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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.10.14
車の馬力とは?単位や測定方法、トルクとの違いを解説

goo-net編集チーム
車のカタログなどで馬力という言葉を目にすることがあると思います。
また、トルクという言葉を目にすることがあると思います。
では、馬力とはいったい何のことを指しているのでしょうか?
また、トルクとの違いは何でしょうか?
車の馬力とは
馬力とは仕事率のことで、仕事率の大きさは一定時間に、
どれくらいの力で、どれくらいの距離を移動させたかによって決まります。
一般的には、1秒間に75kg重の力で、
物体を1m移動させた仕事率のことを馬力といいます。
馬力の単位と測定方法
馬力は、一般的には国際単位系であるW(ワット)で表され、1馬力は約735.5Wとなります。
車のカタログではkWが用いられるので、1馬力は0.7355kWとなります。
また、日本では昔からPS(仏馬力)を用いてきたため、
車のカタログなどではkWとPSが併記されていることが多いです。
因みに、1PSは0.7355kWです。
また、PSの他にHP(英馬力)という単位もあり、
同じ1馬力なら1HPの方が1PSよりも大きくなり、1HPは0.7457kWとなります。
馬力の測定は一般的には、シャシダイナモという機械を用いて行われます。
多くの場合、チューニングショップなどで馬力を測定してくれます。
馬力とトルクの違い
トルクとは、車のタイヤを回すための力のことで、
トルクが大きければ大きいほど回転しようとする力が大きくなります。
トルクが大きければ速いというわけではなく、回転数が伴わなければ車は速くはなりません。
一方馬力は、物体をどのくらいの力で。
どれくらいの距離を移動させるかによってきまるもので、
馬力が大きければ大きいほど車のスピードは速くなります。
トルクが瞬間的な力であるのに対し、馬力は持続的な力といえます。
馬力の算出方法は、馬力=トルク×回転数×定数(0.00136)で算出されます。
馬力やトルクといった数値は、車を選ぶ際の指標となるといえます。
自分の車の馬力などが気になる人は確認をして見るのも良いかもしれません。