ドライブ
更新日:2015.05.15 / 掲載日:2015.05.13
ブレーキロックとはなぜ起こるのか、その原理と解除方法

goo-net編集チーム
車を走らせていると、突然、
ブレーキロックを起こしてしまうことがありませんか。
このブレーキロックが起きてしまった場合、
どのようにして対処したらいいのかわからない人もいるでしょう。
ブレーキロックはどうして起こるのでしょうか、
また解除の仕方はどうしたらいいのでしょうか。
ブレーキロックはどうして起こるのか?
ブレーキロックとは、ブレーキで前輪や後輪、
もしくは全輪を止めてしまう動作です。
車のブレーキというのは、タイヤの回転を止めるもので、
これによりスピードが減速します。
ブレーキがかかると、最終的にロックしてしまうようになっています。
ブレーキをかけると、タイヤと地面の摩擦よりも、
ブレーキとタイヤの摩擦が大きくなり、安定して走れなくなるので、
そこの力加減が不可欠になります。
速いスピードで走るには、
このブレーキロックをコントロールしないといけません。
自分でやるにはポンピングブレーキを操作する必要があり、
それが苦手ならABSを搭載した車に乗るのがいいでしょう。
ABSがあればブレーキロックの心配はない
ABS(アンチロックブレーキシステム)は、
ブレーキで車輪のロックによる滑走を提言する装置のことです。
急ブレーキや道路が滑りやすくなっているときのブレーキでは、
先ほど話した通りの摩擦の影響により道路上でスリップしてしまいます。
これを防ぐためにポンピングブレーキを行います。
ブレーキを一気に踏み込むのではなく、
少しずつ踏み込んで滑り出したら少しゆるめて、
また踏み込む動作を繰り返すことを、
コンピュータで自動的に行うのがABSなのです。
手動でブレーキロックを解除するには
ABSがあれば、だれでも安心してブレーキロックを制御できますが、
もしこれを自分の手で行うにはどうすればいいのでしょうか。
手動でポンピングブレーキをやるには、
まずタイヤがロックしたらすぐにブレーキを緩めることです。
これを数回繰り返すことでフルロックする前の状態になり、
その状態で車が止まります。
これとサイドブレーキがあれば、さらに安全に操作ができます。