ドライブ
更新日:2019.05.15 / 掲載日:2019.05.15
ペーパードライバーがクルマの運転練習をする方法

グーネット編集チーム
運転免許証を取得したばかりで、公道を走った経験が少ない方はもちろんのこと、自動車の運転免許証を取得したけれど、未だに坂道発進や駐車操作が苦手な方。そもそも運転する機会がない方など、いわゆる「ペーパードライバー」と呼ばれる方がたくさんいます。では、どうのようにすればクルマに慣れ、苦手意識や恐怖心を克服し、運転が上達するのでしょうか。
ここでは、ペーパードライバーの方々がクルマの運転に慣れ、上達する練習方法について解説いたします。
クルマの運転練習をするにはどんな方法があるのか
自動車教習所を卒業したばかりで運転の経験が少ない方、もしくは運転免許を取得してから運転する機会がなく運転そのものを忘れてしまった人が、いきなり一人で路上に出るのは不安なものです。実践するにも誰かの協力を得るなど、それなりに準備が必要です。ましてやかつて事故に遭遇するなどの怖い思いをして、それが原因で運転から遠ざかっていた方であれば尚更でしょう。
ペーパードライバーの方が再び運転スキルを磨き、独り立ちするには、さまざまな方法が考えられます。
・自分のペースで一人練習を繰り返す
・運転に慣れた家族や友人に助手席に乗ってもらい実地練習する
・ペーパードライバー向けの自動車教習所や専門スクール、出張スクールでプロの方についてもらい練習する
・インターネット素材やテキストを使用し、視覚により上達を図る
まずは練習するためのクルマはもちろんのこと、助手席に乗ってもらえる親しい方がいる、空き地や運転しやすい幹線道路の有無など、人それぞれに合った練習方法を検討しみてはいかがでしょうか。
また、運転は普通にできても縦列駐車や車庫入れが苦手であり、そのためにクルマに乗っての外出は不安だと言う方は、短期で集中して自動車教習所や専門スクール、出張スクールを利用するのも良い方法でしょう。
一人(独学)でクルマの運転練習をするメリット・デメリットとは?
前述のさまざまな練習方法から、条件的に一人(独学)で運転の練習をする場合のメリットとデメリットについて考えてみましょう。
メリットについて
時間に制約がないため自分のペースで、好きな時にいつでも練習できる
すべて自己責任なので緊張感をもって練習に集中できる
人的なコストやテキスト代がかからない
デメリットについて
自分自身のクセに気づきづらく、他人からのアドバイスを受けることができない
目標を定めづらく、上達までに時間がかかってしまう可能性がある
間違った知識で、ドライビングスキルを体得してしまう可能性がある
練習用のクルマを自分で用意する必要がある
クルマの運転練習に適した時間や場所とは

グーネット編集チーム
クルマの運転練習に適した時間帯や練習場所をご紹介します。
クルマの運転スキルを身に付けたり、安心して運転できるようになるためには、精神的な不安や恐怖心を取り除くことが第一です。
焦っても事故のリスクが増えるだけなので、自分の中で焦らずじっくりとマイペースで始められる時間帯や練習場所を見極めて、そこから運転の練習を始めることをおすすめします。
練習場所
恐怖心を増やさないためにも、理想的なのは、空き地や周りに迷惑のかからない駐車場があげられます。駐車操作を練習するには、何か目標物や白線が引かれていると練習しやすいかもしれません。慣れてきて、少し自信が出てきたら、友人や家族を助手席に乗せて公道へ出ると、少し余裕が生まれるでしょう。
練習時間
クルマの運転はTPO(時・場所・状況)に関わらず、さまざまなシーンが想定されるため、運転練習の時間帯をいくつかパターンとして設けることをおすすめします。ただ、慣れないうちはまず、交通量の少ない早朝や深夜帯を狙って、ある程度公道での運転自体に慣れると良いでしょう。
・日中で走行量の多い時間帯
・西日により太陽光がまぶしく、薄暗くなりかけた夕暮れから薄暮の時間帯
・ヘッドライトを点灯させ、視界が狭まる夜間の時間帯
クルマの運転練習をする際のポイント・コツとは
公道で運転の練習をする場合は、単調なルートから始めて、徐々に坂道や複数車線があり車線変更が必要となるルートを走り、最終的に交通量の多い幹線を走るなどすれば、テンパることもなく、上達は早いでしょう。
運転練習中は予め走行するルートをナビゲーションで確認しながら頭でイメージしながら、焦らずにリラックスした運転をすることが重要です。免許取得後1年未満の初心者は、運転練習中でも必ず「初心者マーク(初心運転者標識)」をクルマの前後の見やすい場所に掲示も道路交通法で義務付けられています。
堂々と「初心者」をアピールすることで、かえって運転に余裕が生まれます。また、周りの運転する人も、初心者であることを踏まえて車間を少し広めに取るなど初心者への配慮がしやすくなります。
誰でも初心者=ペーパードライバーの時代はあったのです、憶することなく上達に向け練習に集中しましょう。徐々に運転に慣れて自分のクセに気づき、焦らず意識的に矯正していけば、おのずと運転のスキルも上達していくでしょう。
クルマの運転練習をする際の注意点とは
運転のコツや動作については基本的なメソッドはありますが、周囲を走るクルマの流れに乗り、迷惑をかけない走りというのも大事なポイントです。しかしながら、信号が赤となって先頭で停車したとしても、無理に交通の流れをリードしようと、青信号と同時に急加速をする必要はありません。
運転には「急発進」「急加速」「急停車」「急ハンドル」など「急」の付く動作は基本的に慎むべきポイントです。常に周囲の動きを見ながら、リラックスして適切な車間距離を取って運転ができるように心がけることが、運転の極意でもありコツと言えるでしょう。運転が上達することは、言い換えれば交通の流れに対して目立たない走りができることかもしれません。気負うことなく、周囲の動きを注意深く見て、それに合わせて走ることはとても大切なことです。
また、たとえ運転に慣れたとしても、初心を忘れず慎重さを常に意識することが無事故・無違反に繋がっていきます。ペーパードライバーをいかに脱するかが、問題であり、そのための方法もいくつかご紹介しました。特に運転免許を取得後、ほとんど運転もしないまま、何年も運転から遠ざかっている場合は、運転に対する不安も恐怖心もあって不思議ではありません。
感覚だけ取り戻したい人でしたら家族や友人の力を借りて、運転を再開するのも良いでしょう。苦手意識を克服するなら、自動車教習所や専門のスクールなど、ペーパードライバーを対象としたプロの手を借りて運転の練習を行うことも可能です。まず、ペーパードライバーを卒業しようとする固い決意が第一歩です。
無理をせずマイペースで運転を再開すれば、徐々にできるようになっていきます。是非、運転が上手くなっていつでも行きたい所へ行けるように頑張りましょう。