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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.10.15
車のハザードの意味・使い方とサンキューハザードのやり方について

goo-net編集チーム
車を運転しているときに、ハザードランプを使ったり、
他の運転手からハザードランプで連絡してもらう場面がありますね。
車のハザードの意味や使い方を確認していきましょう。
ハザードの本来の意味
車のハザードランプの正式名称は「非常点滅表示灯」といい
方向指示器のひとつです。
ハザードランプをつけるハザードスイッチは、
赤いボタンに二重の三角のマークがついています。
ハザードスイッチを押すと、前方・後方・左右すべてのウインカーが
同時に点滅するため、全方向に対して車の異常を知らせることができます。
このように、運転中に車が故障した、事故を起こしたなど、
車になんらかの非常事態が起きて運転できず停止しているときに、
周囲の車に非常時停車を伝えるのが本来の使い方です。
最近の車種では、緊急時には助手席の人がスイッチを操作できるように、
助手席と運転席の間にスイッチが設置されることが多いです。
ハザードの使い方
ハザードランプの使い方として、
最近では渋滞の最後尾に近づいたらハザードランプを点灯させて、
後方の車に渋滞を知らせ、減速を促す使い方をネクスコ(高速道路株式会社)が推進しています。
また、トラブルによって車が動かなくなった場合に
牽引してもらったり、車を押して動かす際にもハザードランプをつけます。
他にもハザードを非常時停車に使うことから流用して、
路肩に短時間駐車する時にハザードランプをつける人もいます。
ショッピングセンターの駐車場などで駐車のため停止したり、
バックしたりする意思を他の人に伝えるために、ハザードランプを使う人もいます。
サンキューハザードとは?どういった時使うの?
サンキューハザードとは、2~3回ハザードランプを点灯させて、
お礼の意図を相手に伝えるものです。
車を運転していて道を譲ってもらったり、列に入れてもらったり、
何か好意的なことをしてもらった時などに使います。
感謝の意を示す方法としては、フロントガラスやサイドガラスから、
相手の表情が見える時は手を挙げたり会釈する、などの方法もあります。
しかし、あくまでもサンキューハザードは慣習的なものです。
サンキューハザードだと思いこんで、前の車の非常事態を見落とさないようにしましょう。
また、自分がサンキューハザードを使うときは2、3回の点滅に留め、
相手に誤解を与えないように気をつけましょう。
長すぎると非常停止など他の意味にとられてしまうことがあるので、注意しましょう。