ドライブ
更新日:2019.06.20 / 掲載日:2016.01.25
車の走行中に室内灯をつけるのは違反になるか

goo-net編集チーム
暗い車内では、文字や落としたものなどが見づらくて、室内灯をつけたくなることもあります。
しかし、車の走行中に室内灯をつけても良いのでしょうか?
つけたら違反になってしまうのでしょうか?
また、車の走行中に室内灯をつけることで、どのような危険があるのでしょうか?
走行中に室内灯をつけるのは違反?
道路交通法では特に室内灯に関する明確な規定はなく、
走行中に室内灯をつけても違反にはならないようです。
しかし、車の走行中に室内灯をつけることは大変危険なため、
バス以外は走行中に室内灯をつけないようにと教習所の教本などでもアナウンスしていて、
つけたまま走行していると、違反切符は切られないものの、警察に注意されることもあるようです。
走行中の室内灯の危険1:室内から室外への見えづらさ
一般的に、暗いところから明るいところは良く見えますが、
反対に明るいところから暗いところを見ると、暗いところは見えづらくなります。
室内灯をつけた場合には、明るい室内から暗い室外を見ることとなります。
そのため、夜の走行中に室内灯をつけていると、
外の様子が見えづらくなってしまいとても危険なのです。
走行中の室内灯の危険2:窓の反射
夜、明るい室内から窓越しに暗い外の景色を見ようとしたら、
自分の顔が窓ガラスに映ってしまって外の様子が良く見えなかった、
という経験を1度はしたことがあるでしょう。
これは車でもよく起こる現象です。
走行中に室内灯をつけていると室内の様子が車の窓に反射し、
外の様子が見えにくくなるため車の走行に危険が伴います。
以上のように、室内灯をつけての走行は反射などによって、
外の様子が見えづらくなるという危険が伴うことが分かったかと思います。
走行中に室内灯をつけるのが良いのかどうかと言うのは、
違反になるかという問題だけで見るのではなく、安全性の面も考慮した方が良いでしょう。
より安全に車を運転するためにも、走行中に室内灯をつけるのは控えることをおすすめします。