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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.02.02

緑、白、黒、青などのナンバープレートの違いって何?

緑、白、黒、青などのナンバープレートの違いって何?

goo-net編集チーム

車の前後に必ず付いているナンバープレート。

ナンバープレートとは、個別の自動車を識別するために取り付けられた標識板の事で、
「自動車登録番号票」というのが正しい名前です。

地名や番号などが記されているので、なんとなく何か意味があるのだろう、
という事まではわかりますが、タクシーや軽自動車など、
色の違うナンバープレートも存在します。

ナンバープレートの違いを見ていきましょう。

ナンバープレートの色の違いは「自家用」か「営業用」かの違い

ナンバープレートの色分けは、主に「自家用車」か「営業用車」かに違いがあります。

・白地に緑文字…自家用自動車、商用車

・黄色地に黒文字…自家用軽自動車 軽商用車

・緑地に白文字…営業用車

・黒地に黄色文字…営業用軽自動車

・青地に白文字…外務省用車

「営業車」と「商用車」の違いとは?

「自家用車」は自分で乗る車の事ですが、「商用車」も白いナンバー扱いです。
緑ナンバーの「営業車」と、どこが違うのでしょうか?

営業車とは?

運送業や運搬業など「運ぶことを業務」としている自動車は「営業車」に該当します。
一般的に「緑ナンバー」と呼ばれる車です。

運送用のトラックや路線バス、観光バス、タクシーや霊柩車などに使用する車は営業車となります。

商用車とは?

一方で、コンクリートミキサー車や、消防車、救急車、キッチンカーなど、
「自らが働く車」の場合は「商用車」となるので白ナンバー扱いです。

社名のついた営業用の車も、運搬することで商売が成り立つのでなく、
単なる自社の製品を運ぶ場合には「自家用車」の扱いとなるので、こちらも白ナンバーです。

工事現場のトラックは白ナンバー?緑ナンバー?

運送会社のトラックは、運送業により商売を成立させているので、緑ナンバーですが、
工事現場でよく見かけるトラックやダンプカーには、
白ナンバーと緑ナンバーの両方を見かける事があります。

この場合は「工事会社が自社で使っている車か下請けに運搬を依頼している車か」で判断できます。

工事会社より廃材や資材の運搬を依頼されている下請け業者は、
「責任を持って廃材や資材を確実に届ける」という運送業での商売が成り立つため、
緑ナンバーでの営業をしなければなりません。

一方で工事会社が自社のトラックを使う場合には、その商売は発生しません。

大きな工事現場だと、いろいろな工事会社がそれぞれに請け負っている箇所が違うので、
緑ナンバーのトラックと白ナンバーのトラックの両方を見ることができます。

たまに見る青のナンバープレートってなに?

あまり見かけることがない青のナンバープレートも存在します。
これは外交官が乗車する車のことです。
青地に白文字となっており、外交団用、外交団大公使館、代表部用に分けられています。
また、白地に青文字の場合は、領事だん用ナンバーというものもあります。

これらのナンバープレートで意外と知らない特徴として、
・交通違反があっても適用されない
・自動車税が免除される

という特徴があります。
これは「外交関係に関するウィーン条件」によって認められています。

普段何気なく見ているナンバーの色も、その車種や業者と照らし合わせると、
ちょっといつもと違って見えてくるかもしれませんね。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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