ドライブ
更新日:2019.10.29 / 掲載日:2019.10.29
初心者必見!駐車・車庫入れのコツとは?バック駐車の苦手意識を克服しよう

グーネット編集チーム
駐車や車庫入れをするとき、車体に合った入れ方がつかめず駐車が苦手という人もいるのではないでしょうか。特に狭い場所での駐車・車庫入れは苦労するものです。
駐車を上手く行うためには、駐車のコツを知ることが大切といえます。
バックで駐車・車庫入れをする際のポイント
バックでの駐車を上手く決めるには、いくつかのポイントがあります。
以下のポイントを参考に、バック駐車を実践してみましょう。
前進とバックではハンドル操作が逆になるので気を付ける
当然のことですが、前進しているときと後退しているときではハンドルを回した際に車が動く向きが逆になるように感じます。それに加えて、バック駐車の際は左右にハンドルを切り返すことが多く、余計に混乱してしまう人も少なくないでしょう。
このような混乱をしないためには、壁や横の車などの障害物からできるだけ離れ、自車の周りにスペースを作るようにしましょう。スペースがあることで、もし混乱した場合は少し前進してハンドルの向きとタイヤの向きを確認することができます。
また、ハンドルを切ったまま前後を交互に見ることもタイヤの向きとハンドルの切る方向を混乱する原因になります。停めたい位置を確認し、そこに対してタイヤの向きがどちらを向いているのかを常に意識するといいでしょう。
バックをする際は、バックしたままハンドルを切らない
アクセルを踏んで少しスピードが出た状態でバックをしようとすると、ハンドル操作が追い付かなくなる場合があります。
少し後退しながらハンドルを切るのであれば、10km/h程度の速度で、または、AT車であればクリープで進むぐらいの速度で行うようにするといいでしょう。この速度であればハンドル操作が追い付かなくなることはないはずです。
もしそれでもハンドル操作が難しいと感じるのであれば、車を完全に停止させてハンドル操作をするのも手です。一度で駐車を成功させようとするよりも、1つ1つの操作を独立させて集中させることが確実な駐車への近道となることもあります。
駐車をする際にピボットエリアとなる目印を決める
ピボットエリアとは、駐車の際に内側のタイヤが通る目印となるエリアのことです。隣の車の端や駐車場の端などを中心点として描いた半径50cm程度の円のことをいいます。
左バックのときは左後輪、右バックのときは右後輪をピボットエリアに合わせると、狙った位置にバックしやすくなります。
必ず目視で左右確認をする
ピボットエリアに合わせようと確認する際、そこにばかり注意がいってしまうと反対側への注意がおろそかになってしまいます。
ピボットエリアの確認をしつつ、目視で左右の確認も行いながらバックしましょう。
駐車場などでの駐車のコツ

グーネット編集チーム
まず、駐車をしたいスペースにできるだけ車を寄せます。自分の体の位置が、隣の駐車場や隣の車の端、(進行方向が右なら左端)などに近づけ、車を停車させます。
進行方向が右ならば、ハンドルを左いっぱい切って前進をします。ミラーを見て、右側の面の延長線上に隣の車の端、(進行方向が左なら右端)などが来たら、ハンドルをまっすぐに戻します。
ハンドルを調整しながら、隣の車の端などにゆっくりと近づけて行きます。
隣の車や駐車場の端などの付近に後輪が近づいたら、ハンドルを右いっぱいに切って、「ピボットエリア」の外周上に車を停車します。ここでいうピボットは、隣の車の端や駐車場の端などを中点として、描いた円のことをいいます。
駐車の際は半径50cmほどの円を描くように意識をし、その外周に車を停車します。
そして、車が駐車枠に入る様に前進とバックを繰り返します。前進の際は、停止をしたままハンドルを左いっぱいに切り、(進行方向が右の場合)ゆっくりと前進をします。
バックの際は、停止をしたままハンドルを右いっぱいに切り、(進行方向が右の場合)、ゆっくりとバックをします。
車が駐車枠に入る角度になったら、ゆっくりと駐車枠に入れます。車が中央によるように調整し、駐車完了です。
左側からバックをする場合には、内側の後輪が駐車枠に来たかをサイドミラーで確認するのは困難ですが、車体感覚をつかむことが大切です。
道幅が狭い場合の駐車のコツ
駐車の際、駐車スペースが狭ければ狭いほど、駐車スペースにまっすぐバックをして行く必要があります。逆に道幅が広い場合には、駐車スペースに対して、車をまっすぐにするのはそこまで苦労はしないといえます。しかし、道幅が広い場所ばかりではありません。
駐車スペースに隣接する道幅が狭いことはよくあることです。
幅の狭い道に隣接する駐車スペースへの駐車のコツは、まず停めたい駐車スペースに対して、車全体を通り過ぎさせ、斜めに停止をします。
ハンドルをまっすぐにしてバックし、車体後部を駐車スペースに入れます。そして、ハンドルをいっぱいに回してバックをします。
前向き駐車のコツ
一見簡単そうな前向き駐車ですが、実は意外とコツが必要になってきます。
住宅街に隣接するコンビニなどでは前向き駐車を指定される場合もあるため、以下のポイントを確認しておきましょう。
前向き駐車のコツとは
前向き駐車はバック駐車よりも簡単ではありますが、自車の前方にどれだけスペースがあるか把握しておく必要があります。あまり前に詰めすぎると他車や壁にぶつかってしまうからです。自車のバンパーの先端がどこまであるかを感覚的につかんでおくことがコツです。
他にも気を付けるポイントとしては、隣に駐車している車にぶつからないよう、ハンドルを早く切って小回りしすぎないようにすることです。進入角度がきつくならないよう、できるだけ大きく曲がることでリスクを減らせます。
前向き駐車の方がいい場合は?
住宅街に隣接するコンビニなどでは、前向き駐車を指定している場合があります。
駐車場のすぐ後ろに住宅街がある場合、排気ガスやアイドリングの騒音を浴びせると迷惑になるためです。法的な規制ではないものの、マナーとして住宅街など指定されているところでは前向き駐車をしましょう。
駐車の練習をしよう
苦手な駐車を克服するために、駐車の練習してみましょう。
駐車の練習をするにあたって、適している場所や意識することなどを以下でご紹介します。
駐車の練習をするのに適している場所
駐車の練習をするには、できるだけ車が少なく広いところが理想です。具体的には、大きな公園の駐車場や大型ショッピングセンターなどの駐車場が適しています。
ただし、あくまでも本来は駐車するためのスペースであり練習場ではないので、駐車場内のマナーを最優先に練習してください。
駐車の練習は一人ではなく、何人かでやるのがおすすめ
駐車の練習は一人でもできますが、複数人で実施してお互いに駐車を見てもらいディスカッションすることで、より効率よく練習できます。
複数名の中に一人、既に運転に慣れている「教官」的ポジションの人がいるとさらに良いです。
駐車の練習におすすめの時間帯
駐車の練習を行う時間帯は、なるべく交通量の少ない深夜か早朝がおすすめです。
深夜帯で暗いときは、なるべくライトがついて明るい駐車場で練習するといいでしょう。
駐車の際のサポート機能も充実
近年の車は駐車をアシストしてくれる優秀なサポート機能が充実しています。
ここでは、国内の大手メーカー3社を取り上げ、それぞれの駐車サポートシステムについてご紹介します。
トヨタの駐車サポートシステム
トヨタの駐車サポートシステム「インテリジェントパーキングアシスト」は、超音波センサーとカメラで駐車スペースを検出し、ハンドル操作をアシストしてくれる機能が備わっています。
自動的に適切な角度でハンドルを切って駐車枠に収めてくれるため、ドライバーはブレーキでスピードをコントロールするだけで簡単にまっすぐ駐車できます。
また、縦列駐車の際にも同じようにアシストが働きます。出庫の際にも自動で後退と前進を行ってくれるため、安心の機能です。
日産の駐車サポートシステム
日産の「インテリジェント パーキングアシスト」は、トヨタと同様に自動でハンドルを操作して駐車してくれるシステムです。ドライバーはアクセルとブレーキ操作を行うだけで駐車することができます。
トヨタと異なるのは「アラウンドビューモニター」が装備されている点で、バック中は真上から車を見下ろしているような映像を確認することができます。
ホンダの駐車サポートシステム
ホンダの「スマートパーキングアシストシステム」も、トヨタや日産と同様、ハンドル操作を自動で行ってくれるシステムとなります。
ホンダの駐車サポートシステムの特徴として、タイヤの回転数から自車の位置を推定する仕組みとなっています。