ドライブ
更新日:2022.09.22 / 掲載日:2015.10.08
車の助手席(前座席)に子供を乗せるのはいつごろからが一般的なのか
お子様とのドライブ中は安全のため、お子さんをチャイルドシートやジュニアシートに座らせて、しっかりとベルトを締めた上で車を走行させます。
しかしながら、お子さんは長時間チャイルドシートに座らせていると、飽きて騒ぎ始めますし、親の顔が見えなくて泣いてしまう事もあります。
それなら後部座席よりも前の助手席に座らせた方が、すぐ近くでお子さんの様子を見ることができますし、お子さんも前から運転している景色が良く見えますので、意外と喜んで車に乗ってくれていたりします。
では何歳くらいからお子さんを助手席に乗せることができるのでしょうか?また、皆さんは何歳からお子さんを助手席に乗せるようにしているのでしょうか。
助手席は後部座席よりも危険度が高い
チャイルドシートが後部座席への取り付けを推奨とされているのは運転席の隣である助手席よりも、後部座席の方が、万が一の時の安全性が高いからです。
もしも事故にあってしまった場合、事故の状況にもよりますが、対向車が自分の運転する車に突っ込んできた場合は、大きな被害に遭いやすいのは後部座席よりも助手席です。
また事故が起こったときは衝撃から身を守るためエアバッグが開くのですが、エアバッグは子供の体の大きさを想定していませんので、エアバッグでお子さんが思わぬ怪我をしてしまうこともあるのです。
子供をチャイルドシートで助手席に乗せる場合
助手席にお子さんを乗せる場合は、お子さんが生後6ヶ月を過ぎたあたり、一人で座れることができるようになってからという方が大半です。
その理由はチャイルドシートの向きにあります。お子さんが生後間もない頃、チャイルドシートの取り付け方が決められており、座席の背もたれと向かいになるように、進行方向と逆向きに取り付けるのが一般的です。
その状態で助手席にチャイルドシートを取り付けてしまうと、エアバッグが開いた時にチャイルドシートがエアバッグの勢いで圧迫されてしまって、お子さんが大けがをしてしまうなど大変危険です。
子供をシートベルトで助手席に乗せる場合
チャイルドシートは、6歳未満の子どもに対して法律で義務付けられています。ですので、チャイルドシート等を使わずにシートベルトで助手席に乗れるのは、年齢でいうと6歳を過ぎたころから可能ということになります。
ただし、この場合、安全に子供を助手席に乗せるポイントとして、年齢がポイントではなく、お子様の身長が重要になります。
シートベルトなどは大人を対象として設計されている仕様上、身長が140cm未満の場合ですと、エアバッグやシートベルトで、お子さんが思わぬ怪我に見舞われる可能性があります。
子供を車の助手席(前座席)に乗せる場合は、年齢が6歳を超えていること、そして、身長が140cmを超えた後になりますので、小学校4年生~5年生以降くらいから助手席に乗せるのが一般的だと言えます。