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更新日:2019.06.20 / 掲載日:2016.06.01
車のハロゲンライトとHIDライトの見分け方と違いについて

goo-net編集チーム
車のヘッドライトには、ハロゲンやHIDなどの種類があります。
では、ハロゲンライトとHIDライトには、どのような特徴と違いがあるのでしょうか。
また、これらのヘッドライトを見分ける方法はあるのでしょうか。
ハロゲンライトとは
ハロゲンライトは、窒素などの不活性ガスに微量のハロゲンガスを少量加え、
それを電球内部に封入し、フィラメントを通電させて発光させる仕組みのヘッドライトです。
ハロゲンヘッドライトは、値段も安価で交換も簡単に行えることから、
現在多くの車に採用されており、光の色なども黄色や白、青と豊富にあると言えます。
しかし、HIDライトなどの他のヘッドライトに比べて明るさが弱く、明るさを求めてしまうと、
熱でフィラメントが切れて、寿命が短くなるといったデメリットもあります。
HIDヘッドライトとは
HIDヘッドライトはディスチャージヘッドランプとも呼ばれており、
ハロゲンと違いフィラメントを持っておらず、
電極に高電圧を加えてバルブ内に封入したキセノンガスなどを電解し、
その放電で上昇したバルブ内の温度で水銀にアーク放電させて発光させる仕組みです。
HIDはワット数を上げてもハロゲンのようにフィラメントが切れるといった心配が要りません。
また、寿命も長く、ハロゲンライトより数倍の明るさがあります。
しかし、バルブ交換だけではHIDライトは点灯しないため、素人には交換が難しくなります。
ハロゲンライトとHIDライトの違いと見分け方
前述した通り、ハロゲンライトとHIDライトには発光の仕組みや明るさなどに違いがありますが、
見分け方のポイントとしては、点灯の仕方の違いが挙げられます。
ハロゲンヘッドライトの場合、じわーっとゆっくり点灯をします。
それに対して、HIDはパッと素早く点灯をします。
また、HIDライトの明かりは、HID特有の透き通った白い色をしているので、
見分けがつきやすいと言えます。
以上のように、ハロゲンライト、HIDライトどちらにもメリット・デメリットがあります。
価格面やよく走る道路が夜間にどれだけの暗さになるのかなど、
よく考慮した上で選ぶようにしましょう。