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更新日:2020.01.30 / 掲載日:2020.01.30
マニュアル車のクラッチ操作方法・コツを解説!

グーネット編集チーム
マニュアル車特有の部品にクラッチペダルがあります。オートマ車に慣れているとクラッチの操作になかなか慣れず、上手く操作できなかったりエンストしてしまったりすることもあります。
そこで本記事では、マニュアル車のクラッチ操作方法やコツを初心者の方でもわかりやすいように徹底紹介します。
さらにクラッチの役割などもご説明するので、マニュアル車のクラッチ操作に慣れていない方、これからマニュアル車を購入しようと考えていて、クラッチ操作に不安のある方は是非参考にしてみてください。
マニュアル車のクラッチの役割とは?
オートマ車にはブレーキペダルとアクセルペダルの2つしかありませんが、マニュアル車には1番左側に、クラッチを操作するためのペダルが設置されています。しかし、そもそもマニュアル車のクラッチとは、どのような役割があるのかご存知でしょうか?
簡単に言うと、クラッチはエンジンの力を車輪に伝えたり、遮断したりする役割を担っている機器になります。タイヤがエンジンとトランスミッション(変速機)の間に設置されており、発進時や停車時など、ギアチェンジの度に繋げたり遮断したりして使用します。
つまり、オートマ車であればアクセルを踏んだだけで、エンジンの力が車輪に伝わって発進するのに対し、マニュアル車ではアクセルを踏んだだけでは、エンジンの力が車輪に伝わらず、タイヤが回転することはないということです。
マニュアル車は自分で走るスピードに合わせてギアチェンジする必要があるので、クラッチは大きな役割を担っていると言って良いでしょう。
マニュアル車のクラッチ操作方法

グーネット編集チーム
それでは、実際にマニュアル車を運転する際、どのようにクラッチを操作すれば良いのでしょうか?ここでは、特に初心者が躓きやすい発進時のクラッチ操作方法についてご紹介します。
1.ギアがニュートラルになっているかを確認する
2.エンジンをかけたら、左足でクラッチをしっかりと踏み込む
3.右足でアクセルをゆっくり踏みながら、クラッチを踏み込んでいた左足を徐々に離していく
基本の操作は以上の3つのみです。簡単なように思えますが、慣れるまではアクセルとクラッチの踏み込みのバランス調整が難しく、なかなか発進できなかったり急発進してしまったりと、スムーズに発進できないことが多々あるでしょう。
「クラッチを踏むときは勢い良く最後まで」「クラッチから足を離すときはゆっくり」の2つを意識して操作するようにしましょう。また、慣れていなくて走行が不安な場合、教習所で練習できるサービスがあるのでそちらを利用してみるのもおすすめです。
マニュアル車の半クラッチのコツ
基本のクラッチ操作方法について説明しましたが、次に苦戦しがちなのが「半クラッチ」の操作方法だと思います。ここでは、半クラッチとはどの状態なのか、かかとをどこに置いたら良いのかなどをご説明します。なめらかな発進や加速をするために必要な操作なので、習得しておきましょう。
マニュアル車の半クラッチとは、名前の通りクラッチが半分繋がっている状態のことを指します。いきなりエンジンの力を全て車輪に伝えるのではなく、徐々に伝えるときに用いられます。
しかし、どの程度クラッチを踏み込めば半クラッチになるかは、車種によって変わるので一概に言うことはできません。
そのため、ゆっくりとクラッチペダルから足を離していき、クラッチが繋がるタイミングを体感して感覚を掴む必要があります。何度も体感して、慣れていきましょう。
また、半クラッチの際にかかとを上げたままだと足に大きな負担がかかってしまい、その状態を維持するのが難しくなってしまいます。かかとは床につけ、かかとを支点とするような形でつま先を動かすと良いでしょう。
まとめ
「クラッチ操作が難しそうだから」という理由でマニュアル車を敬遠している方もいるでしょう。しかし、操作方法自体は難しいものではありません。確かに操作手順はオートマ車よりも多いですが、落ち着いてゆっくり操作すれば問題なくドライブが楽しめます。
マニュアル車のクラッチ操作を上達させるために最も必要なのは、とにかく運転回数を重ねることです。クラッチが繋がるタイミングや、アクセルとクラッチの踏み込みのバランスなどを体感して覚えていくのがおすすめです。
今回ご紹介した操作方法を参考に、教習所のサービスなどを上手に利用してクラッチ操作をマスターしましょう。