ドライブ
更新日:2021.02.10 / 掲載日:2016.10.13
高速道路でのガス欠停車は違反?罰金は?

goo-net編集チーム
高速道路で思わぬ渋滞にはまってしまい、ガソリンの心配をした方は多いのではないでしょうか。
高速道路は便利な反面、思わぬトラブルに遭遇することもしばしばあります。
一般道路を運転している時は、ガソリンがなくなりそうになったら、
すぐにガソリンスタンドに行くことができますが、
高速道路の場合は勝手がだいぶ異なります。
高速道路でガス欠停車すると違反になったり罰金を払うことになったりするのでしょうか。
ここでは、万一に備え高速道路でガス欠した時の対応をまとめてみました。
高速道路でガス欠停車すると違反になるのか
高速道路でガソリンがなくなり、ガス欠で停車をしてしまうとどうなるのでしょうか。
この場合、道路交通法第75条の10(自動車の運転者の遵守事項)の違反となり、
高速自動車国道等運転者遵守事項違反となってしまいます。
この法律では、高速道路や自動車専用道路へ侵入する場合には、
事前にガソリンやエンジンオイル、冷却水、タイヤの空気圧や残り溝、
荷物が落ちてこないように点検するようにと決められています。
そのため、ガス欠で停車している場合には、
原則2点加点され、普通車で9,000円の罰金が科せられることになります。
高速道路に乗る前には、
必ずガソリンやオイル量などをチェックし、補充するよう習慣化しましょう。
高速道路でガス欠を起こしてしまったら
いつもガソリン満タンな状態で高速道路に乗れるとベストですが、
様々な理由でガス欠になってしまう場合もあります。
国産車の場合は、目安としてガソリンの残量が10L程度で給油ランプが点灯する場合が多いようです。
安心して50km程度走行できる目安の様です。
給油ランプが点灯してしまったら、
ガソリンスタンドがある最寄りのサービスエリアに入って給油しましょう。
最寄りのサービスエリアにガソリンスタンドがない場合は、次のパーキングエリアに入るか、
それでも緊急を要する場合は、一旦高速道路を降りて一般道路で探すようにしましょう。
やむをえず高速道路の路上でガス欠を起こしそうになったら、
できるだけ広い路肩のあるところに車を停車します。
この時ハザードを点けて後続車に停車の意志表示をしてから停車しましょう。
停車後は後続車に気を付けて、発炎筒で車が停車しているのを後続車に知らせ、
併せて三角停止表示板を表示します。
その後はガードレールの外側など安全な場所に避難します。
避難後にロードサービス等の応援を呼びましょう。
携帯電話からもロードサービスに連絡できますが、1kmごとに設置されている、
高速道路の非常電話からも道路管制センターに救援を求めることができます。
高速道路の路上停車時に二次的交通事故が発生してしまう危険性もあります。
高速道路の路上で停車した時は、乗員の身の安全を確保してから対応するようにしましょう。