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更新日:2021.11.10 / 掲載日:2019.10.25
車のボディカラーが白か黒かの色の違いによるメリット・デメリットとは

グーネット編集チーム
車のボディカラーには、白色や黒色だけではなく様々な色が利用されています。どの色にもそれぞれのメリット・デメリットがありますが、では、白色と黒色のボディカラーのメリット・デメリットは何でしょうか。
ここでは、白色と黒色の車のメリット・デメリットに加え、車内の温度や暑さに違いがあるのかどうか、どちらが人気なのかについて解説します。
白色と黒色、どちらのボディカラーにしようか迷っている方は、ぜひチェックしてみて下さい。
白色の車のメリット
飽きのこない安心のカラー
白色は車の色の中で、最も無難な色の1つです。時代の流行などの影響を受けづらく、飽きにくい色なので、長く乗り続けることができます。
さらに白色は清潔感がある色として見られていることも多く、乗っているだけで清潔感を演出できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
車が大きく見えて存在感がある
白色は膨張色でもあるため、他の色の車と比べると大きく見える傾向にあります。また、それは、視認性が良いということにもつながります。視認性が良いと相手の運転手は距離感を図りやすく、追突事故や接触事故を起こすリスクを減らすことにつながると考えられます。特に夜は白色の方が目立つため、黒色の車に比べて事故に遭う可能性は低いと言えるでしょう。
年齢や性別問わず乗ることができる
白色はベーシックな色なので、年齢や性別を問わずに乗ることができるのもメリットです。家族で1台の車を共用するような場合に白色のボディカラーを選ぶととても重宝するでしょう。
また、お気に入りの1台の車を長く乗ることもあると思いますが、白色であれば、若々しい雰囲気にも、高級感のある落ち着いた雰囲気にも見て取れるため、時間を越えて愛用できる車になると言えるでしょう。
強めの塗装のため傷が目立ちにくい
黒色などの色に比べて強度の塗装が施されているため、傷自体が付きにくくなっているのも白色の車の特徴です。また、洗車傷のような細かい傷であれば、ほとんど目立ちません。
将来的に売却を検討している場合、査定価格は傷の有無によっても左右されるので、傷が付きにくい・目立ちにくい白色の車はその点でも有利と言えるでしょう。
売却や下取りで高価格査定が付く傾向にある
前述の通り、白色は流行に影響を受けにくい色で、男女問わず、どの年代にも受け入れられる色です。これは、常に一定数需要があるということも示しています。
需要があれば買取価格は上がるので、他の色に比べて中古査定において高値が付くことが多いと言えるでしょう。
白色の車のデメリット
砂汚れや水垢が目立つ
白色は水垢や砂などの汚れが目立ちやすい色です。そのため、洗車などのメンテナンスを怠ってしまうと、清潔感が失われてしまうことも。さらに、紫外線の影響で変色し、年月とともに色が黄ばんでしまうこともあります。
水垢は定期的にワックスを塗ることで防ぐことができますし、砂汚れであれば汚れたらすぐに水洗いすることで落とすことができます。こまめに洗車やメンテナンスを行って、綺麗さを保ちましょう。
無難な色で個性がないと見られることがある
白色は万人受けする色であるため、無難な色と捉えられてしまうこともあります。人によっては個性がないと感じる場合もあるかもしれません。無難だからこそ飽きにくい色ではありますが、他の人とは違う色が良い、などの思いがある場合は、白色はあまりおすすめできません。
しかし、ステッカーを貼ったりして個性を出すことは可能です。簡単に剥がせるステッカーもあるので、白色の車を自分好みにカスタムしてみるのも良いでしょう。
黒色の車のメリット
高級感を演出できる
黒色は車の色の中でも、輝いて見える色になります。高級感や重厚感などにより、カッコよさを演出ことができます。そのため、購入した値段よりも高額な車に見えたり、多少年式が古くても高級感や重厚感でカバーできるのがメリットです。
“良い車”に見えることで、乗っている人を大人っぽく演出できるのもメリットでしょう。
白色同様、売却・下取りで高価格査定が付く傾向にある
白色と同様に、黒も流行の影響を受けにくく、好き嫌いが少ない定番色となります。そのため白色の車と同じく、中古車の買取や下取りの査定において高値が付くことが多いです。
特に高級車など、高級感や重厚感がニーズにある車種の場合、白色の車よりも高額の査定をされることがあります。将来的に売却や下取りを考えているのであれば、黒色を選んでおくと良いでしょう。
黒色の車のデメリット
夜間の視認性が悪い
夜間において、黒色の車は視認性が悪いと言われています。
夜間、ライトを消している駐車時などでは、暗闇に紛れてしまって、認識しづらいということもあるでしょう。
実際に、白色の車よりも黒色の車の方が事故率が高いというデータも存在します。
しかし、これらのデータは、古かったり、夜間に限ったデータではなかったり、日本でのデータではなかったりするため、黒色の車の事故率が高いというのは、あくまでも一般論として認識しておきましょう。
傷や汚れが目立ちやすい
黒は、水垢や埃のような白っぽい汚れ、洗車傷は逆に目立つ特徴があります。そのため、洗車やメンテナンスを怠ってしまうと、黒独特の光沢感などが失われてしまうので要注意です。
こまめに洗車を行ったとしても、洗車後の拭き上げをしっかり行わないと水垢が残ってしまい、洗車後にも関わらず汚れているということもあります。黒の車は、綺麗に保つためにこまめな洗車やメンテナンスが大切だと把握しておきましょう。
こまめな洗車ができない場合は、ガラスコーティングをしてみるのもおすすめです。
白色の車と黒色の車で車内の温度・暑さに違いはある?

グーネット編集チーム
猛暑が続く夏に特に気になるのが、車内温度の差です。白色より黒色の方が光を多く吸収するため、温度が上昇するイメージを持っている方は多いと思いますが、あくまで車の色は外装なので車内の温度にはそこまで関係ないと考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、白色の車と黒色の車における、車内最高温度、車内平均温度、ダッシュボード最高温度の温度差を測った実験によると、どの項目においても、白色の車の方が約5度低いことが分かっています。
このことから、白色の車と黒色の車では、車内の温度・暑さに違いがあり、やはり、黒色の車の方が白色の車よりも車内温度が高くなると言えるでしょう。
白色の車と黒色の車ではどっちの方が人気があるのか
白色と黒色、どちらも定番の色と言えますが、2018年の自動車人気色調査報告書によると、世界における1番人気は白色の38%、2位が黒色の18%と、世界的に白色の方が人気があることが分かります。
また、日本においても1番人気は白色の35%で、2位が黒色の22%と、白色の方が人気だということです。3位のシルバーが14%なので、いかに白色と黒色が多くのシェアを獲得しているかということが分かります。
清潔感や上品さを感じられる白色の車、高級感や重厚感による存在感を演出できる黒色の車のどちらも人気ではありますが、実際のパーセンテージで比較すると白色の方が人気と言えるでしょう。
まとめ
白色、黒色どちらもの色も、車の色としておすすめの色と言えますが、どちらの色も、綺麗に保つためにはこまめな洗車やメンテナンスが大切です。
車の購入の際に白色と黒色どちらの色にするか迷っている場合は、メリット・デメリットを考慮して、自分の好みの方を選んでみて下さい。