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更新日:2022.09.22 / 掲載日:2019.10.29

ドアバイザーは必要?車のドアバイザーのメリット・デメリットを解説

ドアバイザーは必要?車のドアバイザーのメリット・デメリットを解説
グーネット編集チーム

 車を購入するときディーラーから、「車のドアバイザーは付けた方がいいですよ」と勧められた経験はありませんか?

 現行車にはドアバイザーが標準で付いているものもあり、ドアバイザーは新車時でオプションに組み込まれるケースが多いパーツです。

 しかしながら、ここまで普及しているにも関わらず、ドアバイザーを装着する本来の目的、メリットやデメリットを良く分からない方も多いのではないでしょうか。それらを良く理解し、ドアバイザーを装着するかしないかを選択しましょう。

 それでは、ドアバイザーとはどのような働きをするのでしょうか確認してみましょう。

ドアバイザーとは?

 ドアバイザーとは左右の窓ガラスの上に付ける、小さな屋根のような樹脂製のパーツのことです。フロアマットと同じように付属品扱いされることも多いパーツです。

 このドアバイザーは、別名サイドバイザーとも呼ばれていますが、主に換気目的で装着されています。例えば、雨天時でもドアバイザーがあれば少し窓を開けていても、雨が吹き込まずに換気をすることが可能です。

 また、真夏に窓を少しだけ開けておき、車内の温度上昇を予防するといった使い方もできます。特に喫煙者にとっては、車内でタバコを吸う際に換気が行える便利な装備といえるのです。

ドアバイザーのメリット

 まず、ドアバイザーを付けることによるメリットを見ていきましょう。

1.雨天時に窓を開けても濡れにくい

 ドアバイザーのことを雨よけと呼ぶ人もいます。雨が降っているときに窓を開ける場合は、ドアバイザーがあると便利です。窓の上部を少し開ける程度ならドアバイザーが雨を防ぎます。

 そのため直接窓から雨が入りこむのを防ぐことができます。喫煙者はタバコを吸うときに窓を開けて換気ができますし、渋滞などで長時間停車するときに少し窓を開けておくとガラスの曇りを防止できます。

 また、踏切など音を聞いて安全確認するときも、雨が入ってくるのを心配せずに窓を開けて音を聞くことができます。

2.夏場に窓を開けるのに役立つ

 窓開け時にドアバイザーがあると、隙間から器具を入れてロックを解除することが難しくなります。そのため、ドアバイザーは窓開け時の防犯効果も期待できます。

ドアバイザーのデメリット

 では逆に、ドアバイザーを付けることのデメリットには何があるのでしょうか。

1.洗車の効率が落ちる

 車の天井部から洗車していても、ドアバイザーがあると水をはじくので、洗車がしにくくなります。

2.視界の邪魔になる

 ドアバイザー部分が視界を遮ってしまい、運転に危険が生じる場合があります。

3.車の外観やデザインに変化が出る

 新車のカタログや写真では、ドアバイザーが付いていないデザインの写真が掲載されています。ドアバイザーを付けると、イメージしていた車の外観やデザインが違うと感じることもあるようです。

4.外車には装備されていない

 日本車ではオプションでドアバイザーの有無を選べます。しかし、日本車以外では、そもそもドアバイザーのオプションがないことがほとんどです。外車を持っている方には、装備されていないのだからドアバイザーはいらないと考える人もいます。

ドアバイザーが必要なのはどんな人?

ドアバイザーが必要なのはどんな人?
グーネット編集チーム

 ドアバイザーは匂いに敏感な方や、車内の換気を頻繁に行うユーザーに最適なパーツといえます。車内はプライベート空間なので、お弁当やお菓子を食べたり、飲み物を飲んだりすることもあるでしょう。その際、換気をしないままでいると、匂いが車内にこもってしまいます。

 雨の日でも換気を積極的にしたい場合、雨水の侵入を防ぐドアバイザーが有効なのは前述のとおりですが、実は晴天時においても、ドアバイザーは有効なのです。

 晴れていればドアバイザーがなくても換気は可能ですが、特に駐車時などは防犯面が気になるところです。ドアバイザーがあれば、遠目では窓が開いているかは分かりにくいので、車上狙いなどのターゲットになるリスクを減らすことができます。

ドアバイザーが不必要なのはどんな人?

 逆に、車のデザインにこだわりがあるユーザーにとっては、ドアバイザーは不要なアイテムかもしれません。車のデザインは、基本的にドアバイザーなしで設計されており、車本来が持つデザインの魅力を引き出すには、余分なアイテムが付属していない方がよい場合もあるのです。

 また、ドアバイザーは高速走行時に風切り音の発生原因になるため、音が気になるユーザーにとっては不必要な装備かもしれません。スポーツカーの多くでドアバイザーが装着されていないのもこの理由があるためです。

 最後に、運転時の側面の視界をできるだけ確保したいユーザーにとっても、ドアバイザーは不必要な装備です。ドアバイザーはサイドガラスの上部の視界を一部遮るので、運転の妨げになることがあるのです。

まとめ

 今回は、車のドアバイザーの必要性とメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。

 ドアバイザーには主に換気面でのメリットがある一方で、デザイン面や視界の妨げになるといったデメリットがあります。日本車では新車購入時のオプションとして装着されることが多いパーツですが、取り付けられていない車両にも後付けでドアバイザーを取り付けることが可能です。

 逆に、好みに応じてドアバイザーを取り外すこともできるため、車のデザインや個人の使い方に応じて上手に活用していきましょう。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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