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更新日:2022.09.21 / 掲載日:2016.09.07
コラムシフトとは?コラムシフトのメリットとデメリットについて解説

ハンドルの近くにあるコラムシフトは操作性に優れ、前席を広々と使うことができるという利点がある一方で、慣れないと、一般的なシフトレバー以上に扱いにくいという欠点があります。
ここでは、コラムシフトのメリットとデメリットを見ていきましょう。
コラムシフトはどういうタイプのシフトレバー?
コラムシフトはハンドルの脇に変速レバーが付いているタイプであり、運転操作をするハンドルから位置が近いのが最大の特徴です。
MT、ATどちらのタイプもあるのですが、近年では、MTのシフトコラムはタクシーなど一部の車両を除きほぼ見なくなりました。
それに対してATのコラムシフトは様々なメリットがあることから、主流というほどではありませんが比較的多くの車種にも採用されています。
それでも一般的に見れば採用している車種は少ないので、初めて運転をする時などは戸惑うかもしれません。
コラムシフトのメリット・デメリットとは
コラムシフトのメリットの1つとしては、ハンドルからすぐ近くにあるので操作性が良いことが挙げられます。
その一方で、ATの場合には、多段ギアの場合レンジ設定を多くすることができないので、特徴を出しにくいというデメリットが発生してしまいます。
MT、ATで共通のメリットとしてはフロアにシフトレバーが無いので、運転席と助手席の間を隔てるものがなく、足元を広々と作ることができて、双方に移動しやすくなるといった利点もあります。
ATの場合には操作性がやや劣るという欠点はあるものの、MTとは違い、頻繁に変速操作を行う訳ではないので、前席の空間が広くなるというのは非常に大きなメリットになっています。
コラムシフトは運転しにくいのか?
コラムシフトが運転しにくいかどうかというのは、慣れの問題だと言えます。
MTの場合には、普段からMTに乗り、いつものシフトレバーに慣れていている方が初めてコラムシフトを操作すると、運転しにくいと感じることはあるかもしれません。
一方で、コラムシフトの方が運転しやすいという人もいるかと思います。
コラムシフトの運転感覚は、完全に慣れの問題であるため、コラムシフトだから運転をしにくいということはないので、人それぞれだと言えます。
ATの場合には基本的に発進と後退時にしか変速操作を行いませんし、一般的にギアポジションの位置表示灯もあり、現在どのギアに入っているのかわかるようになっています。
実際に運転してみると、それほど違和感を感じないかもしれません。
コラムシフトを採用した車に興味を持たれている方は、試乗などで実際にコラムシフトの使用感などを確認することをおすすめします。