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更新日:2022.10.13 / 掲載日:2016.09.12
車のターボとNAの違いと押さえておきたいメリット・デメリットとは

ターボ、NAとは自動車のエンジンの仕組みによる違いです。NAと呼ばれる自然吸気エンジン(ノーマルアスピレーション)に、さらに大量の空気を押し込むためにターボ(過給機)を付けたのがターボエンジンです。
それぞれに特徴、メリットとデメリットがあり、自分のスタイルに合わせた選び方をすると、より充実した自動車ライフを楽しむことができるのです。
車のターボとNAの違いは?
まずターボとNAの違いですが、これは空気を取り入れるための、チャージャー、過給機が搭載されたエンジンとそうでないエンジンのことを指します。
NAとはノーマルアスピレーションの略で、自然吸気エンジンのことを総称しています。NAに排気ガスを利用したターボユニット(過給機)を追加したのがターボエンジンです。
エンジンというのは、燃料をエンジン内部で燃焼させてエネルギーを発生させることになる以上、空気は必要不可欠です。より多くの空気を取り込むことで、より大きな出力を得られる仕組みです。
ターボエンジンは、排気ガスのエネルギーを利用してターボの羽根であるタービンを回転させ、同時にコンプレッサーを動かして吸気を圧縮して、エンジン内部に強制的により多くの空気を送り込みます。
それに対してNAエンジンはそのような仕組みは搭載されず、大気圧のみでシリンダーに空気を送り込むことになります。ターボチャージャーの開発される以前というのは、基本的にすべてのエンジンというのはNAだったのです。
ターボ車のメリットとデメリットは?
ターボ車のメリットとしては高出力、高トルクが挙げられ、同排気量のモデルで比較すると、NAよりターボ車の方がより高い出力を得ることができます。よって飛躍的に運動性能がアップします。
ただしその魅力を体感するには、エンジンを高回転にして高負荷の状態にさせなければならず、すべての道路でそういった走り方をすることはできません。出力を得るために燃料燃焼効率を上げるだけでは燃費の悪化に繋がり、燃費の上ではNAエンジンと比較するとデメリットとなります。
また、ターボが効き始める前と後では、エンジンの出力特性が大きく変化して、ドライバビリティに違和感を持つ人が多いのも事実です。
しかしながら、最近では環境問題の配慮から、エンジンの排気量を小さくして小型タービンを搭載することで、実用中低速域を中心にアクセルの踏み込み量が減りエコに繋がるという発想による、いわゆるダウンサイジングターボを各メーカーが積極的に採用しています。
これまでのスポーツカーを中心に見られたターボのメリット、デメリットだけではない、新しい価値観とスタイルのターボエンジンも登場するようになってきています。
NA車のメリットとデメリットは?
NAエンジンは、その自然な吹き上がり、レスポンスの良さに魅力を感じる方は多く、スポーツタイプの車でも多くのモデルがNAのドライバビリティにこだわり採用しており、かつてはモータースポーツの頂点であるF1マシンのエンジンもNAでした。
またエンジンを製造する際に部品点数が減り、コストが掛からず、燃費もターボ車と比較すると良いことから、一般的な乗用自動車の場合、大半の車種がNAエンジンとなっています。
ターボエンジンとの比較によるデメリットとしては、ターボが効きだしてからのワープするような加速感や絶対的な運動性能には差が出てしまいます。エンジン出力を高めるためのチューニングにもコストが掛かるのが難点です。
ただし、これらはスポーツカーやサーキット等で使用するレース車両に限定した話で、通常走行によるデメリットというものは特に存在しません。