ドライブ
更新日:2018.10.18 / 掲載日:2016.02.17
車のドアの種類と特徴について

goo-net編集チーム
車のドアにはハッチ型ドア、スライドドア、ガルウイングドア、
観音開きドアなどいくつかの種類が存在します。
では、それぞれのドアにはどのような特徴があるのでしょうか。
ハッチ型ドア
ハッチ型ドアとは、跳ね上げ式のドアのことです。
通常の乗り降り用のドアではヒンジと呼ばれる蝶番が垂直になるのに対し、
ハッチバックドアでは水平の角度を取るため、これを船のハッチに見立てたことに由来します。
デザイン性よりも、載積性などを重視した車に採用されることが多く、
主に車の後部ドアに用いられます。
スライドドア
スライドドアとは車のボディに対して平行に開くドアのことです。
主に乗り降り用のドアとして用いられています。
横開きのドアと比べて大きく開くことができ、ボディと平行に開くためスペースをとりません。
このようなメリットがあるため、ミニバンやワンボックスカーなど、
現在では多くの車で採用されているドアの形式といえます。
ガルウイングドア
ガルウイングドアとはドアの開閉形式の1つで、地面に対して垂直に展開をするドアのことです。
ガルウイングは「カモメの翼」という意味です。
開いたドアを正面から見るとカモメの翼にように見えることから、
この名前がつけられました。
スポーツカーなどのように、車の剛性を高めるためにサイドシルが太く設計されている場合、
一般的な横開きドアでは乗り降りがしづらくなってしまいます。
それを解決するためにルーフ部分まで開く、ガルウイングドアが採用されます。
また、レーシングカーのように車高が低い車の乗降性を高める目的でも、
ガルウイングドアが採用されています。
観音開きドア
観音開きドアとは両開きドアの一種で、左右の端部を軸にして中央から左右に開くドアのことです。
車では、バンなどの後部ドアに用いられることが多いです。
観音開きドアは現在ほとんど採用されていませんが、
かつては乗用車などにも採用されていたドアです。
開口部が広く取れるため、乗り降りがしやすいというメリットがあります。