ドライブ
更新日:2019.12.16 / 掲載日:2019.12.16
バギーを運転するには免許が必要なのか?

グーネット編集チーム
バギーは、全地形対応自動車であり、手軽にオフロードを走行できるとあって、アウトドア好きの方々からアウトドアをより快適に、より楽しませてくれるクルマとして注目を集めています。
私有地向けの印象が強いバギーですが、実は一定の条件を満たしていれば、公道で走行も可能です。車種によっては休暇のレジャーだけでなく、街中でも使用できます。
なお、公道を走行するための条件としては、まず、運転免許の取得が必要です。その運転免許としては、どんな免許が必要なのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。ここではバギーの種類や運転免許の必要性についてご紹介します。
バギーとはどういうもの?どんな種類があるの?
四輪バギーとはATV(All Terrain Vehicleの略)とも呼ばれ、砂利道や砂浜などの様々な地形を進むことができる全地形対応車として知られています。
車両自体はバイクに近く、ハンドルやシートなどのパーツもバイクと同様の構造のため、乗車姿勢や運転方法もかなり似ています。
米国規格協会では、全幅50インチ以下・重量600ポンド以下のサイズでつくられていることや、低圧タイヤを装着していること・跨座式シートと棒形ハンドルで操縦できることが、バギーの定義とされています。
変速操作は、ペダルやハンドレバーで調整できるものもあれば、AT車のように無段変速機が付いているタイプもあり、シフトチェンジが苦手な人でも安心して乗ることができます。
バギーの種類について

グーネット編集チーム
バギーには、大きく分けてスポーツ型とユーティリティ型の2種類があります。
スポーツ型は、モトクロスやラリーレイドなどの競技に使用される車種としてつくられており、国際競技への登録・出場が可能な車種もあります。
一方、ユーティリティ型は、私有地内で使用することを目的につくられており、農林業で荷物を運ぶ手段や、移動手段として使用されている他、レジャー時に用いられることもあります。
最近ではアウトドア向けに、陸地からそのまま海や湖を走行できる水陸両用のバギーも登場しています。
四輪タイプまたは三輪タイプか
また、車種によっては三輪タイプと四輪タイプがあります。
三輪タイプは小回りが利きやすく、もともとはバギーの主流として親しまれていましたが、転倒事故が相次ぎ、安定性のある四輪タイプが多く販売されています。
しかし、四輪タイプで急な坂道を登るときは少し難しく、運転テクニックが必要となるため、乗りはじめのうちは平坦な道の運転からスタートするようにしましょう。
また、バイクなどの二輪運転と似ているとはいえ、バギーは小回りが利きにくい車種です。バイクの感覚でスピードを速めてしまうと、事故を引き起こす危険性がありますので、バギーに乗る際は、まずは速度を落として練習することからはじめ、慣れてきたら速度を徐々にあげるようにしましょう。
バギーを運転するには免許が必要なのか?
バギーはもともと公道を走る目的でつくられたものではなく、限られた敷地内で行う作業のためにつくられたものです。そのため、私有地でバギーに乗るときのみ運転免許は必要ありません。
しかし、公道を走る場合は法律に基づき、四輪・三輪バギーは運転免許とナンバー登録が必要となります。すなわち、公道で乗る際は運転免許が必要となります。
また日本では、バギーを体験操縦できる施設や、競技組織では年齢制限(16歳以上が主だが、12歳以上などもある)を設けている場合があるので、施設でバギーを運転する場合は事前に確認を取るようにしましょう。
バギー公道で運転する場合どんな免許が必要なのか?
日本の道路交通法で、バギーは普通車(ミニカー)扱いとなるため、公道で運転するためには自動車普通免許が必要となります。
これにはAT限定の普通免許も含まれているため、AT免許でも問題ありません。
普通車扱いとなるため、原動機付き自転車免許や普通自動二輪車免許では乗ることができないのでご注意ください。
免許があればどんなバギーでも公道を走れるのか?
バギーを公道で走行させるためには、ナンバープレートの取得が必要となります。そのため、公道を走行できるバギーは、ミニカー登録ができるエンジンの排気量が50cc以下の車種のみが対象となります。
つまり、排気量が大きいバギーや水陸両用タイプのものは、公道では使用できません。
また、モデルによっては約70kg以下という体重制限が設けられている場合もあります。
もし公道で使用することを目的にバギーを購入する場合は、事前に必ず確認を取るようにしましょう。
まとめ
オフロードから公道まで幅広く使用できるバギーは、アウトドア好きなら1度は乗ってみたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
現在も様々なタイプがリリースされており、選び方次第では普段から愛用できる1台として重宝できると思います。
公道を走りたい場合など、自分の希望とする条件に応じて免許をとるのか判断するようにしましょう。