ドライブ
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.18

ドライブレコーダーの必要性やメリットについて

ドライブレコーダーの必要性やメリットについて

グーネット編集チーム

ドライブレコーダーは、車のルームミラー付近に、前方を向く形で取り付ける小型のカメラです。

ここではドライブレコーダーの役割や取り付けるメリットをご紹介します。

ドライブレコーダーとは

ドライブレコーダーとは、走行中の映像と音声を記録する車載装置です。ドライブレコーダーの主な機能は、前方の映像の録画・録音、GPSによる位置情報、車の加速度などがあります。

家庭用のドライブレコーダーは、事故発生時の前後の映像を記録するのが目的です。衝突による衝撃、急ブレーキなどの運転操作といった動作が起きた際に、その前後の映像を自動的に録画するのが特徴です。また、機種によっては動作に関係なく、常時録画するタイプもあります。

ドライブレコーダーを取り付ける意味やメリット

ドライブレコーダーを取り付ける意味やメリットを以下に挙げていきます。

相手の過失の証拠として使える

このドライブレコーダーの役割は、交通事故時の状況などを映像として収めることです。

例えば、信号のない十字路を走行している最中に一時停止を無視して車が突っ込んできた場合、明らかに悪いのは一時停止を無視した車です。しかし、ぶつかってきた相手の中には、保身のために「向こうからぶつかってきた」と嘘をつくことがあります。この場合、自身まで賠償責任を課せられてしまう場合があるのです。

このような運転時のトラブルを回避するため、証拠を掴んでおくためにドライブレコーダーを搭載しておくと良いのです。前述した通り、交通事故が起きた際に、ドライブレコーダーに録画された内容は、証言以上に有力で確実な証拠となります。

トラブル解決が早くなる

交通事故の過失が相手にあり、それを目撃していた人物がいたとしても、警察はそれらの情報を精査してからようやく事故処理を始めます。明らかに相手が悪いような状態だったとしても、もしかしたら見落としがあるかもしれない、もしかしたら裏があるのかもしれない、という可能性がまだ残されているからです。

しかし、ドライブレコーダーの記録があれば、映像として証拠が残っているため、事故の状況を把握しやすく、目撃者の証言や事故状況などの情報の精査もスムーズになり、結果的にトラブルの解決も迅速になるのです。

運転の様子を見直して次の運転の改善に活かせる

交通事故の証拠を押さえるために取り付けることが多いですが、その他にも、ご自身のドライビングを見直すことができるというメリットがあります。

運転を終了させた後、ドライブレコーダーの記録を見ると、ご自身のドライビングを客観的に見直すことが可能です。そこで自身の運転の悪い癖を見つけ、次の運転改善に活かすことができます。

良い思い出も記憶

事故の記録もドライブレコーダーの重要な役割ですが、車窓のキレイな景色を撮影するカメラとして使うこともできます。旅の記録を写真で残すだけでなく、映像で見られるのはドライブレコーダーならではの魅力でしょう。

常時録画ができるドライブレコーダーでは、高解像度で広い視野角で撮影できる機種が登場しています。静止画撮影の機能を兼ね備えた機種もあるので、スマホやカメラでは撮影できない風景を写真に収められるでしょう。

ドライブレコーダーは前方と後方どちらに取り付けるべきか

ドライブレコーダーは前方にも後方にも取り付けることができますが、後方からぶつけられた場合、その責任のほとんどは後方の車が負うことになるので、ドライブレコーダーを取り付けるなら、車の前方がおすすめです。

ドライブレコーダーを選ぶ際のポイント

ドライブレコーダーを選ぶ際のポイント

グーネット編集チーム

ドライブレコーダーを選ぶときは、以下のポイントに注目しましょう。

画質性能

ドライブレコーダーの映像は、相手のナンバープレートや信号の色、標識などを識別できなければ意味がありません。そのため、必要なものがくっきりと撮影できる、高画質な映像を録画できるものを選びましょう。性能の目安は、200万画素以上、LED信号対応、HDR(ハイダイナミックレンジ)/WDR(ワイドダイナミックレンジ)
対応のものがおすすめです。

LED信号は1秒間に50~60回点滅しているため、非対応の機種では信号の色が映らない現象が起こります。対応機種なら事故の証拠が確実に残せるので、自分の身を守るために必要な機能です。

また、HDR/WDRは映像の黒潰れや白飛びを補正する機能で、夜間やトンネル出口の映像、逆光などの条件でもキレイな映像を撮影できます。事故が起こりやすい場所の映像に適しているので、日中や夜でも安心して運転できるでしょう。

録画機能

ドライブレコーダーは映像を撮影するだけでなく、きちんと録画されていることが重要です。なぜなら、事故の証拠映像の提供は当日とは限らず、半年以降で提出を求められることがあるからです。

ドライブレコーダーの録画映像はSDカードに保存しますが、8GB?32GBと容量に限度があります。古い映像を消去して新しいデータを上書きするため、過去の重要な証拠映像が消されてしまう可能性があるのです。

そのような事態を防ぐには、事故の映像を自動で別のフォルダに保存する機能がついた機種を選ぶといいでしょう。また、手動で録画ができる機能は、事故後のやりとりを記録するときに役立ちます。

取り付けやすさ

カメラと録画する本体が一体化した機種は、配線を引き込む必要がないので簡単に取り付けができます。近年では一体型もコンパクトなものが多く、設置場所に困ることもありません。また、映像を映すディスプレイが一体化した機種は、カメラの視野をその場で調整できるメリットもあります。

一方、カメラと本体が分離した機種は、カメラ部分が小さいので視界に入りにくいというメリットがあります。しかし、設置の際の配線が複雑なので、カー用品店などで取り付けを依頼することが一般的です。本体価格以外に取り付け工賃が発生するので、費用の面でも一体型を選ぶといいでしょう。

まとめ

ドライブレコーダーにはさまざまなメリットがあります。自分が起こした(巻きこまれた)事故以外にも、ひき逃げ車両の特定に役立った事例などもあるので、是非、ドライブレコーダーを取り付けることをおすすめします。

事故の映像を記録するだけでなく、旅の車窓を撮影する使い方も可能です。そして、ドライブレコーダーの選び方は、事故発生時の映像を鮮明に撮影できること、事故の映像を必要なときに提出できること、簡単に取り付けられることがポイントです。事故の映像を記録するという目的を果たすためには、ドライブレコーダーの機能にもしっかり注目しましょう。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ