ドライブ
更新日:2021.03.31 / 掲載日:2018.06.28
自動車から変な音!車の異音と不調の原因、その対策を徹底解説!

車から変な音・おかしな音など、異音がしたら危険な合図です。車からする音の種類によって原因や対策は異なってきますので、今回は異音ごとの対策をご紹介します。
今や生活の一部として自動車が欠かせないという人も多い時代です。一家に一台、もしくは一人一台自動車を持っている家庭も少なくありません。便利な自動車ですが、時として思いもしないところでトラブルが発生することがあります。
特に自動車や機械に詳しくない方はトラブルが発生すると焦ってしまいますよね。そんな時は、今回ご紹介する対策を実行してみてください。
変な音や異音から不調・トラブルを見つける

自動車の不調、異音の主な原因としては大きく分けるとエンジン、排気系、足回り、ドライブトレーンの4つが挙げられます。
エンジンからする異音にはいくつか音の種類がありますが、それらの異音は原因によっても異なります。部品がぶつかって異音が発生する場合や、エンジンのオイルが不足して異音が発生する場合もありますし、ベルトの緩みによって異音が発生することもあります。
排気系の不調からくる異音は、マフラーが関係しています。エンジンをかけてマフラーの音が大きい場合や走行中に音が大きいと感じる場合には、マフラーが破損していたり穴が開いていることが考えられます。その場合、排気ガスが漏れていることから大きな異音が発生することがあります。
足回りとはタイヤやブレーキ、サスペンションなどのことを言いますが、その足回りからくる異音もあります。タイヤの空気圧が減っていたり、縁石などで車体下をこすってしまった時などが挙げられます。足回りは突然壊れるというよりは壊れる前に異音が発生したり振動があったりと何らかのサインがあります。
ドライブトレーンとは、自動車の動力伝達機構のことです。トランスミッション、プロペラシャフト、ギヤなどの全体のことをドライブトレーンと言い、これらに不調があると異音が発生します。速度によって音が変化します。
おかしい音・異音の症状とその原因

自動車からする異音にはいくつか音の種類があります。まずは異音がどのような状況の時にどのような症状で異音を発するかを知り原因を探っていきましょう。
<キュルキュル>
エンジンをかけたアイドリング時や走行中にこの音が聞こえてくる場合は、ベルト系の滑りが悪かったり、緩み、劣化が考えられます。タイミングベルトやファンベルトから異音が発生している可能性があります。
<カリカリ、キンキン、カンカン>
走行中に金属音のようなキンキン、カンカンというような異音がする場合は、冷却水不足によるオーバーヒートの末期症状。オーバーヒートが初期のうちは高温のにカリカリという異音がします。
<ゴロゴロ、ガラガラ>
アクセルを踏んだ時に、重ためのゴロゴロしたりガラガラするような異音が聞こえる場合はエンジンオイルが不足している可能性が高いです。
<ゴーゴー、ゴロゴロ>
走行中に足元の方からゴーゴーという異音やゴロゴロとした異音が聞こえてきた場合は、動力伝達系が原因と考えられます。ギアやベアリングの摩擦や、破損などの可能性があります。
<キーキー>
ブレーキを踏んだ時にキーキーと異音がする場合はブレーキパッドがすり減っている可能性があります。
<バラバラ>
アイドリング中や走行中に普段よりも排気音が大きく異音がする場合は、マフラーの破損や腐食の可能性があります。
変な音・異音の原因がわかった後の対策法は?

<キュルキュル>
タイミングベルトやファンベルトの交換になります。自分で交換するには難易度が高いですし、重要な役割を持っている部分なので整備工場で点検してもらいましょう。
<カリカリ、キンキン、カンカン>
オーバーヒートしたまま走行するとエンジンが焼けて破損するので、一刻も早く車を安全に停車できる場所に移動させJAFや何等かの救助を依頼しましょう。救助が来る前に自動車にある程度詳しい方であれば、冷却水を確認しましょう。
<ゴロゴロ、ガラガラ>
エンジンオイルが不足しているので、走行したままだとエンジンが破損してしまう可能性があります。車を安全な場所に停車させ、救助を依頼します。
<ゴーゴー、ゴロゴロ>
重要な役割があるギアが関係していると、車が止まってしまうこともあるので早い段階で整備工場で点検してもらいます。
<キーキー>
放置しておくと、ブレーキが効かなくなってしまうこともあるので早い段階で整備工場で点検や交換してもらいましょう。
<バラバラ>
マフラーが錆びて破損する場合は非常に音が大きいので、近所迷惑にもなります。マフラーが破損した場合は、マフラーの交換が必要です。整備工場などで点検、交換してもらいましょう。
自動車が不調の時には異音が発生しますが、異音が発生する時にはすでに症状が悪くなっている可能性があります。そのまま放置しておくと自動車が動かなくなってしまったり事故につながることもあります。
異音の種類がわかると、何が原因なのかが予想できるようになります。しかしながら素人の場合はそうもいきませんよね。
そのような方は異音がした場合はどのような状況時に、どのような異音がするのかをチェックして、すぐに整備工場などで点検してもらいましょう。