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更新日:2019.12.23 / 掲載日:2019.12.23
車酔いはげっぷで良くなる?乗車前や乗車中の対策をご紹介!

グーネット編集チーム
「車酔いしやすいから、車での長距離移動は難しい」そんな悩みを持つ人は意外に多いでしょう。車酔い対策としては酔い止め薬での対処がまず頭に浮かびますが、実はそれ以外にも車酔いへの乗車前の対策や一度出てしまった症状を緩和するためのポイントがあります。
この記事では、車酔いの原因やげっぷとの関係性、さらに車酔いを和らげる具体的な方法についてご紹介していきます。
車酔いの前兆はげっぷ?車酔いが起こる原因
はじめに、車酔いはなぜ起きるのか、その原因から見ていきましょう。
私たち人間の体には、体にある程度の衝撃が加わって揺れた場合でも、一定のバランスを取ることができるという平衡機能が備わっています。平衡機能は、内耳の前庭部にある三半規管と耳石器によってつかさどっており、この2つの部分で受けた刺激が脳に伝えられているのです。また、目(視覚)で得た情報も、体のバランスを保つ補助的な役割を担っています。
通常、このような仕組みで保たれている平衡機能ですが、車などに乗っているときの大きな揺れや、過剰なストレスを感じた場合などには、三半規管の中のリンパ液も振動します。そのような場合には、視覚から得た情報と内耳で得たバランス情報が乱れてしまうため、車酔い(乗り物酔い)が起こり、その前兆として起きるのがげっぷだといわれているのです。
車酔いしそうなときはげっぷを我慢しない
車酔いが起きる前兆として現れることが多いげっぷは、胃の中に充満していたガスが食道を通って体外へ出るときに起きる現象です。
そのため、胃をスッキリさせる効果があり、車酔いを和らげるのに有効だとされています。
このようなことから、車酔いをしそうな気配があり、げっぷが出そうなときには我慢しないことが大切だといえるでしょう。
実際に、海外では「乗り物酔いしそうなときは、炭酸を飲む(げっぷが出やすくする)のが効果的」ともいわれています。
げっぷだけじゃない!車酔いを和らげる対策法

グーネット編集チーム
車酔いを和らげることや、予防する対策としては、前述したげっぷを我慢しないことのほかにも、以下のような方法が挙げられます。
サングラスをする
サングラスをすれば、目まぐるしく変わっていく車窓の風景が、視覚から入ってくることによる車酔いを和らげられます。
また、強い太陽光によって誘発されやすくなる車酔いにも効果的です。
助手席に座ったり自分で運転をする
車の動きがある程度予測できると車酔いしにくくなるため、助手席に座ることや、可能であれば自分で運転するのもおすすめです。
遠くの景色を眺める
車窓から見える景色ではなく、進行方向に見える遠くの景色を眺めて視点を一定に保つようにすると、車酔いの原因となる平衡機能の乱れが緩和できます。
食べ過ぎ・飲み過ぎを避ける
食べ過ぎ・飲み過ぎは、胃の粘膜を刺激し、嘔吐などを誘発しやすくなるため、車に乗る予定がある場合は特に注意するようにしてください。
とはいえ、車酔いすることが心配で食べ物や飲み物を控えすぎたりすると逆効果になる場合もあります。車に乗る前には消化の良い食べ物を、少量食べておくようにするのがおすすめです。
体調を整えておく
普段車酔いしない人でも、疲労や睡眠不足などによって体が弱っている場合は、車で酔ってしまうこともあるため、車に乗る前までに体調を整えておくことも大切です。
まとめ
少し意外な気もしますが、「車酔いしそうになったら、げっぷを我慢しない」というのは海外ではよく知られている車酔いの対策方法のひとつのようです。また、ご紹介してきたように、それ以外でも「サングラスをかける」、「助手席に座ったり自分で運転をする」といった方法でも、車酔いを和らげることは可能です。
車酔いをしやすい方は、自分に適した対策を取り入れて、楽しいカーライフを満喫しましょう!