランプを点灯させながら、減速するようにしましょう。
揺れが収まったら、左側に寄せて停車します。車外に出られる状況であれば、三角表示板を置いておくと衝突される危険性がありません。

夜間は日中よりも周囲の状況が把握しにくい状態。車内でラジオやスマートフォンを活用し、正しい情報を得てから行動することが大切です。

交通情報をチェックできるサイト3選

地震が起きた時には、焦らずに正しい情報を入手することが重要です。最後に、道路情報や交通情報をチェックできるサイトをご紹介します。スマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、情報収集に活用してください。

5分おきに情報が更新される「日本道路交通センター」

http://www.jartic.or.jp/

「日本道路交通センター」が提供しているサイトがこちらです。高速道路、首都高速、一般道路の情報が24時間5分おきに更新されるため、タイムリーな情報を入手することができます。
サイトの操作性もよく、日本地図上で交通情報が知りたいエリアをクリックするだけで簡単に情報が得られます。また、緊急時に役立つ電話での交通情報案内も行っており、サイト内には電話番号が掲載されています。

全国の高速道路の情報が分かる「Highway中日本」

http://c-ihighway.jp/web/map_tokai.html

「Highway中日本」高速道路に特化した交通情報サイトです。全国各地の高速道路の通行止めや事故情報、渋滞情報を入手することができます。
こちらのサイトでは「ライブカメラ」の映像を見られるところが特徴で、現在の高速道路の様子をリアルタイムで見ることが可能です。

政府運営のサイト「国土交通省 道路情報」

http://www.mlit.go.jp/road/roadinfo/

「国土交通省 道路情報」は、政府が運営している道路情報サイトです。細かな一般道路の情報まで把握することができ、5分から15分間隔で情報が更新されます。
日本地図をクリックすることで特定地域の情報が得られるようになっており、道路規制や通行止めの原因や実施期間まで教えてくれます。

今回は、運転中に地震が起きた時の基本的な対処方法やシーン別対処方法、そして情報収集に役立つサイトをご紹介しました。地震はいつ起こるか分かりません。だからこそ、万が一に備えて対処方法を知っておくことで、落ち着いて行動することができます。ぜひ、今回ご紹介した対処方法を頭の片隅にしまっておいてください。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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