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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2015.12.01
車のグリルとは?意味と役割について

goo-net編集チーム
車を前方から見たときに、ライトとライトの間に、
網をはりめぐらせたようなパーツがあります。
この網目模様のパーツのことを「グリル」といいます。
では、このグリルとはどのような意味や役割があるのでしょうか。
車のグリルって何?
車のグリルとは、一般的にはフロントグリルのことを指します。
車前方のヘッドライトの間で、エンジンルームの前方に位置します。
格子状のパーツなのでグリルと呼ばれます。
グリルは交換できるので、自分の車種に合ったグリルに付け替えることも可能です。
グリルの上には各メーカーのブランドロゴが配置されていたり、
グリルのデザインに特徴を持たせ、
見ただけでどこのメーカーの車かわかるようにしているものもあります。
どんな意味と役割があるのか?
グリルの役割は主に2つあります。
1つは機能的な役割です。
ラジエーターやエンジンルームに外部から風を取り入れて冷却し、
ラジエーターがオーバーヒートするのを防ぐためにグリルが設けられました。
現在ではラジエーターの冷却だけでなくエアコンの空気導入口として用いられています。
2つ目はデザインアイコンとしての役割です。
これは外車に顕著にみられます。
特徴あるグリルデザインを統一して使っているので、
グリルとその付近にあるメーカーロゴを見れば一目でメーカーが判別できます。
有名メーカーの特徴あるグリルには名称がついています。
例えば、シングルフレームグリルならアウディ、キドニーグリルならBMWなどです。
このようにメーカーごとに特徴的なグリルはアイコニックな役割も持っています。
車のグリルはどの車にもついているの?
外車ではアイコンとしての役割もあり、
フロントグリルはなくてはならないものとなっています。
日本ではブランドアイコンとしての重要性が低く、
フロントを低くした車がかっこいいというデザイン的な背景から、
フロントグリルを設けない車も販売されてきました。
前方にフロントグリルを設けていない車のことを「グリルレス」と呼びます。
グリルレスタイプの車でもラジエーターの冷却は必要なので、
バンパーの下部に送風口を設けたり、
車の後方から空気が取り入れられるようにするなど、工夫がなされています。