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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2016.02.24
車の水温の適正温度はどれくらいか

goo-net編集チーム
オーバーヒートやオーバークールという言葉を聞いたことがありますか?
これらは車のエンジンを冷やす冷却水の水温が高すぎたり低すぎたりすると起こる、
車のトラブルのことです。
トラブル防止のためにも車の適正な水温は把握しておきたいですね。
ここでは車の水温の適正温度についてご案内していきます。
車の水温の適正温度は?
日本で走っている車のほとんどは、水冷式エンジンを採用しています。
エンジンを使うと熱が発生します。
クーラントと呼ばれる冷却水を循環させて、
エンジンから発生する熱を冷却するシステムが水冷式エンジンです。
熱を吸収すると冷却水の温度は上昇しますし、外気温が低いと冷却水の温度は下降します。
この冷却水の水温が水温計に示されるようになっており、適正温度は70℃から90℃です。
車の水温が適正かどうかはどこで確認するの?
水温計は、ガソリンメーターやスピードメーターなどがつけられている運転席部分にあります。
目盛りの両端にHとCと書いてあります。
国産車の場合表示範囲は20℃から120℃の範囲で、
Hに目盛りが近いとオーバーヒート、Cに目盛りが近いとオーバークールの疑いがあります。
水温計の針が通常どの部分を指しているかは車ごとに異なるので、
運転時にいつもどの付近に針の目盛りがあるか確認しておくと異常を発見しやすいです。
また最近では水温警告灯で水温の異常を知らせるタイプが多く導入されています。
水温が低い場合は青いランプが点灯し、
高い場合は赤いランプが点滅または点灯するようになっています。
車の水温が高すぎたり低すぎたりするとどうなるの?
車の水温が高すぎるとオーバーヒートが起こります。
運転しているとエンジンが遅く感じたり、「カンカン」と異音がしてきたりします。
最終的にはエンジンが停止して走行不能になります。
おかしいなと思ったら安全なところに車を停めて、冷却水やエンジンオイルの確認をしましょう。
ロードサービスを利用するのもよいでしょう。
車の水温が低すぎるとオーバークールが起こります。
水温が低い状態が続いた場合、
オーバーヒートのようにすぐにわかりやすいトラブルは起こりませんが、
暖房の効きが悪かったり、燃費が悪くなったりします。
この状態が続くとエンジンの働きにダメージを与えて、
じわじわと調子が悪くなっていくので、早目に対処することが必要です。