ドライブ
更新日:2019.06.17 / 掲載日:2016.09.06
給油口の場所が左右にある理由と見分け方

goo-net編集チーム
私達が日頃何気なく利用している車ですが、
いざ給油しようと思った際に、給油口の場所が分からなくて困ってしまうことはありませんか。
特にレンタカーでセルフスタンドを利用する場合などは、
車から降りて給油口を確認するしかないと思っている方も多いと思います。
実は、車の給油口にはいくつかルールがあります。
今回は、車の給油口の場所の見分け方について見ていきたいと思います。
給油口の場所はなぜ右と左があるのか
そもそも、給油口の場所は車によって異なり、
右についているものもあれば左についているものもあります。
これには理由があり、道路交通法の保安基準で、
「燃料タンクの注入口及びガス抜口は、排気管の開口方向になく、
かつ排気管の開口部から300mm以上離れていること」と定められているためです。
すなわち、出来るだけ給油口とマフラーの位置を離した方が望ましい、ということです。
そのため、大半の国産車はマフラーと反対側に給油口が設けられているのです。
ただ、左右どちらかについているかは、
メーカーによってバラバラであり、統一されていないのが現実です。
車種によって給油口の場所は統一されていたりする?
結論から言うと、給油口の場所は車種によって統一されていません。
さすがに、同じメーカー同士であれば左右どちらかについているかの傾向ははっきりしていますが、
全部の車種が同じ場所についているわけではないのです。
ただし、外国車に関しては例外であり、
給油口がすべて右についているメーカーもあれば、左についているメーカーもあります。
この点では、国産メーカーに比べて分かりやすい傾向にあります。
ちなみに、国産メーカーでは一時期、
「給油口は歩道と反対側についているのが望ましい」との観点から、
左についているタイプが多くありました。
しかし、今ではデザインやボディ構造の関係上、左右が統一されていない現状にあります。
給油口が左右どちらにあるか簡単に見分ける方法
では、自分の車の燃料タンクの注入口は、あらかじめ覚えておかねばならないのでしょうか。
実は、燃料タンクの注入口が左右どちらについているかを簡単に見分ける方法があります。
それは車のメーターについている燃料計を見ることです。
燃料計をよく見てみると、給油機のアイコンの隣に三角の矢印がついていると思います。
その矢印の方向が給油口の位置なのです。
この見分け方は、ほとんどの国産車で使えるため、
レンタカーなどを利用する際はぜひとも活用してみると良いでしょう。
給油口の場所の見分け方を知っておくことで、
ガソリンスタンドで給油をする際に、戸惑ったり焦らずに済みます。
尚、燃料計の左右の位置は、
必ずしも燃料タンクの注入口の位置と一致しているわけではないため、
あくまでも参考としましょう。