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更新日:2015.04.28 / 掲載日:2015.04.16

身長低い人(低身長者)が運転するのに適した車の選び方

身長低い人(低身長者)が運転するのに適した車の選び方

goo-net編集チーム

身体が大きい人が小さな軽自動車を運転していると、
見るからに窮屈そうで運転しづらそうですよね。

それと同じように、身体が小さい人が大型車を運転していても、
“えっ!こどもっ?!”と確認してしまいますし、
やっぱり“運転しづらそう…”と思ってしまいます。

身体が小さい人、つまり、低身長だと、自分が運転できる車を選んでしまうでしょうし、
運転の仕方に工夫が必要になる場合や、運転しづらいこともあるでしょう。

しかも、小さいお子さんが多い方になると、ワンボックスを購入しなければいけなくなりますし、
生活スタイルや支出の面などを考えても、「自分専用の車」を持つのは難しいでしょう。

低身長の方でも運転しやすい車の選び方や、運転する際の注意するべきポイント、
安全運転のコツなどを紹介していきます。

車を運転するうえで、低身長の方が困る事

・アクセルやクラッチに足が届かない
・ハンドルで視界が悪くなる
・駐車の際、「勘」に頼る部分が大きい
・座高が低く視界が狭くて危険

など、身長の低い方が困るのは、「身体が車の運転に適さない事」です。

何も対処しないと、装置を操作できないので車を運転できませんし、
操作できたとしても、急なことにすばやく反応できないことも起こり得ます。

また、視界が確保できなくて、通行人や、道路のそばで遊ぶ子供を見落としてしまうなど、
車を運転するうえで一番重要な「安全」が確保できません。

車の形や大きさによって変わること

背の低い車・背の高い車・スポーツカー・軽自動車・ワンボックス・RV車など、
さまざまな形がありますが、それぞれの特徴を知って、
背の低い人にはどんな形がいいのかを知っていきましょう。

たとえば、スポーツカーなら車高が低いですし、
ワンボックスは車高が高いですよね。

また、軽自動車は女性に好まれるので、
意外と背の低い女性にも対応できてしまいます。

スポーツカーは車高が低いので、背の低い女性でも運転できそうですが、
意外とそうではなく、実際はペダルに足が届きにくく運転しづらいですし、
最初からシートが低いので、背の低い方はますます視界が悪くなってしまうのです。

対して、ワンボックスカーは大きい車なので、
女性は運転しづらいと思われがちですが、
子育て中のママは運転する機会が多い車ですよね。

そうなると、パパでもママでも運転しやすい車でないといけないので、
男女関係なく意外と運転しやすい工夫がいろいろとされています。

まず、シートが最初から高くなっているので視界が確保しやすいですし、
最近では駐車をアシストするカメラが付いていたりするので、
車が運転をサポートしてくれるのです。

低身長の方の車の選び方や機能・工夫

シートアジャスター(シートを上下させる装置)

運転席のシートの位置や角度などの調節をおこなうための装置で、
ボタンの電動・レバーの手動などでシートを前後させたり、
上下させたり、背もたれの角度を調整します。

背の低い方は、運転ではシートを一番高くして、
そして一番前にして角度を直角に近くすれば運転しやすくなりますし、
車の乗り降りにはシートを下げたりして空間を確保します。

チルトステアリング(ハンドルを上下させる装置)

運転者がハンドルを操作しやすいように、また、乗り降りしやすいように、
ハンドルの高さや角度をレバーで調節できる装置です。

背の低い人はハンドルが視界を遮ってしまうため、
運転をする際は、チルトステアリングを低い位置にして運転し、
乗降をする際は、高さを戻すと乗り降りしやすくなるでしょう。

ペダル位置の調整

背の低い方は足も短く小さいので、
ペダルの位置が高すぎて常に宙に足が浮いた状態になったり、
運転中に足を突っ張った状態になってしまいます。

この状態では、いざという時に思いっきり踏み込めなくなってしまいますし、
ポジションがキツくて長時間の運転ができません。

そのため、車のペダル位置が合わない場合は、
ディーラーに位置の調整ができるかできないかも聞いてみましょう。

アルミペダルへの付け替え

背の低い方でも容易に運転できるようにと、ペダルそのものを変えることができます。
また、ペダルに厚みにあるゴムを付けて、踏み込みやすくすることもできます。

ただし、ペダルそのものを替えてしまうと、
本人以外の人が運転しづらくなる可能性があるため、
家族など、本人以外の人が同じ車を運転する場合には、注意が必要です。

コーナーポール(バンパーの角にポールを付ける)

バンパー(主に左前)の角に付けて、車体の大きさの目印にする装備です。

両面テープで簡単に装着できますし、
ホームセンターやカーショップなどで簡単に手に入ります。

初心者や車体が大きくて特殊なもの、
背の低い女性などが付けると、運転をサポートしてくれます。

フェンダーマーカー(サイドマーカーランプとも言うフェンダーにつけるもの)

フェンダーとは、タイヤを囲うように取り付けられた泥除けの事で、
アメリカでは設置が義務化されていますが、
日本ではおしゃれ目的などで使用されています。

また、現在では、ボディパネルそのもののことを指したりします。

大きな車体の高級車などでは、
フェンダーマーカーが最初からついていたりしますし、
カーショップなどで買って後から取り付けたりもできます。

付ける場所によっては、車体の大きさの目安になるため、
背の低い女性などには運転のサポートになります。

座布団

ホームセンターやカーショップなどでは、
運転時に使用すると、背もたれの部分を近くして、
足とペダルを近づけたり、座高を上げることができる、
専用のクッションが売られています。

素材は安価なものから高価なものまでさまざまですが、
長時間運転するなら低反発素材のものを使用すると良いでしょう。

しかし、高さが欲しいからといって座布団を重ねて使用するのは、
高さは増しますが不安定なので危険です。

試乗して必ず確かめるべきこと

・視界は確保できるか
・装置の操作に支障はないか
・長時間の運転でも支障なくできるか(ポジションが辛くないか)

車を安全に操作できて、長時間の運転でもつらくない、
「ドライビングポジション(ベストポジション)」をとれることが、
車を選ぶ際のポイントです。

ペダルを最後まで踏み切れるほどの(踏ん張れる)余裕と視界が確保できるよう、
シートを前後上下に動かして、どこまで動くか確かめましょう。

また、ハンドル(ステアリング)の高さを調節できるか、
そして、視界が確保出来て運転が長時間でも辛くないかを確認します。

ペダルも調整できるか確認してみると良いでしょう。

そこまでして問題なかったら、ミラーの調整をして、実際に試乗してみましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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