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更新日:2019.06.21 / 掲載日:2016.06.17
オートマ(AT)でのエンジンブレーキのやり方と効果

goo-net編集チーム
エンジンブレーキを上手く活用することで様々な効果を得ることができます。
エンジンブレーキを活用している人の中にも、
エンジンブレーキの効果的な使い方がわからないという人もいるかもしれません。
では、エンジンブレーキはどのように行えば効果的なのでしょうか。
また、AT車とMT車でエンジンブレーキのやり方に違いはあるのでしょうか。
AT車でエンジンブレーキはできるのか?
エンジンブレーキとはエンジンの回転を利用したブレーキのことです。
アクセルを緩めてエンジンを低回転にさせることでスピードを落とすという、
自然に働く制動力のことを指します。
つまり、普通のブレーキのようにペダルなどの制動装置があるわけではないため、
車種を問わずエンジンブレーキは使用することができます。
エンジンブレーキを行うことで得られる効果とは
普通のブレーキではなく、エンジンブレーキによってスピードを落とすことで、
得られる効果とは何でしょうか?
まず、燃費の向上が挙げられます。
エンジンブレーキをかけるとフューエルカット(燃料カット)が作動して燃料の供給が止まるため、
減速しながら走行した距離分、平均燃費が向上するのです。
また、長い下り坂や急ブレーキなどで、フットブレーキを酷使したことでブレーキが利かなくなる、
「ベーパーロック現象」を予防することもできます。
AT車のエンジンブレーキのやり方
AT車のエンジンブレーキのやり方は、MT車と異なります。
その手順について順を追って説明します。
まず、アクセルを離します。
次に、Dレンジを「O/D機能をオフ」または「2にシフトダウン」にします。
そして、フットブレーキを使いながら、スピードを落とします。
この動作により、軽いエンジンブレーキがかかります。
より強くエンジンブレーキをかけたい場合は、
Dレンジをさらにシフトダウンして、フットブレーキを併用しながらスピードを調整していきます。
エンジンブレーキをかける際は、
坂道の勾配具合やカーブなどの周囲の状況をよく確認した上で、
適切にシフトダウンを行うことが大切です。
いかがでしたか?
エンジンブレーキを上手に活用して、快適かつ安全に車を運転しましょう。