ドライブ
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.17
車の運転でイライラしない方法とは?

グーネット編集チーム
急いでいる時に限って信号が全部赤であったり、前の車がノロノロ運転をしていたり、急に割り込まれたり、渋滞にはまってしまったりと、日々車の運転中にはイライラしてしまう要因が数多く存在します。
しかし、イライラしながら運転していると、集中力が低下して、事故をもたらす危険性が増します。
そこで、ここでは、車の運転でイライラしない方法をご紹介しましょう。
車の運転中にイライラする理由
車内(密室)という環境
車の中は、自分の意のままになる密閉された空間です。ハンドルを右に回せば車は右に曲がり、アクセルを踏めばスピードを上げてくれます。自分の部屋のような密閉空間で、物事が自分の思い通りになると人は尊大になってしまいます。大きな車や高い性能の車を運転していると尚のことです。
尊大で自己中心的になると、思い通りにならないことが許せなくなったりします。それにより、赤信号やノロノロ運転の車、自転車や歩行者などにイライラしてしまうことがあります。
運転に集中して判断力が鈍る
人は何かに集中すると交感神経が優位に立つため、感情的になってしまいます。感情的になり闘争本能が前面に出てくると正常な判断ができなくなることもしばしばです。周囲への状況判断力を見失い、焦燥感ばかりが先立ってしまいます。
焦りを伴う判断は、往々にして失敗を招きます。前の車を追い越そうとしたら対向車が来たり、抜け道のつもりでとんでもなく狭い路地に進入してしまったりすることもあります。その結果、ますますイライラを募らせてしまうのは言うまでもありません。
車でイライラ運転しやすい人の特徴

グーネット編集チーム
偏った正義感を持つ人
日本人がルールやマナーに厳格なことは世界的にもよく知られています。エスカレーターやバス停で整然と並ぶ姿や、スポーツ観戦後にゴミを自主的に拾う日本人は常に称賛の対象であり、誇るべき特性です。
ただし、行き過ぎた厳格さや偏った正義感は周囲との関係を悪化させ、トラブルの原因になる可能性もあります。これは近年増加傾向にある「あおり運転」の理由のひとつでもあります。
「自分はルールに則って運転しているのに前の車の運転があまりにもお粗末だ!」とか、「譲ってあげたのにお礼もしない!」などを理由にクラクションで威嚇したり、あおったりすることが度々発生します。また、指導や注意と称して、行動をエスカレートさせることも少なくありません。このような方は常に自分を正当化し、繰り返す傾向にあるので注意が必要です。
日頃ストレスをため込んでいる人
「ハンドルを握ると人格が変わる」という言葉があります。自分の部屋のような空間でリラックスし自我を開放するのは当然のことですが、日頃ストレスをため込んでいる人はその反動が運転に出てしまう傾向にあるようです。
人によっては車の運転が日頃感じることのない自由さを与えてくれるのですが、行き過ぎてしまうと自我の制御が効かなくなり、必要以上にスピードを出したり、些細なことで腹を立てたりしてしまいます。
本来は車の運転にこそ、理性によるいっそうの制御が必要なのです。
時間に余裕を持って出発する
時間に余裕がないと、よりイライラしやすくなります。車で出かける際には、出発時間を早めに設定するなど、時間に十分な余裕を持って出かけるようにしましょう。
慣れた場所へ行く時などには、つい、ギリギリに出発してしまうこともありますが、時間に追われてイライラしないためにも、できるだけ気をつけたいところです。
渋滞にはまりそうな道や時間帯はできるだけ避ける
出発する時間帯や使うルートなどは、渋滞予想などから判断して決めることが重要です。また、出発してからも、カーナビゲーションやラジオの交通情報、ネットやサービスエリアの渋滞情報などを活用して交通状況を把握することができます。
渋滞にはまりそうな時は、迂回路を探したり、渋滞が解消されるまでどこかでリフレッシュするなど時間をつぶしたりしてはいかがでしょう。
好きな音楽やラジオを聞きながら運転する
イライラしそうな状況を回避できない時には、好きな音楽やラジオなどを聞きながら運転するという方法もあります。好きな音楽やラジオを聞きながら、一緒に歌ったり、大声で笑ったりすると、よりストレス解消の効果が期待できます。
甘いものを摂る
甘いものにはストレス解消効果があります。そこで、車の運転中に甘いものを摂ることもおすすめです。車の運転をする時には、あらかじめ、キャンディや砂糖入りの飲み物、チョコレートなど、甘いものを用意しておくと良いでしょう。
この他にも、車用のディフューザーを利用するなどして、好きな香りを感じながら運転する方法や、車から降りて身体をストレッチするなどもリフレッシュ効果が期待できるので、試してみてはいかがでしょうか。
車の運転でイライラしない方法をいくつかご紹介しました。
イライラした感情で事故を起こしたら大変です。イライラせず落ち着いた心で運転をするために、心に余裕を持って運転しましょう。
まとめ
車の運転でイライラするのは車特有の環境と個人の特性が主な理由です。したがって、同じ条件でも車種や個人によって反応が大きく異なります。大きな車に乗ると優越感が増し、尊大になりがちです。また、普段からストレスをため込んでいる方などは、反動的な運転をする場合もあります。
運転中のイライラは誰もが感じうるものです。イライラを軽減し、解消させる方法をたくさん知っておくと良いでしょう。
渋滞を回避する、時間に余裕を持たせて出発するということを基本とし、音楽などの気を紛らせるアイテムを用意しておくことも大切です。